身売りに出される名家のお嬢様に力持ちで心優しい使用人が付き添う。ふたりの最初で最後の旅。鮮やかな映像とスラップスティックなユーモア溢れる世界にうっとりする逸品。カンヌ映画祭「ある視点」部門出品。
その少女は、大草原にポツンと立つ小さな家で父親と暮らしていた。家の前には家族を見守る一本の樹。毎朝、どこかへと働きにでかける父親を見送ってはその帰りを待つ。繰り返される穏やかな生活に、少女…
>>続きを読む香港最後の漁村、珠明村(じゅめいむら)。幼少時から日光にあたるとやせ細って死んでしまう病気だと言い聞かせられ、太陽から肌を隠して生活する16歳の少女は、透き通るような白い肌の持ち主。村人た…
>>続きを読む80年代のサイゴン(現・ホーチミン市)。借金の取り立て屋ユンは、ベトナムの伝統歌舞劇<カイルオン>の花形役者リン・フンと運命的な出会いを果たす。初めは反発し合っていたふたりだったが、停電の…
>>続きを読む夏の牧草地、草の匂いが混じった乾いた風、馬のいななく声。広大な空に抱かれた草原の小さな家に、少年オルジャスは家族とともに住んでいる。ある日、馬飼いの父親が、市場に行ったきり戻らない。雷鳴が…
>>続きを読む母を亡くし、父は遠い町に暮らす孤独な少女、シャオヤン。彼女は「ナイルの娘」という日本の漫画に夢中。兄の経営するレストランで働くアーサンという男に想いを寄せる彼女だったが、ある日アーサンはヤ…
>>続きを読む第76回カンヌ国際映画祭「監督週間 」正式出品 ロシア南⻄部の辺境、乾いた風が吹きつけるコーカサスの険しい山道。無愛想な目をした16歳の娘と寡黙な父親。二人は移動映画館で野外上映をし、ポル…
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