男性社会の自縄自縛とその中で勝手に運命を弄ばれる女性と言う構造に自覚的にある時点で既に現代を先取っていると言えるのでは。女性の逃亡が幸福へと直結するのに対し男性の逃避は死へと突き進んでいく。贖罪の一…
>>続きを読む【フラッシュバックによる入れ子構造】
カール・ドライヤーの監督デビュー作。
一族の罪と償いをテーマとしたメロドラマ。
父親のフランツ・ヴィクトルは由緒ある家柄にもかかわらず、平民主人公の娘を妻に…
父親の名前を娘につけてるのいい
古典的とも言える大いなる個人の問題を扱った、感傷的かつ痛ましくもあり強度にセンチメンタルな話である
いくつかの家具を研究するのにかなりの時間をかけた。登場人物…
100年以上前に作られたドライヤー監督のデビュー作(当時30歳)。脚本、美術も監督自身が手掛けている。
裁判長になった男が、生き別れた実の娘に死罪を宣告しなければならなくなり葛藤する物語。社会的責…
裁判官の良心。
カール・Th・ドライヤー。
ドライヤーの長編第一作にして、静かに染み入る様な余韻を残す名編である。
ドライヤーはその撮影スタイルに捉え処の無い、興味深い監督である。
彼のフィルモグ…
このレビューはネタバレを含みます
法に厳格なあまり、自滅する男の話。最後の自殺シーンは詩的。溝口『山椒大夫』の入水自殺のシーンに匹敵するのでは!? 松明を持った群衆のシーンは、アンゲロプロス『ユリシーズの瞳』の元ネタか??
な…