その夜の妻の作品情報・感想・評価

「その夜の妻」に投稿された感想・評価

サイレントらしくほぼ映像だけで展開を示す様子は良かったけど、音が完全に無かったから代わりにクラシック音楽聴いてしまって逆に集中力が削がれ、しかも時代もあって画質が良くなかったということで、何が描かれていたのかよく分からなかった箇所が結構あった。

やはり完全な音無しっていうのはキツいものがあるから、小津のサイレントはちょっと敬遠してしまう。
もた

もたの感想・評価

4.0
『非常線の女』の双子のような作品。たぶん小津安二郎一生ぶんの横移動が見られる。田中絹代よりピストルを構える女性が画になる。おきまりの人情ドラマへの流れはアメリカ映画らしからぬが、それ以外は、アメリカ的な方法論を我が物にしている。肝心の、小津監督が影響を受けたアメリカ映画とはなんだろう。
dude

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4.0
サイレント小津ノワール!フィルム・ノワール以前だけど...。絵面的にはアメリカ映画で帽子の扱いなんかも洒落てるんだが日本的な人情話。夜の逃走劇に挟み込まれる街灯が良いと思っていると、夜が明けて街灯が消えるところまで見せてくれて嬉しい。ストレートに面白かった。
yukako

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3.5
戦前のサイレント映画というものを始めて見たけれど凄い!小津のフィルムノワールというだけで見る価値あり。皆さんの感想を拝見していてピアノ伴奏つきでシアターで見られた方がいて羨ましい限り。
Mami

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4.0
ピアノ伴奏つきで鑑賞。
日ごろ自分がいかに音に頼っているかを感じた。音がないから、役者の表情や背景、シーンをよく見た。この時代の人たちは、音や声を想像して見ていたのかと思うと、心が想像力が今より豊かだったんだろうなあと感じました。
SHU

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3.6
神保町シアターで生伴奏上映。

生伴奏!!すげえ!!
電話鳴ってる!ドア叩かれてる!

楽譜って伴奏者の方が書いたのかな?

はじめての鑑賞体験でした。
JBOY

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3.9
女性の逞しさと強さ。男の赦しと美学。ピアノの生伴奏付きの映画体験は至福な時間でした。
小津安二郎監督のサイレント映画。 
オスカー・シスゴールの短編小説『九時から九時まで』を原作とした小津監督には珍しい犯罪映画。(二丁のピストル、手錠なども小道具として登場する。) 
しかし、犯罪映画といっても徹底的なノアールではなくて、幼い娘の病気を治すための費用を工面するために強盗してしまった男(岡田時彦)とそれを現場からタクシー運転手として乗せた刑事、そして男の妻(八雲恵美子)が繰り広げる人情味あふれるドラマ。 

DVD(デジタルリマスター修復版)を購入しての鑑賞であったためか、画質は良好であった。
小津のフィルムノワール、サイレント映画。

お話は紙芝居程度の厚みだが、見所はある。

夜の静けさを表象するような、シーン間の風景ショット群、要所で使われる移動撮影(ハラハラ感)、少し風変わりな室内装飾など。

刑事のコップのくだりは笑える。
maya

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5.0
流麗なアクション繋ぎに痺れる。扉や遮蔽物を使ったお手本のようなサスペンス。揺れるブランコが配置されたアパートの空間設計。
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