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顔たち、ところどころ

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顔たち、ところどころ

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顔たち、ところどころの作品紹介

顔たち、ところどころのあらすじ

映画監督アニエス・ヴァルダ(作中で87歳)と、写真家でアーティストのJR(作中で33歳)は、ある日一緒に映画を作ることにした。JRのスタジオ付きトラックで人々の顔を撮ることにした二人は、さっそくフランスの村々をめぐり始めた。炭鉱労働者の村に一人で住む女性、ヤギの角を切らずに飼育することを信条とする養牧者、港湾労働者の妻たち、廃墟の村でピクニック、アンリ・カルティエ・ブレッソンのお墓、ギイ・ブルタンとの思い出の海岸、JRの100歳の祖母に会いに行き、J.L.ゴダールが映画『はなればなれに』で作ったルーブル美術館の最短見学記録を塗り替える・・・。 アニエスのだんだん見えづらくなる目、そしてサングラスを決して取ろうとしないJR、時に歌い、険悪になり、笑いながら、でこぼこな二人旅は続く。「JRは願いを叶えてくれた。人と出会い顔を撮ることだ。これなら皆を忘れない」とアニエスはつぶやく。願いを叶えてくれたお礼にと、彼女はJRにあるプレゼントをしようとするが・・・。

顔たち、ところどころの監督

アニエス・ヴァルダ

顔たち、ところどころの出演者

アニエス・ヴァルダ

JR

原題
Visages Villages/Faces Places
製作年
2017年
製作国・地域
フランス
上映時間
89分
ジャンル
ドキュメンタリー

『顔たち、ところどころ』に投稿された感想・評価

たっぷり二世代分ほども年の離れた老映画監督と新進気鋭の写真家の若者が、二人でフランスの田舎町をフォトブース付きの特製トラックで周りながら、行く先々で出逢う人々の顔写真を撮りまくり、その土地ならではのとっておきのギャラリーに大胆に展示していくという、まあ本当にそれだけの話なんだが、実際に作中で披露される彼らの作品もそれを繋いで魅せていく映画としての映像も淡々としているようでなんとも味わい深く、全然退屈しなかった。

個人的に一番好きで印象に残ったのは、ノルマンディーの海岸に突き刺さったドイツ軍のトーチカに貼られたギィ・ブルタンの写真。粗削りで容赦のない自然の中に佇むとてつもない存在感の戦火の遺物と、その偶然の造形を活かして展示された巨大な写真のなんとも幻想的な光景、そしてそれがたった一晩で波にさらわれ消えてしまったというのが夢のような儚さがことさら素晴らしい。

主役二人のファッションと背景との絶妙なコーディネートもいちいち目に楽しく、また、それぞれ芸術家ならではの自由な感性と血の通った人間性が見るからに凸凹ながら確かな絆を感じる二人の関係性にも反映しているようで、観ていて清々しく微笑ましかった。
それだけに、思いがけない第三者が絡んでの唐突で切ないエンディングにはちょっとショボーンだったが・・。

いいなぁ、アニエス。あんなお婆ちゃんになりたい。
dajian
3.5
「最期の瞬間(死)が楽しみだわ。」
『なぜ。』
「最期だから。」

哲学的だし、芸術的。

行く先々で、その場を彩る二人はナイスコンビだ。
ぶみ
3.5
アニエス・ヴァルダ、JR監督、脚本、出演によるフランス製作のドキュメンタリー。
映画監督アニエス・ヴァルダと、写真家でアーティストのJRがフランスの田舎町を旅する姿を追う。
物語は、親子、いや祖母と孫ぐらい歳の離れた二人が、行く先行く先で出会う人々の写真を撮り、それを建物に貼りつけていく「だけ」なのだが、それだけで出会う人々の人生が伝わってきそうな空気感は天下一品。
特に、お世辞にも先が長いとは言えないヴァルダが些細な事に一喜一憂する姿は、ささやかな幸せを貰え、心穏やかになれるもの。
ドキュメンタリーであるが故に突拍子もないことが起きるわけではないが、日常の何気ない風景が美しいフランスの田舎町をバックに繰り広げられる非日常的な行動に、人生の面白さを再認識することができる一作。

これなら皆を忘れない。

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