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僕の帰る場所

僕の帰る場所の作品紹介

僕の帰る場所のあらすじ

ある在日ミャンマー人家族に起きた、切なくも心温まる愛の物語 東京の小さなアパートに住む、母のケインと幼い二人の兄弟。入国管理局に捕まった夫アイセに代わり、ケインは一人家庭を支えていた。日本で育ち、母国語を話せない子ども達に、ケインは慣れない日本語で一生懸命愛情を注ぐが、父に会えないストレスで兄弟はいつも喧嘩ばかり。ケインはこれからの生活に不安を抱き、ミャンマーに帰りたい想いを募らせてゆくが―。

僕の帰る場所の監督

僕の帰る場所の出演者

原題
Passage of Life
製作年
2017年
製作国
ミャンマー日本
上映時間
98分

『僕の帰る場所』に投稿された感想・評価

藤元監督作品『海辺の彼女たち』に魅入られ、本作も鑑賞。
初長編監督作品とは思えないぐらい、心を掴まれる作品だった。

どんな魔法をかければ、一般人を役者として、これほどまでに上手く物語に溶け込ませることが出来るのだろう。
そのヒントが知りたくてパンフレットも購入。こんな思いになる作品に出会えたのは何年振りか。
KUBO

KUBOの感想・評価

4.0
素晴らしい作品だった。

津田寛治が出てるからフィクションであることはわかってるはずなのに、どんどんドキュメンタリーなのかフィクションなのかわからなくなってくるほどリアル!

この子どもの生き生きとした自然な表情はどのようにして撮ったのだろう? 上映後のトークで藤元監督からお話しを聞いても、にわかには信じられないほどの自然な演技なのだ。

情勢不安のミャンマーから逃げてきた親子。日本で暮らすうちに日本語で話し、日本人と同じように成長していく子供たち。対して、難民申請が却下され、表立って働くことも許されない父。母は不安定な気持ちから子どもたちとミャンマーに帰るが、日本語しか話せない子どもたちはそこでは日本人だ。どこにもHOMEのない状態で、子どもたちの心は閉ざされていく…

日本で働く外国人も年々増えていく昨今。非常にタイムリーで重要なテーマを取り上げている本作。東京国際映画祭をはじめ各国の映画祭で受賞が相次いだのも納得の出来。

出会えてよかった映画だ。

*実は本作を見れたのは、Filmarksでフォローさせていただいている女優の宮下玲衣さんの主演作品「夏の小骨」を見にK’sシネマに行ったおかげ。「夏の小骨」はFilmarksにタイトルがまだないのでレヴューできませんが、素晴らしい作品でした。玲衣さんもかわいいだけでなく、個性的で存在感のある女優さん。みなさんも、ぜひ応援してあげてくださいね。
jam

jamの感想・評価

-
帰る場所
生まれ育った場所
あたたかくて優しい場所
…愛しい人が待っている場所…

それは故国、とイコールになる私たちに
このドキュメンタリーのような映画は問いかけてくる

あなたの帰る場所は何処?と。


なかなかおりない難民認定のために
入管の影に怯える毎日
アイセとケインの夫婦には
来日当時抱いていた夢や希望が
もはや手の届かない遠い幻のようで

それでもカウンとテッくんというかけがえのない存在が夫婦を動かす原動力となる

けれどもうまくいかない現実が
ケインの心と身体を蝕み

国に帰りたい妻と日本で夢を叶えたい夫

ママの調子が良くなったら日本に"帰る"

そう思い、言葉の通じない故国、
ミャンマーで始まる母子の暮らし
まだ幼い弟、テッくんは苛立ち泣く
ひとり出奔するカウンの眼差しに映る風景

ここが"帰る場所"?

日本に"帰りたい"
そう愬えるカウンに胸が締め付けられる

ほんとうに帰りたいのは
パパとママ、テッくんがみんな笑ってる
あたたかくて優しい場所


2月のクーデター以降、
軍による弾圧が続くミャンマー
これから更に難民が増えることが予想される

この映画の撮影から7年
ミャンマーを支援するために、と一夜限りの特別上映には
実際の母子を演じた母、ケインさんと二人の息子カウンとテッくんが成長した姿を見せてくれた

近くて遠い国、ではなく
人と人とのつながりを大切に
考えていきたいと改めて思う一夜

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