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シアター・プノンペン
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目次

シアター・プノンペンの作品紹介

シアター・プノンペンのあらすじ

カンボジアの首都プノンペン。女子大生のソポンが廃墟のような映画館で見た古い恋愛映画。何とその主演女優は母だった!美しく輝いていた母の知られざる女優時代…。40年間も母を慕い続けている映画館主。映画の最終シーンが失われていることを知ったソポンは、映画を完成させようと決心する。今は病床に伏せる母の為に。だが、その時から、軍人の父、かつて母と愛し合った映画監督ソカなど、世界を揺るがせたクメール・ルージュの時代を懸命に生きた人々の、半世紀近くにも及ぶ数奇な運命が明らかになってゆく…。

シアター・プノンペンの監督

クォーリーカー・ソト

原題
The Last Reel
製作年
2014年
製作国
カンボジア
上映時間
106分

『シアター・プノンペン』に投稿された感想・評価

riekon
4.0
偶然観た映画には
若い頃の母親が出演していて😳
映画館主が監督したそう🎥
紛失したラストのフイルムを
制作し蘇らせて✨
身体の弱い母親に観せてあげたい😄
良い話だねーと思ったら
ちょっと思ってた展開と違くて
驚いたし😳
クメールルージュに受けた
酷い辛い過去や後悔
現代の主人公の軽さと
過去の親や映画館主の重さと
合わさって見やすい作品でした😊
上映会はそれぞれの思いが伝わって
涙が出てきました😢
3.2
初カンボジア映画は2014年の女性監督作品。原題「The Last Reel」なのに邦題「シアター・プノンペン」て。

数年まえに行ったアンコール・ワットやタ・プロームなど、カンボジア、シェムリアップの旅は歩き回って疲れたけど様々な文化が混じり合ってて味わい深かった。胡椒をふんだんに使う肉料理もなかなか美味かった。

現地のかた曰くカンボジアは昔から周囲の強国の侵略や利権争いに翻弄され続けて、1つにまとまることを阻害されてきた国。寺院にヒンズーと仏教が共存してたりするのもその名残だし、いまも政府要人が他国に操られたりと、その構造は本質的には変わっていない、と。

この作品は、ほんの50年ほど前に4年間で人口の1/3が虐殺されたポル・ポト政権、クメール・ルージュに人生を狂わされた人々の物語。「キリング・フィールド」辺りを予習してから見たほうがよかったかも。

ある時、父親に反発して夜遊びしていた主人公が迷い込んだ元映画館で、若き日の母が出演している映画を見かけて…過去を辿るストーリー。なぜ母はそれを隠し、苦悩の日々を送っているのか。

脚本も薄く、演出や演技のタメがゼロ、トーンが高いカンボジア語では重いセリフでも軽く聞こえてしまうなど、入り込みにくい所も多々あったけど、戦争に翻弄された人々と現在まで続くそれぞれの苦悩と愛憎がどストレートに描かれていて考えさせられる。

“真実にはいろいろな側面がある”
emily
3.5
カンボジアの首都プノンペンに暮らす大学生のソポンはある日古い映画館で、1970年代のポル・ポト政権下に作られた古い映画を観て、そこに自分の母親が映ってることに気がつく。フィルムを探しかけてる結末をなんとか完成させようと、母の歴史をたどると共に、クメール・ルージュの時代を懸命に生きた人々の、運命が明らかになっていく。

クメール・ルージュとはカンボジアの共産党の名称で、1975年からカンボジアの国民の4分の1の人々の命が奪われた悲劇を巻き起こした。その歴史を巡り今現在のカンボジアを描きながら、その過去に巻き込まれ、運命に翻弄され生き抜いた人たちの過去が1つのフィルムをめぐって明らかになっていく。

シンプルなカメラワークの中にしっかり映画への愛を感じられる。映画等の娯楽を禁じられた時代とその悲劇の現実をいまの時代から炙り出す事で、真実の重みとどうしようもなかった現実を知ることになる。自分の親もまた殺人者かもしれない。殺されかかったかもしれない。と、どちらにも転びゆる時代に、善悪だけが命を救うわけではない、生きるために失う命もあったこと、見えない部分の現実には壮絶な痛みと逆らえない運命があったことを改めて知ることになる。それらを含め過去への許しを与えることで、それがまた自分の存在する今に繋がっていく。

結末には色んな側面がある。幸せな結末にもそこには他の人の悲しみがあり、見えるものだけがすべての真実ではない。他の側面もしっかり見ることが真実を知る事に繋がる。過去を許し合い、過ぎた過去の積み重ねが今につながってるからこそ、目を背けなくなる現実も色んな側面から見つめる必要があるのだ。

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