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ASU:日の出
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目次

『ASU:日の出』に投稿された感想・評価

3.7
TIFF15本目✨
タイトルの"ASU"の意味が素敵!!
パケ写から壮絶なクライムものかと想像してましたが全然違いました!子どもを授かった直後に乳がんの宣告受けた女性の闘病生活を描く。乳がん患者の苦しみと母として何ものにも代えがたい我が子へ愛が繊細に描かれていて、ドキュメンタリーを見ているみたいにリアルでした。スリランカの宗教観を独創的なイラストとともに美しく盛り込んでいたのも良かった。彼女が痛みに耐えかねて叫ぶ度にこちらまでキリキリと胸が痛む。ビジュアルデザインや乳がん患者の身に起きる身体的、精神的な変貌がきめ細やかに表現されていてすごいと思いました。精神と身体の結びつきを感じるヨガ的な観点もよかった!
3.0
第34回 東京国際映画祭 鑑賞16作目

本作で描かれるのは、赤子を産む事で自らは命を落とす運命にある母親の、出産するか堕胎するかの葛藤や、遺される家族(夫と娘、父と妹)への想い故の苦悩。
個人的には、コンペ部門の『市民』と対になる物語だった印象です。

ーーー【あらすじ】ーーー
音楽家の夫と幼い娘、仲睦まじい幸福な家庭で妻・母として幸せに暮らす妊娠6カ月のネルム。
体調不良で病院に行くと、ステージ3の末期肺癌と診断される。
一刻も早い化学療法のために、危険の伴う出産の断念を提案された夫妻は思い悩むが、ネルムはお腹の子どもの生を奪う選択はできなかった。
出産を決意し日に日に衰弱していくネルムに対し、彼女に生きて欲しい夫やネルムの父と妹の心は揺れる……。
ーーーーーーーーーーーー

スリランカは、国民の7割が仏教徒というお国柄。
ネルムは敬虔な仏教徒のようで、冒頭から仏教の教えが随所に登場します。
有名な白兎の逸話は日本人にも馴染み深く、描かれるテーマは普遍的な内容とあり、非常に入りやすいです。

本作は、カチッと固定されたカメラが、人物を中心に据え、背後の風景全体が美しく見えるロングショットからのズームイン&アウト、このカメラの引きと寄りが印象的です。

白い石と緑の木や、青いプールと滑らかな石段等、コントラストの効いた色彩が美しく、登場人物の華美な服装の浮き立つ美しさにも目が止まります。
それ故、抗癌剤治療で髪の毛が抜け落ち、衰弱し、変わり果てていくネルムの姿も、より涙涙の過程として飛び込んでくるため、なんとも苦しい。

ある一人の女性が、妻として、母として、娘として、人間として、何を想い何を覚悟し、何を胸に死んでいったのか。
"死"へ向き合う女性の姿を丹念に淡々と切り取っていく、美しい物語でした。

ラストメッセージは、「インディラを追悼して」
妊娠中に乳がんが発覚した母親の物語。

なんか、お母さんが一人で頑張ってる感じがしたな。
周りの家族は、もちろん気遣ってはいるけど、ただ見守っているだけのような。
苦しんでる時も、お母さんはいつも一人だった。
強いお母さんだったな。

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