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僕の村は戦場だった
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『僕の村は戦場だった』に投稿された感想・評価

中古で円盤発見し購入。

30年ぶり位に再鑑賞。

『惑星ソラリス』のタルコフスキー監督の二作目にして初の長編作。


戦争によって家族を失ったドイツに対し 業火の如き憎しみに身を焦がす程の復讐に燃え、自らを少年諜報員として熾烈な戦場に身をく主人公の少年イワンの過酷な現実と、時折挟む 戦争前の幸福で平和だった家族との日々を詩情豊かに描いた美しい回想シーンとの対比。

戦闘シーンは殆んど無く、戦火の合間の語らいや静寂を丁寧に描写。

それを対として 二度と戻る事の無い幸せだった過去を強調する演出に、戦争の悲惨さと悲劇、人々が争うことの虚しさが浮かびあがってくる様に感じる 静と動を強調する作風。


…ラスト、イワンの睨み付ける写真が印象的である反面、少女と浜辺を走る姿は、脳ミソユルユルな自分ではなんとも筆舌しがたい気持ちになった~…(-.-)
4.1
【水滴の音】

タルコフスキーの水の表現で、この作品の中で印象的なのが、水滴の落ちる音だった。

何を意味してるのだろうか。

この作品では、積極的に戦争に参加し、大人の役に立とうとする少年イワンの姿が中心に描かれる。

最も大きな理由は、母親と姉がナチスドイツに殺害され、父親は戦争で命を落としているからだ。

独ソ戦は、絶滅戦争とも呼ばれ、特にソ連側の被害は甚大だった。

病死も含めた戦死者は約1500万人、民間人も含めると2000万から3000万のソ連側の人が命を落としたと言われている。
ドイツ側の民間人を含めた死者は600万人から1000万人。
これは、それまでの人類史上最多の死者数であるばかりか、これ以上の死者は今後も出ることはないだろうと考えられている。

また、このうちドイツが捕らえたソ連兵捕虜500万人は全て命を落としているというから、如何に残虐な行為が行われていたか想像に難くない。

最後にイワンの写真が貼り付けられた記録が見つかるが、少年捕虜に対しても処刑行為があったということだろう。

最近、フランスが過去にルワンダでジェノサイドを行ったことを認めたが、これは明らかにドイツによるロシア民族に対するジェノサイド行為だった。

水滴は、人々の命の音だったのではないのか。

儚く弾け散る水滴の音だ。

或いは、イワンの命のカウンドダウンだったのだろうか。
如何なる理由があるにせよ、若者が死に急ぐ理由などないのだと示唆しているようにも感じる。

いずれにしても、筆舌に尽くし難い。
自分以外の家族をナチスに殺された少年イワンの復讐物語。ただ強烈なショットで残酷さを伝えるって感じではなくて、音、光と闇のコントラスト、鏡、水面、表情とかのタルコフスキーらしいショットの細部で魅せる感じ。これが長編処女作らしいから恐ろしい。

ストーリー展開も、言わずもがな完璧なシークエンスも、どれをとっても一級品。予想以上にストレートな反戦映画で最後面食らった。

またみよう。

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