奇跡は、あるアメリカの若者が、オークションで手に入れた写真をブログにアップしたことから始まった。2007年、ジョン・マルーフというシカゴ在住の青年が、オークションで大量の古い写真のネガを手に入れた。その一部をブログにアップしたところ、思わぬ反響があった。熱狂的な賛辞が次から次へと寄せられたのだ。ところが、その撮影者の名前をネットで検索しても一件もヒットしない。ヴィヴィアン・マイヤー。確かに、聞いたことのない名だ。謎は深まる。月日は流れ、その2年後の2009年に、彼女の名前を再ひ検索したところ、今度は奇跡的にヒットした。だが、それは、彼女が数日前に亡くなったという死亡記事だったのだ。ついに彼は彼女の所在を突き止め、彼女を知る人物とのコンタクトに成功するが、意外な事実を知ることになる。彼女の職業は、写真家ではなくナニー(乳母)。15万枚以上の作品を残しながらも、生前1枚も公表することがなかったという。ナニーをしていた女性がなぜこれほど優れた写真が撮れたのか?なぜ誰にも作品を見せなかったのか?謎はさらに深まっていく―。謎の女性写真家の発見に至るまでを描いた奇跡のアート・ドキュメンタリー!
2013年10月1日、BANKSYがニューヨークで展示をスタートさせた。告知もなく突然始まったその展示は、毎日1点ニューヨーク各地の路上に作品を残し、場所を明かさず公式サイトに投稿。人々は…
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