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ダムネーション
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目次

ダムネーションの作品紹介

ダムネーションのあらすじ

アメリカ全土につくられた何万基ものダム。それらの多くは、川を変貌させ、魚を絶滅させ、それにもかかわらず期待される発電・灌漑・洪水防止のいずれにおいても低い価値しか提供していない。むしろダムの維持には高い経済的負荷がかかっている。そんな負の面ばかりのダムを「撤去」する選択が、アメリカでは現実になってきた。だが、「ダム撤去」が当たり前に語られるようになるまでには、「クレイジー」と言われながらも川の自由を求めつづけてきた人びとの挑戦があった。彼らのエネルギーにより「爆破」が起こるドキュメンタリー。 地球の血管にも例えられる川。ダムが川に及ぼす影響は、私たち生き物すべてに影響する。ダムが撤去された時、川は解放され、みずから元の姿に回復していく。本作品が映し出す川の生命力と美 しさは、人間も自然の一部なのだということを改めて気づかせてくれる。そして、技術により自然を征服してきた過去と決別し、新しい未来をつくりだす希望の光を見せてくれる。製作責任者はパタゴニア創業者のイヴォン・シュイナード。共同プロデューサーは生態学者で水中写真家のマット・シュテッカー。

ダムネーションの監督

ベン・ナイト

トラヴィス・ラメル

原題
DAMNATION
製作年
2014年
製作国
アメリカ
上映時間
87分

『ダムネーション』に投稿された感想・評価

BFMM2015にて。
見たいと思ってたので、うれしかったー!

地球には あらゆる生命体が共存しているのに、人間という種族のためだけに行われるあれこれ。なんと滑稽なことか。
いつの時代も、ひたむきに 懸命に 生を全うすることがどれほど尊いか、サーモンに教えてもらった…(/ _ ; )

ダムについて、自然の素晴らしさをどうやって残して戻していくかについて、考える機会になった。
3.5
現在、一人卒業旅行で南西諸島を巡っています。映画を上映する劇場としては国内最南端にあたる小劇場が石垣島にあると知り、せっかくなので訪問・鑑賞してみました。

「ゆいロードシアター」というスクリーン1つのシンプルな劇場です。映画の上映だけでなく舞台としても使われるようです(純粋な映画館という意味では国内最南は宮古島のパニパニシネマになりそう)。雰囲気は在りし日の立誠シネマとみなみ会館を足して2で割ったような感じ。舞台としても使われるため少々スクリーンまでの距離がありますが、立派な劇場でした。

本作は、アメリカに濫立するダムの存在意義を再確認しようというドキュメンタリー。(2月から『ソニータ』が上映されるということで、ひょっとしたらこの劇場はドキュメンタリーのチョイスに凝っているのかも)
一言でまとめれば「必要なダムと必要ないダムをしっかり見極めて、正しい選択・処理をしていこうね」となるのだがなかなかそう簡単にはいかないのが人間。

発見だったのは自然の回復速度で、ダム撤去から数年早ければ1年で元の姿を取り戻そうとする。劇中の言葉を借りて「信頼に足る」と思うと同時に、自然の驚異と脅威の裏付けでもあるなぁと改めて思った。

僕のバイク旅においてしばしばダムは目的地になってきた。ダムは自然に挑んだ人間の技術と誇りの結晶であり、人工物にそれほど関心がない自分としては例外的に心惹かれる建造物であった。ただ昨年の豪雨などを見てもダムが存在価値を発揮できていないことも多いのかもしれない。日本ではあまりダム撤去を目指す運動は聞かないけどきっと無意味なダムも多いのだろう。(八ッ場ダムとかあったか…)

ドキュメンタリーとしてはギリギリ中立的、もともと関心のあるテーマということで興味深く見られた。最後に、石垣島の小劇場でこの映画を上映している理由について考えてみたい。まっ平らな宮古島などと比べて、石垣島はだいぶ山がちな地形である。パッと地図を眺めてもそこそこ大きいダムが多数目に留まる。島唯一の劇場で上映するには独特なセンスだなぁと思ってたけど、予想以上に島民にとって身近なテーマだったのかも。明日はダムに注意を払って島巡りしよう。
 アメリカにおいて20世紀の大半の時期で行われてきたダム建設。水力発電、灌漑、洪水対策かつ公共事業として雇用を生み出してきた。そのダムのメッキが剥がれ始めているというドキュメンタリー。かと思いきや、いなくなった鮭を取り戻せ!という展開が半分で、ある程度ダム問題について予習してきた身としては、少し肩すかしを食らってしまった。
 ダム開発の歴史から始まり、各方面へのインタビューを通して、一つ一つの川とダムを取り上げていく。その流れは合間合間にわかりやすいアニメやCGが挟まれることもあって、びっくりするくらいテンポがよくて面白い。たぶん、ダムのない川を意識している。流れるような映像で体現している。
 ダム反対派の人が撮っているとはいえ、インタビューは一応中立姿勢。ただ、賛成派の人から明らかに煙たがれて取材断られたりしているので、多少偏っているのは仕方がない。その分、反対派ではバリエーションに富んだ人たちが話してくれるのだが、そこで面白く感じるのは反対派も決して一枚岩ではないということ。というのはたとえ「ダムはいらない」で一致していたとしても、ダムの無くなった川をどう利用するかが、それぞれ違ってくるんですよ。
 この映画で中心を占めるのが「川に鮭を取り戻す!」って大義なんですけど、この鮭の扱いに関しても「天然の鮭とるぞ!養殖はあかん」「天然の鮭もとるし、補助金で養殖もやるぞ!」「人が魚をとるなんてもってのほかじゃ」っていう3パターンあって、それぞれの根ざしている立場が違うんですね。ちなみに3番目の人は禁漁区に住んでいるパーキンソン病のおじさんで、この映画の中では明らかに浮いてるんですけど、なんだか切なくて好きです。
 加えて途中から「あるがままの自然最高!」っていう元ヒッピーで今も元気なおばあちゃんが出てきて、ダムで沈む前の大自然を裸で(若い頃)満喫している映像や写真が!ちょっとスピリチュアルな方面に振れかけて、また戻ってくるのでいいんですけど、ここらへんで明確になったのは、この映画は編集の洗練のされ方からしても、前衛芸術の領域に踏み込んでいること。というか、最初と最後は完全にそういう人の紹介なので、あえて言うまでもないことなんですけど。
 だからといって環境保護の側面がないがしろにされているかというと、元陸軍工兵でダムの採算調査に関わったという人の熱い報告もあったりして、ダム=保守、権力、ムダの象徴という図式も確かに見えてくる。
 もちろんすべてのダムがそうだというわけではなく、今やっている「KANO」でも台湾に多大な利をもたらした灌漑事業が取り上げられているように、ダムはその理念からして人々の生活を豊かにするもの。無くなったら困る人たちがたくさんいるわけです。何事も話し合いと調査と妥協点が必要ですね。
 ちなみに日本でもダム撤去活動は細々と行われているみたいですが、日本の川は短いし、支流もそんなに多くならないし、上流以外は元々流れも緩やかだし、アメリカとはまた話が違ってくると思います。ただ、今後水力発電のニーズが高まることによって、ダム建設熱が上がってくることも考えられるので、日本でも十分将来性のある問題かもしれません。
 僕もとりあえず近場のダムに行きたくなりました。純粋にダムのスケールは好きです。この映画も正直取り壊しの賛否云々よりも、老朽化したダムのビジュアルや、ダム破壊シーンに興奮しました。

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