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東京オリンピック2017 都営霞ケ丘アパートの作品紹介

東京オリンピック2017 都営霞ケ丘アパートのあらすじ

都営霞ヶ丘アパートは1964年のオリンピック開発の一環で建てられた。 国立競技場に隣接し、住民の平均年齢65歳以上の高齢者団地であった。 単身で暮らす者が多く、住民同士で支えあいながら生活していたが、2012年7月、東京都から「移転のお願い」が届く。 2020東京オリンピックの開催、そして国立競技場の建て替えにより、移転を強いられた公営住宅の2014年から2017年の記録。

東京オリンピック2017 都営霞ケ丘アパートの監督

青山真也

原題
製作年
2020年
製作国
日本
上映時間
80分

『東京オリンピック2017 都営霞ケ丘アパート』に投稿された感想・評価

nana
3.5

華やかな舞台裏の黒いシミ

シミは古く汚れた外壁では無くて

東京オリンピック開催のために取り壊しが決まった霞ヶ丘アパート
高齢者に満足な引っ越し費用も支給せず「追い出し」が始まってからのドキュメンタリー

華美な演出もナレーションも無く淡々と進むが涙が出る
それほどここに住む方々の切実な悩みが浮き彫りになるからだ


こんなに人を踏みつけてまでオリンピックを東京で開催する意味があるのだろうか?

もとい、オリンピックが悪いというよりこの住宅を「汚い」と公に表現する事がどんなに酷い事か?

彼、彼女らの人生の歴史を安易に「汚い」と否定し、慣れ親しみ大切な人との思い出の終の棲家を奪う

「美観」
外装だけではダメなのかな?

現在から数年前の現代
リヤカーを引き片腕の無い方が荷物を運ぶ引っ越し
健康そのもののランニングをする高校生も誰一人手伝う事も気遣うこともしない

100円ショップという言葉
不都合な項目が選択出来ないアンケート
素人のお婆ちゃんが外すエアコン
 …酷すぎる

物や住まいに籠もる魂に気持ちを持てない人間が「オリンピックの感動」なんて、やはり黒いシミだ
ぶみ
3.0
青山真也監督によるドキュメンタリー。
1964年、オリンピック開発のために、国立競技場に隣接して建てられた都営霞ヶ丘アパートが、今度は2020東京オリンピックのために移転が決定、そこに住む人々の姿を追う。
映像は、アパートに住む市井の人々を、インタビューなし、定点カメラのような演出で映し出し、ナレーションや説明するテロップもないため、通常のドキュメンタリーとして観ると、正直説明不足な感は否めないし、面白いものでもない。
ただ、だからこそ、そこに住む人々の、退去が目前に迫りつつも日常生活を送る息遣いが聴こえてくるものとなっている。
オリンピックに限らず、鉄道を敷設したり、道路を通したり、はたまた都市計画を推進したりといった華やかな舞台の裏には、必ず土地の収用や建物の移転等の事象が生じているのが世の常。
行政側は法に則って移転を迫り、移転補償を算出することとなるし、立退を迫られる側は、物理的にも精神的にも相当な苦痛を強いられることとなるため、お互いどこで折り合いをつけるかが、いつの時代も求められるもの。
そんな裏舞台を、立退を迫られる側の視点から如実に可視化させた一作。

最終的には強制執行。
2020年の東京オリンピック開催に向けた国立競技場の建て替えの為に2017年に取り壊された公営住宅を追ったドキュメンタリーでは、大半が平均年齢65歳以上住民が東京都からの一方的な移転要請で転居せざるを得なくなっていく様が2014~17年の3年間の記録として、五輪最優先の政策によって奪われた住民達の慎ましい生活の様子や団地のコミュニティの有り様や、また移転住民有志による東京都や五輪担当大臣への要望書提出や記者会見の様子も映し出されていく。
今回のオリンピックでは日本人選手達の素晴らしい活躍に毎日感動しながらも、「五輪と関係ない」と言われているが、急激な新型コロナウィルスの感染拡大や、開催直前まであった大会準備に纏わる相次ぐ不祥事は、本大会のイメージを深く傷付けてしまったと思う。
そして、このドキュメンタリーが描いた輝かしいオリンピックとは対照的な、社会の片隅に追いやられた人々の“闇”。
都営霞ヶ丘アパートの住民の一人が本作公開に伴い、今回の立ち退きに関して以下のコメントをしている。
「姥捨山みたいに扱って、馬鹿にしてるよな。本当。」
コロナウイルスの感染拡大によって益々社会が分断、格差が広がり、社会的弱者を顧みない世の中になりつつあるような気がする。
まもなくパラリンピックが開幕するが、全てが終わった後に我々には選手達が与えてくれた感動だけでなく、このオリンピックによる様々なツケが降り掛かってこなければと願う。

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