わが子に先立たれた喪失感と後悔の念を抱え、息子が生きた証を探し求める父がその先に見つけたものとは――― 社会的名誉も地位も手に入れた著名な作家の唐大道。彼は自ら選んだ道こそが最も正しい道だと信じて疑わない独善的な人間であった。それは、愛する息子・英健に対しても同じで、息子の幸せの為だと恋人の張爽が農村出身という理由だけで別れさせた。しかし、その絶対的な信念は、英健が29歳の若さでこの世を去ったとき崩れた。「父さんが好きなのは、自分の心の中の僕なんだ」という言葉を遺した英健。息子はどんな生き方を望んでいたのか…。まだ近くにいるはずだと様々な本を読みあさり息子の魂を探した。そんな中、英健と瓜二つの劉力宏と出逢い、息子の姿を重ね度々彼のもとを訪れる大道。妻の瑞英は大道を制止するが、彼と会うことを止めることはできなかった。しかし、息子にもう一度会いたいと願う強い気持ちはひとつの奇跡を起こすことに。
30歳を⽬前にしたごく普通の⽇々を送っていた韓国⼈⼥性・ユミ(チェ・スヨン)。ひとつだけ気にかかっている事があるとすれば、仕事で名古屋へ⾏ってしまった婚約者テギュとの未来だった。そんなユミ…
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>>続きを読む突然の事故で半身不随となってしまった男、リョン・チョンウィン(アンソニー・ウォン)。妻とは離婚、息子とも離れて暮らし、人生に何の希望も抱けないまま、ただただ日々を過ごしていた。妹ジンイン(…
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