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二人のブルディ
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『二人のブルディ』に投稿された感想・評価

3.3
画面連鎖が不鮮明で、意図的かもしれんが人物の距離が把握しにくい。イメージの連鎖だけでは物語を語ることはできない。ほぼガンスのフラッシュバックみたいな癲癇モンタージュでも一応主題があり、その図式的には「個人<権力/ブルジョワ<群衆<武器」。
ピエロというのは、どうも象徴的意味を含みすぎるキャラクターなので今回も軍に息子を拉致され、あわや殺されかける主人公は暗喩の域を超えた二重の意味で道化を演じている。
3.0
‪「二人のブルディ」‬

‪冒頭、反革命の白軍との間で激しい内戦が続く革命ロシア。とある街のサーカス、道化師、引退、息子のデビュー、演目、占拠、アジト、襲撃、脱出、助命。今、囚われの身の息子と釈放を願う父のサーカスの芸が披露される…

本作レフ・クレショフの主観ショットが印象を残し、後の映画に影響与えた技法が随所に散りばめられた戦乱を舞台にした道化師たちの人間ドラマで、

この度初見したが65分と言う尺に収めた秀作だ。冒頭からロシアの内戦の資料映像らしきものが映され、そこには恐ろしい爆破の映像が連続的に流される。

所変わって映像は映画に変わり、娯楽に満ち始めていく。大きな芝生に座り仲間と楽しげに会話をする兵士たち、望遠鏡で空を眺め飛行機に向かって大砲を向ける。望遠鏡から家作りされる場面のトランポリンや綱をよじ登るシーンや銃撃戦、空中ブランコ、クローズアップが面白い。

中々アクションに満ちた映画だ。さて、物語は反革命の白軍との間で激しい内戦が続く革命ロシアの街のサーカスで大人気の道化師が引退して、

息子をデビューさせようとしていたが、占拠された街に革命運動に身を投じている息子が父を振り切って革命派のアジトに向かい白軍の襲撃を受け捕われてしまう。

一方、息子が戻ってこないままサーカスは始まり、次々と芸が披露されていく。

そして遂に息子のデビューの時間となるが…と単純に話すとこんな感じ。1929年の作品で、30年に入るとフランス映画の黄金期が始まりサイレント映画からトーキー映画に主流が移行される年代になる。

その最後の時代といっても過言ではないこの成熟された僅か60分程度の作品は非常に滑稽で面白い。正直なところ、様々な有名な監督の作品から徐々に見てきた個人としては、

サイレント映画だったら1910年代から傑作とされる作品を世に送り出していたグリフィスの作風などをよく鑑賞していて、クレショフの様なモンタージュ派と呼ばれる監督の映画を全く手に取っていなかった自分を恥じている。

もちろん今言った様なモンタージュ派と言えば有名なのはエイゼンシュテインの「戦艦ポチョムキン」で(既に高校時代に鑑賞)学校などで授業の一環として見ている方もいるんじゃないか…それほどこの作品は有名だった。

このようなエイゼンシュテインの人気の影に隠れてしまっていて今の今まで全く見て来れなかったが、そもそもモンタージュはフランス語で、後にロシアに入ってきた言葉で、映画業界で使われ始めたのは旧ソビエト時代からだ。

グリフィスが映画言語を作り出したのならそれを遥かに超えるその先の探求をこの世に出したのはクレショフと言っても過言ではないと感じる。‬ ‪まだ未見の方はお勧めする。

色々と勉強になる…‬
4.5
ロシア革命で赤軍と白軍が争っているなか、ピエロの親父が引退するので、息子に二代目を任せると。引退公演は2人のブルディでやろうとなるが、、、赤軍に肩入れする息子が白軍に捕らえれて、、、コメディ。

驚いたことに各ショットがベクトルを持っている。冒頭、かなり迫力がある爆風が左から右に吹く。次に右から左に吹く。ショットを衝突させて、ドンと正面から自分に吹く爆風を誘導する。左へのベクトルと右へのベクトルをぶつけることで、奥から手前へ向かってくるベクトルの方向性と量をいっぺんに強化している感じである。

これは危ないね〜。いかにも国語の時間に習った感じの「弁証法的」モンタージュである。こんな調子でイデオロギーの流布に本気になられたら、ころっとね、扇動されちゃうんだろうね。カメラに距離取れないとね。

動物の調教や小人と巨人の新体操?みたいのとか、何より頭頂部がぱかっと上がって禿げるギミックを搭載したピエロの異様に生々しい存在感。溝口健二の歌舞伎ばり。いちいち凄えなと感心して、笑いを忘れるコメディ。


DVD。なかなか優秀なリマスター。

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