裁判長の作品情報・感想・評価

『裁判長』に投稿された感想・評価

cil

cilの感想・評価

4.0
人間心理の深い部分を刺してくる演出。裁判という行為に対する抵抗ともいうべき感情は、「神聖」と言われるドライヤー映画に表裏となって必ず付き纏ってくる。
8

8の感想・評価

2.0
たしかに処女作とは思えない
キスシーンの水を使った撮り方が面白い 
aym

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サイレントフィルムライブvol.22
84分、ピアノ伴奏:鳥飼りょうさん
菩薩

菩薩の感想・評価

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男性社会の自縄自縛とその中で勝手に運命を弄ばれる女性と言う構造に自覚的にある時点で既に現代を先取っていると言えるのでは。女性の逃亡が幸福へと直結するのに対し男性の逃避は死へと突き進んでいく。贖罪の一…

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やはりサイレントは面白い。
キスシーンを頭上から収めるのがとても良かった。やりたいショットリストに追加しようではありませんか。
赤く上下する松明の強さといったら。ドライヤーは炎の人だ。
マグロ

マグロの感想・評価

3.8

【フラッシュバックによる入れ子構造】

カール・ドライヤーの監督デビュー作。
一族の罪と償いをテーマとしたメロドラマ。

父親のフランツ・ヴィクトルは由緒ある家柄にもかかわらず、平民主人公の娘を妻に…

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o

oの感想・評価

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父親の名前を娘につけてるのいい

古典的とも言える大いなる個人の問題を扱った、感傷的かつ痛ましくもあり強度にセンチメンタルな話である


いくつかの家具を研究するのにかなりの時間をかけた。登場人物…

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100年以上前に作られたドライヤー監督のデビュー作(当時30歳)。脚本、美術も監督自身が手掛けている。

裁判長になった男が、生き別れた実の娘に死罪を宣告しなければならなくなり葛藤する物語。社会的責…

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裁判官の良心。
カール・Th・ドライヤー。
ドライヤーの長編第一作にして、静かに染み入る様な余韻を残す名編である。

ドライヤーはその撮影スタイルに捉え処の無い、興味深い監督である。
彼のフィルモグ…

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このレビューはネタバレを含みます

法に厳格なあまり、自滅する男の話。最後の自殺シーンは詩的。溝口『山椒大夫』の入水自殺のシーンに匹敵するのでは!? 松明を持った群衆のシーンは、アンゲロプロス『ユリシーズの瞳』の元ネタか??

な…

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