コンバージェンス:危機のなかの勇気の作品情報・感想・評価・動画配信

コンバージェンス:危機のなかの勇気2021年製作の映画)

Convergence: Courage in a Crisis

製作国:

上映時間:113分

3.9

あらすじ

「コンバージェンス:危機のなかの勇気」に投稿された感想・評価

オーランド監督のドキュメンタリー最新作。
彼の映画は本当に素晴らしい。
ドキュメンタリーとは思えないほどの、構成力は一体なんなんだろうか…

凄いニュースとか映画みたいな世界を、つまりは遠い世界のものを映像に収めて、それを身近なところに落とし込むのが凄い上手。
今回に関しては、どう撮ったのかわからないが、コロナというパンデミックが起きた世界で活躍する医療従事者達の物語。

武漢の一般市民から、WHOまで登場するのは凄い!身近に起こってはいないけど、あらゆる地域でこのように見えない敵と見えない未来と闘っている人達を観れる映像。
そんな人たちもいる中でジョージフロイドさんが殺されて(細菌ではなく、人によって)また違う軸で世界の話題になったことを対比して映像に組み込んでいるのも感慨深かった。

あの、ロンドンの医療ボランティアの方の発信力も凄いけど、ロンドン政府は何故あのような政策を売ったのかな?笑
まぁ日本もアベのマスクとかしてたから、人のこと言えんが日本のあれは一体なんやったんやろうか?笑

やっぱりドキュメンタリーは、リアルな現場や表情を撮れるから素晴らしいな〜
あのチリかどっかのおばちゃんのマスクの跡ついて脂汗かいてる姿とかジーンと来た。

チェケラー
コロナパンデミックによる世界各国の危機に命をかけて戦うヒーロー(民間、ボランティア)を追ったドキュメンタリー。

社会的立場の弱い移民や貧困層を切り捨てる政策やそれによりとめどなく増え続ける重症化患者がカメラに収められる。

当たり前だけど病院はセットでなく運び込まれる患者も作り物ではなく、床に飛び散る血液は血糊ではない。喉かっ開いて管通す重症者がずらぁっと並んだ病室が世界各国数え切れないほどあり、それは現実。

NHKドキュメンタリー『精神科病院×新型コロナ』でも、病院に運び込まれた重症化で息も絶え絶えな高齢者の発した第一声が「お金無い…」なのはぐわぁってなりました。
こういう危機によって貧困が露骨に炙り出される。
今観るべき題材と思い鑑賞。
「コロナ」の医療現場のドキュメンタリーと思い見始めたけど実際はもっと深く根深い話だった。
自分の事を守ることに必死になるはずなのに、人を想い、人の為に動き、人のために命をかける。
それは誰にでも出来ることではないし、自分に置き換えても胸を張って同じことが出来るとは言い切れない。
コロナにより表に出てきた問題も初めて知ることが出来たし、同じ世界で起きていることに目を背けるべきではないと思った。

言葉で書き切れるものではないけど一度この時代に観るべきだと思う。
紹介文がちょっとアマプラのコロナドキュメンタリーものに引っ張られすぎ。群像ドキュメンタリーではあるけどめちゃくちゃ精力的に活動してるっぽい人もいるので全然名もなきヒーローではないっすよね。しっかりした内容なのに紹介文が適当なんだよ

このドキュメンタリーに映ってるような大事件は起きなかった自分の周りですら2020年は色々ありすぎて記憶が訳わかんない事になっているから、こうして各地の記録を見ると改めてやべー年だったんだなと実感する。今ちょっと気が緩みそうになっててダメだな。

どの国の状況も全部印象的だったけどロンドンのシリア移民の人とマイアミの黒人医師の人が特に記憶に焼きついた。凄すぎる人達すぎて自分と比べるのもおこがましく感じるけどあーーーマジでもっとちゃんとしなきゃなーーーと思った。なんつーか彼らとは状況も境遇も立場も能力も背景も全然違うけどそれでもこれは自分には絶対できない全然関係ない世界と言動だわって第三者目線で自分と切り離して見るのも違うよな。同じ世界の人間の話なんだよな

ちょっと気になったのがこのドキュメンタリーをどういう作り方したのか?という点。各地でそれぞれが記録していたのを集めて編集したのか最初からある程度計画的だったのか?あとちょいちょい差し込まれるyoutube動画は若干ノイズだった。ドキュメンタリーとしては各地のつぎはぎでしかないっちゃないから最後いい感じの歌流してシメ!は何かちょっとズコーだったな でも今見るべきだよなこれはと思って見たし実際見てよかった。
Michael Kiwanukaの素晴らしい新曲「Beautiful Life」をテーマ曲として使っていることがきっかけで、この映画の存在を知りました。

一般的にconvergeという動詞は複数の流れが一つになることをいうのだそうです。

病院の清掃人、治療薬を届けるボランティア、医師、看護師、等々、最前線で必死に戦う方々が、今の状況や問題点を行動しながら語るという手法で見せてくれます。単なるインタビューとは違い、その手法は実に鮮やか。

政府が発表したとんちんかんな政策をSNSを駆使し、見事に覆らせるところなんかは痛快です。

Netflixでしか観れないので視聴できない方が多いのかもしれないのが歯痒い。カラッと晴れた青空も綺麗なので、映画館でも公開して欲しいものです。
りっく

りっくの感想・評価

3.5
新型コロナによって逼迫する世界中の医療現場。本作はそこで患者を診察する医師ではなく、病院で働く清掃員や、病院に行けない人々を送迎するボランティアやソーシャルワーカーの活躍にスポットを当てる。縁の下で社会の混乱を支える人々に焦点を当てるという意味では、フィクション映画ではあるが、ベン・スティラー監督の傑作『LIFE!』といった作品が頭に浮かぶ。

そこから浮かび上がるのは、今まで政府や行政が見て見ぬふりをしてきた問題の顕在化だ。見捨てられたスラム街、街のために医療従事する難民や移民、公衆衛生教育の失敗。命の危険を冒してまで医療現場で働いているにも関わらず、保険の対象から除外されれ、患者もコロナで死んだら、その家族は在留許可が取れない。機能しない行政に頼ることなく、自ら行動を起こす人々の尊さは胸に迫るものがある。

「国家の分断はウイルスが付け入る隙になる」という印象的な言葉の通り、混沌とした世界の社会的な病理も浮かび上がらせた後、本作は見捨てられた人々の声を「連帯」という形で世の中に提示する様を映し出す。だが、コロナという終わりの見えない闘いを描きながらも、その問題を中途半端に切り上げて主張を押し通す構成は、ドキュメンタリーとしてはスマートではないようにも思う。
https://shimacinema.hatenablog.com/entry/Convergence%3A_Courage_in_a_Crisis

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