イタリア旅行の作品情報・感想・評価・動画配信

『イタリア旅行』に投稿された感想・評価

4.2
何度目かの再見。伊藤洋司「眼差しの旅─ロベルト・ロッセリーニ『イタリア旅行』」も何度目かの再読。

男と女と車があれば
ヘラクレスのサイズ感、距離感
エレベーター同じショットで乗降
2人が部屋で会話するカットバック
アホのおいぼれいかれ女め
松葉杖をつく女
男の支え
1人トランプ
車内タバコ
ベッ…

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このレビューはネタバレを含みます

☆本作が1954年の公開で、1956年公開の映画が恋多き女。モノクロとテクニカラー、イタリアとフランス、ロッセリーニとルノワール。うーむ、当初は圧倒的に後者のバーグマン支持と思いましたが、そう簡単で…

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5.0

亡くなった伯父の遺産を処分するため、イギリスからナポリ近郊の地に訪れた夫婦が、旅先での夫婦喧嘩(嫌味と皮肉による揚げ足取り)により一時は離婚の決定にまで至った関係を、イタリアという地ならではの「奇跡…

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4.8
このレビューはネタバレを含みます

なんて美しい映画なんだろう。

 15年くらい前に観て感動したけれど、今日も感動した。バーグマンがアポロ神殿を見るために階段を登るだけで泣ける。煙の中を歩くだけで泣ける。
 はじめてこの映画を観たこ…

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kkmuu
5.0

倦怠期の夫婦が車に乗って喧嘩しながらイタリアを旅するただそれだけの話なんだが何故か引き込まれていく。バーグマンとイタリア風土の猥雑さ、そして監督の力業でラストの盛り上がりへ連れて行かれるとんでもない…

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幸せな気持ちになった。傷つけ合う2人。祭りの運動によって引き離された2人は結集を求め、愛し合う。
電気をつけたり消したり。素晴らしい、映画が詰まっている。
クスッと笑ったり、イタリアの雰囲気を楽しみながら、心地よく観れた作品だった。イングリッド・バーグマンめっちゃ綺麗。自然で最近の映画に近い感じがした。
煙
4.5
ド傑作。偶然を取り込むということ。女とか男とか自動車とか。群衆にもみくちゃにされるのは『恋多き女』。
車内の窓からバーグマンの背後の枠に子供の顔だけが収まる完璧な構図が素晴らしい。

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