シチリアの田園地帯に佇む邸宅を舞台に、息子を失った悲しみから立ち直りつつある母親が、その事実を隠したまま彼の恋人を迎い入れて共に過ごす数日間を静かに描いた、ピエロ・メッシーナ監督の長編デビュー作となる心理ドラマ映画。脚本は監督を含む4人で4年の歳月をかけて完成させた。一般的には、イタリアの劇作家ルイジ・ピランデルロの戯曲『La vita che ti diedi(私があなたに捧げた人生)』が原作とされているが、実際には、脚本の草稿がいくつか出来上がった段階でこの戯曲との関連性を知ったようである。