ブリグズビー・ベアの作品情報・感想・評価・動画配信

ブリグズビー・ベア2017年製作の映画)

Brigsby Bear

上映日:2018年06月23日

製作国:

上映時間:97分

4.0

あらすじ

「ブリグズビー・ベア」に投稿された感想・評価

ゆき

ゆきの感想・評価

4.2
「心は明日、より強くあれ」

両親と過ごす地下の自宅以外何も誰も知らない25歳。彼が知る唯一の外界は教育ビデオ「ブリグズビー・ベア」とチャットのみ。そんなある日、両親と思っていた二人が警察に逮捕され、彼の毎日は大きく変わる。

一言で表すならば、「激ヤバ」。
幼少期に監禁を経験するという悲惨な境遇に、世に出るには無知過ぎる現状。きっとシリアスに描こうと思えばもっと現実味のある物語だったんだろう。ただ、「ブリグズビー・ベア」がすべての彼は「無知」であることに恐れなど抱かない。むしろ不器用ながらにポップすぎるテンションで関わる人を「希望」で溢れさせてくれる。

「大人」になるってなんだろう。見た目はもうしっかり大人の彼。
止まったように見える時間は少し速度が違うだけでしっかり進んでいるんだ。How do…と彼なりに世界に問いかけ続け、真摯に目の前の興味に突き進む。彼の行動原理はフラットだからこそ強い。はっとさせられた学ぶべき姿勢。

手を握り合った古いお父さんは世間的には悪者だけれど、この物語の悪者はサン・スナッチャーだけだろう。
信じるべきは予言より家族だ。
迷っているなら、観た方がいい一作。
私はTシャツ欲しさにもう一度劇場へ向かいます…!笑
カカポ

カカポの感想・評価

4.5
評判いいから前から見たいと思ってたんだけどやっと見れた!映画製作の話だったんだね〜面白かった〜

25年間誘拐されてたジェームズが発見され元の家族のところに帰るところから始まるんだけど、その誘拐生活の中で彼の唯一の楽しみだった番組「ブリグズビーベア」が実は…というお話。てか「ブリグズビーベア」普通に超見たいんだが〜!youtubeとかに上がってないの?

ジェームズが誘拐されてたのが物語の前提ではあるんだけどそこはかな〜りサラッと済ませて、日常に戻ってからの生活がメイン。ブリグズビーを自分のヒーローとして愛していたジェームズが、外の世界で友達に出会い、ブリグズビーの映画を撮るぞ!となるんだけど、とにかく真っ直ぐ"好き!!!"という気持ちのみで邁進していく姿が良い。普通の人が「いやでも…」とためらうところを何の迷いもなく爆進していくのはこっちもワクワクする。90分という尺もあって、展開的にも周りが相当優しい人ばかり描かれているのはあると思うけど、やっぱりああいうちょっと頭おかしいくらい何か好きなものがある人間のパワーって周りに感染していくんだよな〜としみじみした。

一方で、ジェームズを監禁する道具でもあった「ブリグズビーベア」の事なんか忘れて、一刻も早く"普通"の生活に馴染んでほしい新家族たち。まあその気持ちもわからんではないが、それってよく考えるとジェームズのことを想いやる格好をしながら、実は自分たちの思う"普通"に「ジェームズの方が」合わせてくれって態度だったんだよな。

ブリグズビーはたしかに誘拐犯が使った道具でもあるかもしれないけど、それと同時にジェームズのアイデンティティでもある。それも含めてジェームズはジェームズ。血の繋がった家族であるからすぐ分かり合える訳ではなく、あくまで別々の人間であり、別々の25年間を過ごしていたことを理解しあって初めて家族としての一歩を踏み出すラストは良かったよね。

てかDVDのボーナスコンテンツ見てたら、セリフとか相当アドリブでやってんのな。演技も自然な感じなのはそういう演出なのかな〜。
え、めちゃいい映画。
最後のシーンでグッとくる。
2020#94
しずく

しずくの感想・評価

4.2

このレビューはネタバレを含みます

観てる途中ずっと胸がきゅってなるような謎の切なさみたいなものに包まれてた。終わったあとにはなんだか優しい気持ちになれる。いろんな形の愛を、ダイレクトに感じた映画だった!

