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Ninjababy(原題)
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『Ninjababy(原題)』に投稿された感想・評価

muscle
5.0
編集がうまくて、映画を感じる。

特筆すべきは複数人での会話シーン。この映画の複数人の会話は、かなり複雑にアクション繋ぎがなされているのだが、全く段取り臭くない。
そしてそういうことをしていながらアニメーションの入れ込み方のセンスを猛烈に感じる。フランシスハと、ゴーストワールド、シンプルシモンなんだけど、ギリギリ技巧的でもある。こういう映画を俺は大好き。

ベッドに寝転びながらモラトリアムを満喫しようとする主人公の演技以前の顔がまた、素晴らしい。
akrutm
4.0
パーティに明け暮れて自由奔放な生活を送っているイラストレーターの女性が、一夜限りの関係の末に妊娠したことで、自分自身の生き方を見つめ直す姿を描いた、イングヴィル・スヴェー・フリッケ監督のドラマ映画。実写の中に、主人公のラケルが描いている自分のお腹の中にいる子供(胎児)として、ニンジャベイビーというアニメのキャラが登場するという形式の作品。

MUBIでは、同じくノルウェーで活躍するヨアキム・トリアー監督の最新作『わたしは最悪。』の妹(いもうと)編と紹介されていた。確かに主人公のキャラは似ているし、妊娠というイベントも起こる。『わたしは最悪。』がアラサー女子なのに対して、本作は20代前半という設定もまさに妹である。そういう意味で、『わたしは最悪。』のようなイタイタしさは感じられず、年寄りの私からすると主人公にちょっとイラッとするけれど、ちょっと遅めの成長譚として不自然ではない。

ストーリーも興味深い。途中の展開はわりとオーソドックスなハッピーエンディングに向かうように見えるが、その後に何回もどんでん返しがあるので飽きない。主人公の最終的な選択もけっこうえげつないし、ラストシーンでの主人公の心情も複数の解釈が可能など、なかなかの良作であろう。

妊娠が発覚したときにまだ初期だと勘違いして父親と見当をつけたのが、合気道のコーチでフィギュアマニアの男性。日本文化好きというキャラで「日光」と書かれたTシャツを着ていたりする。このキャラを演じたネーダー・ハデミは、ノルウェーのアカデミー賞と言われる2021年アマンダ賞の助演男優賞、主人公ラケルを演じたクリスティン・クヤトゥ・ソープが主演女優賞を受賞(本作はその他に監督賞と脚本賞を受賞)している。ちなみに、『わたしは最悪。』のほうが公開は少し後で、2022年の主演女優賞を含むアマンダ賞6部門を受賞している。
3.5
ベルリン国際映画祭クリスタルベア受賞のノルウェー映画。
漫画家を目指すラケルは一夜限りの相手との間に想定外の妊娠をし、気付いた時には中絶もできない時期に入ってしまっていた。母親になる気が全くない彼女は現実逃避するように酒を飲みタバコを吸い何事もないかのように過ごそうとするが、彼女の中の漠然とした不安が赤ちゃんの姿をした漫画のキャラとなり彼女に語りかけるようになる……
イラストレーターであるラケルの心情を表すように時々ちょっとシュールで可愛らしいアニメや漫画のような効果がさしこまれハートフルなコメディチックに描いているが、望まぬ妊娠をした女性のリアルがそこにはある。

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