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無防備都市
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目次

『無防備都市』に投稿された感想・評価

3.8
🔸Film Diary————————————————-
▪️本年鑑賞数 :2021-554 再鑑賞
▪️#死ぬまでに観たい映画1001本 470/1001

🖋少年たちに戦後の希望が委ねられて行くことを予見させるエンディングは秀逸ですね。連合軍に降伏したイタリアに進駐しているドイツ軍、かつての同盟国であってもドイツ軍は非情。そのドイツ軍に地下活動でレジスタンスを行ったイタリアの解放組織があったことを本作で初めて知りました。そんな戦争の終わりとこれからの戦後の未来を宣言した画期的な作品だと言われています。

🖋この時代、映画人も生命を賭けた抵抗運動に参加しました。その一人が監督のロベルト・ロッセリーニです。自ら経験した経験を鋭いリアリズムで描き出したのが本作です。戦火でスタジオは使えず、資材も不足、なのでドキュメンタリー・タッチで製作された作品は却って生々しさが伝わってきます。そしてネオレアリズモと呼ばれるイタリア映画の全盛期ともいえる一時代の幕開けの作品となりました。脚本にはフェリーニも参加しています。

😨物語は。。。(参考:dTVより)
第二次大戦末期のローマ。資金調達にやってきたレジスタンスの指導者マンフレディ(マルチェロ・パリエーロ)は、ドイツ・ゲシュタポに追われ、同志フランチェスコの家に逃げ込む。警戒が厳しく、身動きの取れないマンフレディは、神父ドン・ピエトロ(アルド・ファブリッツイ)に仲間との連絡を依頼する。やがて、フランチェスコと恋人ピーナ(アンナ・マニャーニ)の結婚式を迎えるが、その当日、ナチの襲撃を受けてマンフレディは逃亡。だが、フランチェスコたちは捕えられ、それを追ったピーナは路上で射殺されてしまう……。

🔸Database————————————————-
🎥邦題 :『無防備都市』
原題(英題):『Roma, Citta, Aperta』
🎥製作国 :イタリア
🎥初公開 :1945
日本公開 :1950/11/07
🎥上映時間 :110分
🎥受賞 :第1回カンヌ国際映画祭 パルムドール
🎥監督(製作):ロベルト・ロッセリーニ
脚本 :セルジオ・アミデイ、フェデリコ・フェリーニ、チェレステ・ナガルヴィッレ、ロベルト・ロッセリーニ
原作 :※※※
撮影 :ウバルド・アラータ
音楽 :レンツォ・ロッセリーニ
出演(声優):アルド・ファブリッツィ、アンナ・マニャーニ

🔸Overview (映画. comより)———————
ローマ解放直後の極めて困難な状況で六カ月にわたって製作されたが公開されるや一躍映画史上の最大傑作と激賞され、イタリアン・ネオレアリズムの濫觴となった記念碑的作品。監督ロベルト・ロッセリーニの名は世界的となった。脚本にフェデリコ・フェリーニが参加、原案はセルジオ・アミディ、音楽はレンツォ・ロッセリーニ、撮影ウバルド・アラータ。
本日5月8日は戦後のイタリア映画に"ネオレアリズモ"を打ち立てた巨匠ロベルト・ロッセリーニの生誕111周年に当たります。

その原点であり、強烈なまでにリアルな描写と現状を映し出した金字塔「無防備都市」は未来永劫。
ロッセリーニの魂が込められた本作は映画史においても、決して朽ちることはありません。

戦後間もない頃の劣悪な環境下で本作を撮影し、かつての同盟国ドイツに占領されるイタリア・ローマの現状を生々しく描破した映画人たち。

抵抗の精神性と自由を渇望する姿勢。
抵抗組織の人間をはじめ、司祭、女たち、そして子供たち。
己の正義を貫き、命を全うする人々の息吹はフィクションの枠を越え、時代を越えて我々の心を揺さぶり続けるのです。
TS
3.4
【イタリア・ネオレアリズモの代表作】
ーーーーーーーーーーーーーー
監督:ロベルト・ロッセリーニ
製作国:イタリア
ジャンル:戦争
収録時間:106分
興行収入:約100万$
ーーーーーーーーーーーーーー
記念すべき第一回カンヌ国際映画祭におけるパルム・ドール作品。とは言っても当時は一年にパルム・ドール作品は何点かあったようですが。現実を描くイタリアネオレアリズモの代表作。1945年の映画ということで、第二次世界大戦中に製作されたものであります。題材も、降伏したイタリアにドイツ兵が進軍してくるというもので、当時の情勢を鑑みても非常に緊迫感があります。当時は批判的に受け止められたらしいですが、それもそのはず。忌々しい負の歴史を題材としたものを、現在進行で上映されてはたまったものではありません。しかし、その当時において敢えて真実に近いフィクションを見せることに意味があったのではないかと思われます。

第二次世界大戦末期、イタリアは連合国に無条件降伏をする。それに対してローマに侵入するドイツ。ドイツのゲシュタポに対抗するためパルチザン指導者のマンフレーディは立ち上がるのだが。

「無防備都市」とは無条件降伏宣言をすることにより、軍事を置かずに解放された都市のことです。
映画を見るといつも思います。本当に勉強になると。毎度映画を見た後、簡単にその映画について調べるようにしてます。一つはしっかりと納得をしたいため。もう一つは本記事において間違えてることを書かないためです。この間違えてることというのは普遍的な事実に関してです。なので、面白くないとかの主観的なものはまた別であります。そして、今作も見終わってから簡単に調べさせてもらいましたが、やはり勉強になります。それは非常に有難いことです。

特に今回においては、枢軸国同士であるイタリアにドイツ兵が進軍してくるというのを初めて知りました。無知すぎて恥ずかしい限りですが、これは中々衝撃でした。しかも、1944年に撮影されているのでまだ戦時中であります。従って、ストーリー自体はフィクションであれど、その生々しい状況は本物と言えるでしょう。

マンフレーディへの拷問や神父の最後も生々しいし、パッケージにもなっている女性ピーナが車を追うシーンなどは印象的です。非常に絶望的であり、何も救われない暗い映画ですがそれは当時の状況に擬えているものでしょう。

このような、当時の惨事をその当時に描く映画は現在ではご法度のような気もします(例えば、現段階においてISに関わる映画を作るのは非常に危険でありタブーであるということなど)が、そこがネオレアリズモの特徴といいますか、何の躊躇いもなく今作は当時の状況を描いてます。これには深い感銘を受けました。『自転車泥棒』もネオレアリズモの代表作ということなので、また見てみたいと思います。

ただし、終始淡々としてるので見る人を選ぶ気もします。クラシック映画や第二次世界大戦に関わる映画が好みでないと、少し退屈かもしれません。それでも、終盤は退屈なんていってられないほど、凄惨なシーンが続きますが。。

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