いくら世界が広くても、ほかに楽しいことがたくさんあっても、自分のなかの「絶対」って大切に持っていたいし、それを奪う権利なんて誰にもないんだよな。そういう自分の強い「好きっ!」を諦めないで突き詰めたジェームズがめちゃくちゃ素敵!その諦めない心を教えてくれたのがブリグズビーだったのも素敵!!

ジェームズが作った映画のラストで、ブリグズビーの呪縛から良い意味で解き放たれたかんじがした。最後のジェームズとブリグズビーの頷き合いは、ブリグズビーが「幸せになれよ。つよく生きろよ。」って背中押してくれてるみたい。次の冒険でも、ジェームズと優しいみんなに素敵な出来事がありますように❤︎
ヒフミ

ヒフミの感想・評価

4.5

このレビューはネタバレを含みます

「ルーム」のように現実と向き合っていくシリアスな話になるかと思ったけれど、どっこい彼が実の両親や友人達とともにブリグズビー・ベアを次の冒険へ旅立たせる成長物語だった
基本的に出てくる人たちは優しい、というより彼とブリグズビー・ベアを理解してくれる人たちがいてくれたというほうが正しいかもしれない
(ドラッグパーティで彼を無視したりする人もいたので)

もうブリグズビーの冒険の続きが作られることがないと知って絶望せずに、それでいて実父の見せてくれた映画を見て、映画の本質を理解し、自分で冒険の続きを作って完成させようと彼がしたのは育ての両親と実の両親、どちらもが彼に与えた結果の答えだと思う

好きなものを好きなままでいくのは難しい 
インサイド・ヘッドでのビンボンのように成長のために置いていかないといけないものが必ずある
それを自らの手で終わらせるのはとても勇気があり、楽しさもあり、
悲しみもある

「駄作だと言われたら」
「誰がどう思おうと関係ない。君は映画を完成させた」
物を作る人にこの言葉はとても響く 実際私には響いた
自分が好きなものを人に認められなかったら、と彼が感じるのは成長であり大人になったからうまれた恐れだろう 
けれど中途半端にするよりはやり遂げたほうが幾分かすっきりする
そして次の冒険で新しい何かと出会う
MACOSUKE

MACOSUKEの感想・評価

3.0
優しい人だらけの世界。
ゆ

ゆの感想・評価

3.5
みんないい人。こういう人たちに囲まれて過ごしたら現実世界に自然と馴染んでいけそう
komukomu

komukomuの感想・評価

4.2
冒頭15分ほどは話の方向性が読めず、???となっていたが最終的には私の好きなハッピーエンドに変わっていた。

映画を作るということに真っ直ぐに、誰になんと言われようとやり遂げることが出来たのは25年間監禁されていた彼だからこそ、なのかもしれない、外の世界を知らなすぎる彼だからこそ。
もちろんブリグズビーベアへの強い愛もだけど。
多くの人間はきっと何か難しいことを始めようとしても、周りに反対意見を言われたり、馬鹿にされたり、過去の失敗を思い返して躊躇してしまうことが多いかもしれない。
けど彼はその「失敗」も「批判」も知らない。
知らなければそれが「何かを始めるときの恐怖」にも変わらないからね。
無垢で純粋に生きていくことができる1番の方法は、知らないということでもあるかも。
「映画って誰でも作れるの?」という台詞で特にそう感じた。
友二朗

友二朗の感想・評価

4.0
特段悪い人がでてこない。

いい家族愛。
いい青春。
ayanya

ayanyaの感想・評価

4.0

乳児の頃に誘拐され、誘拐犯である両親が作った世界観の中で、彼のためだけに作られたビデオテープを見続けた男性の話。

伝えたいメッセージが直球でくる良作。
アニメだろうと、誘拐犯の作った作品だろうと、好きなものを好きだとまっすぐ伝える彼は、ピュアであることの強さを教えてくれる。
彼なりにブリグズビーベアが世の中の全てではないことをわかっていて、実際に映画が公演されたときには周囲の評価を気にしてしまうくらい大人になっている。その表現もよかった。
誘拐、監禁され続けた彼だけに言えることではない、私たちはみんなもっと、好きなことに全力でもいいはずだ。そんなことを教えてくれた作品。
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