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メイド・イン・バングラデシュの作品紹介

メイド・イン・バングラデシュのあらすじ

23歳のシムは、首都ダッカの衣料品工場で働いている。女性たちがせわしなくミシンを踏み続ける中、工場では男性幹部が威張り散らし、泊りがけも余儀なくされるほど環境は厳しく、給料は未払いが続いていた。家では夫が働かず、シムが働いて得たお金をアテにする毎日。そんなある日、労働者権利団体のナシマ・アパに声をかけられたシムは、同僚たちを説得し、労働組合の結成を目指して立ち上がる。仲間たちと労働法を学び、署名を集め組合結成に向け奔走するが、工場幹部からの脅し、夫や同僚の反対など、さまざまな困難が待っていた…。

メイド・イン・バングラデシュの監督

メイド・イン・バングラデシュの出演者

原題
Made in Bangladesh
公式サイト
http://pan-dora.co.jp/bangladesh/
製作年
2019年
製作国
フランスバングラデシュデンマークポルトガル
上映時間
95分

『メイド・イン・バングラデシュ』に投稿された感想・評価

健一

健一の感想・評価

3.5
自身初、バングラデシュ🇧🇩の作品を鑑賞。

って言うか『紙の前売り券』を手にしたの何年ぶりだろ。😅

首都ダッカの縫製工場。
過酷な労働条件の中で働き 家族を養う女性たちが 環境を改善すべく『労働組合』を立ち上げようと奮闘する姿を描いた力作。
実話を元に作られた作品だそうで。

《ここから やや ネタバレ あり。》

『一日に作るTシャツの数は?』👕

『 1650着です。』

『あなたの月給で 海外でそのTシャツを買おうとしたら 恐らく2〜3着しか買えないのよ。』👕👕👕

😵。
『知らなかった。』とまでは言わないが あまりにもズサンで過酷な労働条件。
朝から晩まで。ひどい時は深夜まで働き職場で 雑魚寝 して早朝に帰り数時間後また工場へ働きに行く。
ミシンの前に座りっぱなし。縫っぱなし。
お昼休みに屋上で『まずそうなランチ😅』を素手で食べながら不満を言い合う女性たち。
残業代は払ってもらえず 家賃は滞納、夫は無職。ギリギリの生活。
現状を打破しようと『ある女性』と知り合ったのをキッカケに労働組合を作る決意をするシムという女性。
23歳。
まわりの同僚や先輩たちを巻き込んで『改善』に向けて奮闘するが これがなかなか上手くいかず・・・

これがバングラデシュ🇧🇩という国の現状。
もう終戦直後の日本みたい。
首都とはいえ ひとつ裏路地に入れば家も歩道もボロボロ。住民達の着ている服もボロボロ。
食べていくのがやっと生活。観ていて胸が苦しくなる。
若い女性が先頭に立ち『権利』を求めて悪戦苦闘する姿にこの作品の全てが込められている。
ブラック企業は日本にもたくさんある。
サービス残業は当たり前、深夜手当も貰えずに早朝まで働いている人も実はいっぱいいる。
生活環境は違えども『労働条件の悪さ』というのはどこの国にも必ずあるのだろう。
そんな 大きな壁 に挑むシムの活躍が希望を与えてくれる。
作品自体の作りは やや雑 だが、なかなか見応えのある作品。
静かなラスト も『未来への希望』を少しだけ 感じた。😃

ファストファッションなど 安い服 を買うときには『安さの理由』も考えなければいけないのかもしれない。

個人的に衝撃だったのは。
『ふざけんなぁ😡』『死ね!バカ!😡』など。
バングラデシュ🇧🇩の女性って意外と 口が悪い のね。😅


2022年 4月21日 10:30〜
岩波ホール
💺192席
客入り 60〜70人。

さよなら、岩波ホール。
今年7月末にて惜しくも閉館してしまう
『元祖!ミニシアター』の岩波ホール。
オープンは1968年。
日本で初めて 完全入替制 定員制 を導入した映画館。
本編上映前に『企業CM』を一切流さない『映画館で映画を観る』ということをとことん愛してきたミニシアター。
54年の歴史に幕を閉じる。
20年以上通ってきたミニシアター。
7月末。ひとつの『時代』が終わる。

