「In the Fog」も見て思ったけど、彼はあまり人に興味がなくて、(人に興味がない監督はさまざまにいるが、どの方向に興味ないかはまた違っている)人ひとりで魅せれる画の力を信じていないひと(からフィクションはぶっちゃけて結構退屈だった)な気がして、だから、彼の三部作を「群衆」と名づけた日本の宣伝は素晴らしく、人間が渦のように蠢く姿に力が入るひとだなと思いました。
2013年から2014年にかけてウクライナで起きた「マイダン革命」の様子を撮影したドキュメンタリー.最小限の説明しかなされていないのである程度背景知識が要求されるが,淡々とした力強い映像で当時の出来事(現在の戦争の背景にもある出来事)を追体験できる.映画の終盤,革命の犠牲者を弔う葬儀で歌われる「ティシナ川を鴨が泳ぐ」(Пливе кача по Тисині; Plyve Kacha Po Tysyni) の旋律に胸を打たれた(https://www.youtube.com/watch?v=gIJekxBXhp8).これはもともとウクライナの古い民謡で,マイダンの集団葬儀で歌われたのがきっかけで革命を象徴する歌になったようだ.