怖いよね。
キレる女の子って。

⚪概要とあらすじ
地元の生活に嫌気がさしていた女性が、クラシック音楽に出会い、コンサートホールでの仕事に生きがいを感じ、一人の指揮者に惹かれて新しい人生を築こうとする姿を描いている。

20歳のカタリナは、地元の生活に嫌気がさしていた。 売春をしていた過去、ギャンブルと酒浸りの母親、優しいが気が合わない恋人… そんな中、彼女を救ったのはクラシック音楽だった。 モーツァルトに夢中になったカタリナは、コンサートホールでアルバイトを始める。 都会で初めて自分が誇れる仕事を持ち、生きる力に溢れていくカタリナ。 そして、毎日顔を合わせる指揮者のアダムに惹かれていく。 彼が既婚者と知りながら、アダムに導かれ二人は一線を越えた関係に――。 新しい世界に心身ともに没頭したカタリナは恋人も母親も捨て、アダムのもとへと向かうが...。

⚪キャッチコピーとセリフ
“その手で、私を汚して”

｢勇気が人生を開く｣

⚪感想
ラブストーリーかな？

タイトルがちょっとダサい気が。ピュアと純潔重ねないで純潔だけで良かったのではっておもってしまう。

アリシア・ヴィキャンデルは悲しいヒロインの役が多い気がするけどぴったり。売春をしてた過去や喧嘩っぱやく、母や彼氏とのゴタゴタがあり、いつも不機嫌でダラーとした服にぐちゃぐちゃのか髪なのにどこか可愛らしさがあった。あの仕事につき指揮者の大人な男性に恋をしてからは一気に目が光って笑顔になったのがすぐにわかった。
色々な表情が見れ、演技力も高く、ある意味怖い女優さんだなと感じた。

妻と子供がいるアダムと彼氏がいるカタリナとの恋。やっぱり不倫と浮気はばれるしいい方向にはほとんど転ばないから辛い。しかも、アダムはただの遊び程度なのがちょっとムカつく。カタリナはカタリナで純粋だから変な方向へ走ってしまう。
でも悪いのは全部アダムということで。笑

音楽と物語の暗さがマッチしていて良かった。
アダムが窓際で全裸で佇んでるシーンのアダムの股間が丸くモザイクなっていて普通に笑ってしまった。見たくはないけどシリアスだったから違和感が凄い。

スッキリはするけど私は苦手な映画。

⚪鑑賞
GYAO!で鑑賞(字幕)。

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　原題(スウェーデン語)の意味は「美しき物のために」…な感じらしいのですが…
　アリシア・ヴィキャンデル目当ての鑑賞だったはずが、まさかこのタイミングで、こんな設定の“叶わぬ愛”の物語だったとわ……

　“愛”といっても“純”が見えるのはカタリナ(アリシア・ヴィキャンデル)の方だけ…彼の為に作る笑顔が痛々しく切ないのです　その彼、というのが…指揮者というステータスにあぐらをかいたクズおっさん!　手の平を返した様なあんな態度!　反面教師に決定!　殺す価値もない…　　

　衝動的、とはいえ自分の手を汚してまで掴んだ“きらめき”(「ソウルフルワールド」より引用です)　ラストのカタリナの笑顔は……
　新しいきらめきを得るのにほんのちょっとの代償を払った、と思えば
気も安らぐのかな…

　にしてもアリシア(当時21才)の名演に脱帽!　そりゃあこんなの観たらハリウッドもほっとかないよね。