わが子に先立たれた喪失感と後悔の念を抱え、息子が生きた証を探し求める父がその先に見つけたものとは――― 社会的名誉も地位も手に入れた著名な作家の唐大道。彼は自ら選んだ道こそが最も正しい道だと信じて疑わない独善的な人間であった。それは、愛する息子・英健に対しても同じで、息子の幸せの為だと恋人の張爽が農村出身という理由だけで別れさせた。しかし、その絶対的な信念は、英健が29歳の若さでこの世を去ったとき崩れた。「父さんが好きなのは、自分の心の中の僕なんだ」という言葉を遺した英健。息子はどんな生き方を望んでいたのか…。まだ近くにいるはずだと様々な本を読みあさり息子の魂を探した。そんな中、英健と瓜二つの劉力宏と出逢い、息子の姿を重ね度々彼のもとを訪れる大道。妻の瑞英は大道を制止するが、彼と会うことを止めることはできなかった。しかし、息子にもう一度会いたいと願う強い気持ちはひとつの奇跡を起こすことに。
突然の事故で半身不随となってしまった男、リョン・チョンウィン(アンソニー・ウォン)。妻とは離婚、息子とも離れて暮らし、人生に何の希望も抱けないまま、ただただ日々を過ごしていた。妹ジンイン(…
>>続きを読む大阪で生活する中華系の母と子。4歳になるヤンヤンは、父と数ヶ月前から会っていない。ある日、彼はかつて父が描いた花火の絵を見つける。それを見た母は、ヤンヤンに花火を見に行く約束をするも、その…
>>続きを読む東京から上海に転任してきた自動車メーカーに勤める早瀬(渡部篤郎)は、半年前の辛い出来事からまだ立ち直れないでいた。婚約者が早瀬の親友の車で事故死したのだ。愛と友情に同時に裏切られた早瀬は、…
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>>続きを読む主人公の少年は、中国朝鮮族自治州・延吉で生まれ、10歳のときに日本へ移住する。20歳を迎えたとき過去を振り返るため、画家だった父を探すことを決意する。中国の親戚に父の行方を尋ねるが、誰も消…
>>続きを読む台北郊外に⽗と⼆⼈で暮らすリャオジエ。コツコツと倹約しながら、いつか、⾃分たちの家と店を⼿に⼊れることを夢⾒ている。ある⽇、リャオジエは“腹⿊いキツネ”と呼ばれる地主・シャと出会う。優しく…
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