スキーの観光客からの盗品を売り捌いて生活費を稼ぐ弟と、退職を繰り返して自堕落な毎日を送る姉との日常を描いた物語。

いくら貧しいとはいえ、子供が盗みを繰り返す光景にはやり切れない気持ちになる。そんなどん底の生活の中で力を合わせ生きていこうとする2人の姉弟。仲良くふざけ合ったり、お互いを思いやる様子を見てると2人の家族愛をしみじみと感じられる。

途中で明かされるまさかの事実にはビックリ。事実を知った後では、2人への見方が大分変わってくる。淡々とした静かな映画だが、人物の心情の移ろいを丁寧に描写していて、切なさがじわじわと沁みてくる。

【第85回アカデミー賞　外国語映画賞ショートリスト選出】
スイスのウルスラ・メイヤー監督作品。ベルリン映画祭コンペに出品され特別賞を受賞、アカデミー外国語映画賞スイス代表として出品されショートリストまで残った。

なかなかよかった。どん底の生活をおくる姉弟を描く、と思いきや？という展開はちょっとビックリした。官能ドラマみたいな邦題がつけられているが、ちょっと雰囲気が違う。

レア・セドゥはいつも通り素晴らしいが、弟を演じたケイシー・モッテ・クラインが彼女に引けを取らない見事な演技をみせている。

社会の底辺で生きる二人をリアリティたっぷりに描いた作品で、生活能力のないルイーズとなんとか日銭をかせぐシモンの日常が綴られる。

演者が素晴らしいのはもちろんだが、リアリティのある演出と淀みないストーリーテリングもいい。底辺でも生きていかなければならない二人の物語を切実に語っていく。

ウルスラ・メイヤー監督の確かな手腕が窺える秀作だ。スイス映画というのは珍しい気がするし、実際日本ではDVDスルーになってしまっている。しかしなかなかの良作であり、二人の演技合戦が楽しめる作品として観る価値あり。

• #第85回アカデミー賞
• #第62回ベルリン国際映画祭

僕は12歳のシモン
姉と二人暮らし
姉は仕事を転々、男も転々、、
だから僕は山の上にあるスキー場で盗みを繰り返し生活を支えてるんだ

いや。も。切なくて頭痛い
アノ場面が忘れらんない
私が代わりにぎゅーっと抱きしめてあげたい。レアセドゥの代わりでゴメンねシモン

で。マダムな奥様役がドラマ「ハンニバル」でマッツと親しい役柄のジリアンアンダーソン←個人的にはココお得感

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