本編終了後、劇場が明るくなっても席を立たず、涙ぐんでいる おじいちゃん がいた。
大手アパレルブランドやファストファッションブランドが、主に賃金の低いバングラデシュのような発展途上国で生産をし、人件費を削減することで安価な服の販売を実現していて、これは労働の搾取なのではないか?という問題を告発、提起する作品なのかと思っていたのだが、実際はそんな過酷で劣悪な労働環境を改善するために労働組合を結成しようと奮闘する女性の姿を描いた作品。更にはイスラム社会における女性の生きづらさも描いていたりする。実在の女性の実話を基に3年にわたるリサーチを経て製作されたという。
今作の作劇上で注目すべきというか、興味深かったのが、女性登場人物のヒジャブ🧕を含めたヘアスタイル。バングラデシュではムスリムでもそこまで戒律が厳格ではないようで、彼女達の被るヒジャブはとてもカラフルで覆い方も結構ラフな感じ。主人公のシムも物語の初めは外出する時とかにそんな感じでラフにヒジャブを被っていた。しかし組合を結成しようと立ち上がり、取り組んでいくうちにシムのヘアスタイルは変化していく。時には真っ黒なヒジャブで髪の毛を完全に覆うようになったり、クライマックスではヒジャブも被らず、長い髪も結ばずにボサボサで振り乱しながら相手に詰め寄ったりと。これはその時その時のシムの心境を表していたのだと思われるし、基本的にムスリムの従業員女性はみんな長髪なのだが、シムが頼りにする労働者権利団体の女性ナシマは所謂ショートヘアの髪型だったりする。これってイスラム社会においての、女性としての自律度を表しているのかなぁと思った。以前イラン国内で女性の為に闘う女性弁護士のドキュメンタリー番組を見たのだが、その人もショートヘアであった。それと、劇中とある事情で工場を解雇されてしまった女性が、その後街中でシムと再会するのだが、その時の彼女はヒジャブすら被っていなかった。それはまさしく彼女のイスラム社会における立場、現状を表しているようだった。そうやってそれぞれの立場でのヘアスタイルの違いでの比較表現がとても面白かった。
そもそも賃金が安く済む女性をひたすら働かせる横柄な態度の工場の男性幹部だったり、現地視察に来たアパレルブランドの担当者から更なるコストカットを求められたり、いい加減で汚職も匂わせる、お役所仕事に振り回されたり、仕事をしない旦那だったり、労働問題以外にも児童婚についても触れられていたりと、中々の胸糞展開がいっぱい続くが、最後にはちょっとだけ未来への展望が見える。でもそれはまだまだスタート地点に立っただけとも言えるが。
皆様、試しに今着ている服のタグ、見てみてください。「バングラデシュ製」って書いてないですか?もしそうでしたらぜひ今作をご覧になってみてはいかがでしょうか…。
視野拡張型·現実直視型·問題提起型映画でございます。
アパレル産業の縁の下の力持ちバングラデシュは、衣料品工場の過酷な労働環境やら、低賃金やら、ハラスメントのオンパレード。特にそこで搾取されるのは女性たちで、聞くのも嫌になる言葉が飛び交っています。「貴女たちの賃金はこのTシャツ2枚か3枚分ですよ」、「結婚しょうがしまいが女の苦労は変わらない」。労働組合結成に馳走するシムは、工場幹部や同僚や周囲全ての人間の無知無理解と対峙する羽目に。こんな現実が今なお進行形で、どこぞの“ある意味”先進国では「カワイイー!」、「安くナーイ!」と言ってシャツを手に取る。
わが日本のユニクロをめぐる、中国ウイグル自治区の強制労働問題も、似たり寄ったりの、大変ショッキングな一面があることは確かなようです。無知は残酷で無関心は罪ですかね。

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