ローマで夜だったの作品情報・感想・評価

「ローマで夜だった」に投稿された感想・評価

BON

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3.0
監督は成熟期のロッセリーニ、脚本はセルジオ・アミディ、ディエゴ・ファッブリ、ブルネッロ・ロンディ4人の共同脚本。
日本では(世界でも)日影に隠れている作品だが、カルロヴィ・ヴァリ映画祭審査員特別賞作品らしい。渋谷フィルムコレクションでVHSをレンタルして何とか観れた。

1943年の第二次大戦下のローマを舞台に、修道尼に変装して闇商売をしている娘がナチス収容所から脱走してきた連合国側の英・米・ソ3人の捕虜を屋根裏部屋に匿うという人間ドラマ。裏切りや密告者がいる中で人間の温かみが光る作品。

娘のエスペリアを演じるジョヴァンナ・ラッリが美しく、暗く辛いストーリーの唯一の華だった。人が段々減っていき、ラストでタイトルの意味が分かると人間の強さと悲しみに暮れそうになる。各々の言語が飛び交うのはこの映画の特徴として面白かった。