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剃髪式
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『剃髪式』に投稿された感想・評価

sonozy
4.5
チェコのイジー・メンツェル監督作。
『つながれたヒバリ』『厳重に監視された列車』同様、チェコの小説家ボフミル・フラバル原作で、フラバルの生まれ故郷であるボヘミア地方ヌィンブルクのビール醸造所を舞台に、フラバルの母親や叔父がモデルとなっているという作品。

小さな町のビール醸造所の生真面目なマネージャー・フランシンは、役員たちに事業の改善案などを提案しているが、役員たちはテキトーな感じ。
金髪の美しく長い髪のエロス漂うフランシンの妻マリスカは、町の男たちの注目の的で、夫と違い肉とビール大好きで奔放なキャラ。飼い豚の解体を楽しそうに手伝ったり、朝からビール&豚ステーキ。笑

マリスカを愛するフランシンは、なぜかロングコートを着てLaurin & Klementのバイク(スタート時は必ず人に押してもらう必要あり。笑)でビールを卸している居酒屋などを巡り、毎日のように妻にプレゼントを買ってくる。

ある日、フランシンの義弟ペピンが、2週間世話になるとやってくる。
このペピン、一応靴屋をやっていたようですが、デカい声で地元の誰彼のどうでもいい話や歌を終日騒ぎまくる相当迷惑なヤツです。笑

ペピンの滞在は2週間どころか、2年か、一生かも分からない..と頭を抱えるフランシンだが、マリスカはそんなペピンと意気投合して楽しそう・・・

ある日、マリスカはいつもの美容院で魅惑のロングヘアーをバッサリ切ってと頼む・・・
『剃髪式』という邦題はやや??ですが、原題: Postřižiny(=Cut)/英題: Shortcuts / Cutting It Shortという事で、このマリスカのヘアカットに象徴される、様々な無駄をカットすることで、建国間もないチェコスロヴァキアの「新しい」生活への変化や希望を猫いている感じかな?

登場人物のキャラはみな楽しいですが、やはり見どころはマリスカ役のマグダ・ヴァシャーリオヴァー。
離れにある樽の浴槽に入る入浴シーンや、夫がプレゼントに買ってきた怪しく紫色に光る高周波エステ的な器具を夫が使うシーンなどのエロス。
長い髪をたなびかせて乗る自転車や、ペピンと一緒に高い煙突に無邪気に登るシーンなど。
マリスカとビール飲みたい。^^

ペピンのせいで、何度も怪我する男も笑えます。

※英語字幕にて
ヴェネチア国際映画祭: Special Mention
新文芸坐シネマテーク

エロである。あっけらかんと乳房を露出するマリシュカのシーンよりもむしろ「プレゼントがある。探して」と言って互いに体を触らせるところが非常に淫靡にエロい。次はどこを触るのかという妙な(?)期待が観客のエモーションを引き延ばす。服の上からが逆にエロい。いわば被膜のエロス。あるいは村の男どもがマリシュカの捌いたソーセージやらをひたすらに無言で満足そうに胃にかきこむシーンは言うまでもなくすばらしいけれど、そこになんだか剥き出しの生(=性)そのものを見せつけられて幾らか薄気味悪くもなる。マリシュカに代表される女性性、母体回帰的退行への誘惑。

一見古き良きチェコの田舎町の生活を描いていてのどかで朗らか、ユーモアに溢れる本作も他のメンツェル作品同様、それだけに終わっていないのは例えばエロスやら冒頭の屠殺と豚の解体シーンであるとか、あるいは半分頭がイカれているフランツィンの兄であるペピンの存在であって、この「聖なる愚者」ペピンはグローバリズムとローカリズムの狭間にいてそれらを取り持つ存在として描かれており、そこには古き良き時代と新たな時代双方へのアンビバレントな感情が反映されているんじゃないか。バカと煙は高いところが好き、な訳でペピンはマリシュカと一緒に煙突に登る。このシーンのめくるめく愉悦感(ちなみにマリシュカは旦那のフランツィンから煙突に登った罰で尻を剥き出しにされて叩かれる。エロのいちジャンルであるスパンキングってヤツだ。『厳重に監視された列車』では尻を剥き出しにされた女が男に判を押されるいささか倒錯的なラブシーンがあるが、メンツェルは明らかに尻フェチだろう)。

ドイツ語は嫌いだからチェコ語で歌え、これでオーストリアのくびきから自由だ。そしてこれからは「短いもの」の時代だ、と母性の象徴たるマリシュカ自らがご自慢の美しいブロンドを何のためらいもなく床屋に切るように命じ、そして机の脚を切る。馬の時代も終わりだよ。『明日に向かって撃て!』では新時代の象徴が自転車であり、ポール・ニューマン演じるブッチ・キャシディは結局「何が未来だ!」と叫んで自転車を突き飛ばす。あの映画は行きどころなき感傷で終わるが、もちろん『剃髪式』はボフミル・フラバル自身の誕生を表している最後のシーンに顕著なように未来を想像させる。たとえそれが困難なものだろうとも、全てを引き受けるしかない、見届けるしかない、という決意がフラバル&メンツェル的なオプティミズムの元に宣言されていて胸が一杯になる。傑作。
菩薩
4.7
至高の髪フェチ・ノーブラ・看病映画、もはや俺得でしかなくド傑作がすぎる。ビール会社の支配人とその妻のラブストーリーの様なお話ながら、ドリフ並みにドタバタと、そして天丼・天丼で笑いを重ねていく騒々しい作品、その中心にいるのが主人公の兄。この兄ちゃんがほんと…ひたすら大声で叫び倒し、寝起きから大熱唱(声出しと言った方が適切か)、うるせぇのなんのって、でもこのうるささが癖になる。そんな彼のせいでなぜか怪我を重ねて行く不幸な男がいて、指を失い、頭を怪我し、足を怪我し…このままじゃ死ぬんじゃないか?と場内一致で心配してたと思う。マシンガンの様に小ネタと小粋なキャラが登場し心休まる瞬間があんまり無い、疲れる、けど久しぶりに声出して笑っても許される作品だった様な気がする(隣の人ごめんなさい)。終わり方は卑怯だあんなの(おっぱい触ってるし)、でも何より卑怯なのは聴診器ないからって耳を直接おっぱいに当てて寝ちゃう医者だ、俺も来世は医者になると心に決めた。ビールはあなたの疲れを癒しますって、ビールよりもこの映画に癒された。煙突は何のためにあるか?登るためでしょ!って俺は高所恐怖症で見てるだけでキンタマがひゅっとなったから無理です。もう色んなシーンが面白すぎて色々書きたいけどキリないからやめる。

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