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抵抗の詩
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『抵抗の詩』に投稿された感想・評価

ROY

ROYの感想・評価

4.4
シャボン玉のように消えた、あるユーゴの子供たち…

戦火の四季にほころぶおさない笑顔を、汚れなき花々を、その靴音が荒々しく踏みにじった!

花と音楽の国ユーゴスラビア。いまなおユーゴ国民に涙で語りつがれる「クラグイェヴァツの悲劇」を平和への祈りをこめて日本の若いあなたへ贈ります。

■INTRODUCTION
1941年、第二次大戦最中のユーゴスラビア。ドイツ軍占領下の町では十数名の子供たちが靴みがき等をして生活している。だが、パルチザンの抵抗によって苦戦を強いられるドイツ軍は、ユーゴ人であるという理由だけで幼い彼らにまで銃を向ける……。

■ABOUT
ユーゴの静かな町にナチスが侵攻し、町民たちに様々な圧力をかけ始めた。大人たちの騒ぎをよそに、子供たちはそれぞれに生活の知恵を働かせる日々が続く。だがある日、ナチス兵がパルチザンに襲われ十数人が死亡。ナチスは復讐のため町民たちへの大虐殺を開始した。しかも、その虐殺は子供すら容赦しないものだった。

これは実際に起こった大虐殺の事件の映画化。監督のトーリ・ヤンコヴィッチは詩的な美しい映像で、無垢な子供たちの姿を生き生きと捉え、その命を奪う戦争への怒りを表現している。

■NOTE I
1969年のユーゴスラビア映画『抵抗の詩』のポスター・アートワーク(注1)は、そのタイトルも含め、解釈の余地をあまり残していない。この映画は、虐殺に服従させられた人々の記憶に捧げられた映画であり、それゆえ、見るのが非常に困難である。特に、物語が子供の視点から語られているために。

物語の舞台は、ドイツ軍がセルビアを占領していた1941年。街では男たちが強制労働に駆り出され、子供たちは学校から追い出され、自分や家族のために食べ物を求めて街をさまよい、男たちは不在で飢えている。このような混乱にもかかわらず、クラグイェヴァツの市民は、可能な限り平常心を保ちながら、自分たちの存在を維持しようと必死である。結婚式やその他のお祝いはまだ行われており、子供たちはまだ遊びまわっている。

ピリャク率いる地元の少年たちは、占領下での金儲けの手段として、地元住民の靴磨きを行っていた。しかし、ドイツ兵が彼らのサービスを利用しようとしたとき、少年たちの中には自分たちの街の占領に反対する姿勢をとり、兵士たちへのサービスを拒否する者もいた。しかし、ある少年たちにとっては、空っぽのお腹が決定的な役割を果たす。

ドイツ軍と戦うパルチザン(ゲリラ)集団があり、ある行動はドイツ軍将校に見せしめが必要であると確信させる。クラグイェヴァツの男たちと少年たちである。

「セルビア人だからという理由で殺すということですか?それともドイツ人じゃないから?」

この映画は製作された年が古いにもかかわらず、古さを感じさせず、『縞模様のパジャマの少年』(2008)など、第二次世界大戦を舞台にした物語を持つ最近の映画と肩を並べている。当然ながら、セットや小道具は欧米の映画ほど馴染みがないだろうが、それがこの映画の魅力と全体的な映画体験に拍車をかけているのである。子役は初々しい役者が多いようだが、無理な演技は見受けられなかった。むしろ、演出の力量というか、天賦の才能というか、そういうものが十分に感じられる。

暴力的な描写はほとんどなく、画面外だが、それがかえって不安を煽り、観る者の心に潜在的な影響を与える。撮影監督は、高い位置から低い位置まで、さまざまなアングルを駆使し、子供たちの目を通して事件を観察している。トラッキングショットが頻繁に使用され、クローズアップショット、特に映画のラストシーンのショットは、誰も無関心ではいられないだろう。ラストシーンでは、思わず涙がこぼれてしまうほど、効果的な演出がなされている。

ピリャクは靴磨き少年団のリーダーであるが、物語は彼を主役としたものではない。したがって、エレム・クリモフの名作『炎628』のような人物研究ではない。しかし、全体として青春の要素は健在であり、ラストシーンはその効果を誰にでも納得させるだろう。

『抵抗の詩』は、インパクトがあり、辛辣で、よくできた映画であり、心からお勧めできる作品である。この映画を見て、決して繰り返してはならない行為やイデオロギーがあることを、今一度思い起こしていただきたい。

『The Sky Kid』https://theskykid.com/a-bloody-tale-1969/

(注1)
◯ポスター1〈https://twitter.com/zb1708/status/1451226288543477765?s=21〉
◯DVDジャケ〈https://twitter.com/zkardula/status/921794323104124928?s=21〉

■NOTES
・日本では、1970年に開催された大阪万博の関連行事「第1回日本国際映画祭」での上映が最初だったという。

・1833年には、サヴァ川およびドナウ川以南で最初のセルビア語学校であるクラグイェヴァツ第一ギムナジウムが設立された。しかし第二次世界大戦における惨劇により、この学校は悲劇の象徴として知られるようになってしまった。セルビア全土への見せしめを目的として、1941年10月21日、ナチスドイツは7000人の市民をその日のうちに殺害した。その中には300人の児童と18人の教師も含まれており、うち15人は8歳から15歳の子供であった。シュマリツェの記念公園にはこれらの生徒と教師の慰霊碑が建てられている。(シュマディヤ郡-Wikipediaより)

■COMMENTS
子供たちが追いかけっこしてる先で、大爆発が起こるシーンが印象的だった。彼らがほふく前進しているその間を縫って兵士たちが走っていく。溝に逃げ込んだ子供たちの横まで銃弾が飛んでくる。容赦ない。

敵の靴を磨かない。ピリャクたちができる唯一の抵抗。敵兵士を見上げるシーンで泣きそうになった。感動から来るものではないではない何か。
qwerty6

qwerty6の感想・評価

3.7
Kragujevac, 1941.10.19-21

『抵抗の詩』に似ている作品

ローマで夜だった

製作国:

上映時間:

135分
3.8

あらすじ

修道尼に変装し闇商売をしているエスペリア。ある日、ペンバートン、チャールス、イヴァンら連合国側の脱走捕虜に出会い、窮状を見かねて屋根裏部屋にかくまう。やがてナチがローマを占領。エスペリアと…

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