2010年正月。花園の準決勝。大阪朝高ラグビー部は、創部以来、初めて全国 大会準決勝の舞台に立った。彼らの闘志や熱い応援に胸を震わせ、韓国出身の 私はドキュメンタリー映画をつくろうと決心する。 悲願の日本一を目指し、主将の戦線離脱などを乗り越えていく選手たち。 どこにでもいそうな高校生かと思えば、民族教育の中で自らのルーツを真剣に 探す彼ら。その素顔に接しながら、私は彼らが朝鮮半島と日本の架け橋になっ ていくことを確信する。 高校無償化からの除外。補助金の凍結。朝鮮学校を取り巻く日本社会の現実 を背負いながらも、彼らはふたたび花園の舞台で頂点を目指し駆け上がってい く。 韓国から来た私と、ラグビーに青春をかける在日朝鮮人の高校生たち。 どこに転がるのか分からない、ラグビーボールのようにドラマチックな日々の 記録。 タイトル『60万回のトライ』には、日本で生きる在日朝鮮人およそ60万人 の夢と願い、そして挑戦の意味が込められている。
脳性まひ者による急進的な障害者運動団体「全国青い芝の会」。障害者だからといって自ら片隅でこっそりと生きていくことは、障害者差別を容認することになると考える彼らが、自らの姿を積極的に人前にさ…
>>続きを読む衆議院議員・小川淳也(当選5期)、49歳。 2003年10月10日、衆議院解散の日。当時32歳、民主党から初出馬する小川に初めてカメラを向けた。「国民のためという思いなら誰にも負けない自…
>>続きを読む朝鮮高校にサッカーの試合を申し込みに行った松山康介は、在日朝鮮人のキョンジャに恋をする。戸惑いながらも、彼女に近づくためにギターや朝鮮語を必死で勉強する康介だったが…!?
2022年7月15日に創立百周年を迎える日本共産党。経済最優先の新自由主義をおし進める自由民主党が長く政権を担う日本において、左派政党として独自の立ち位置を貫いてきた。 コロナ禍が続く20…
>>続きを読む2005年秋。東京で気ままに切手コイン商を営む「山さん」こと山内和彦(40歳)は、ひょんなことから自民党公認で市議会議員の補欠選挙に出馬することに。政治家の秘書経験もない山さんは、いわば政…
>>続きを読む(c)コマプレス