ゆんさんの映画レビュー・感想・評価

ゆん

ゆん

ホラー・スプラッターが好き。ショッキングだったり、現実への復讐となるような作品を求めて観ています。
人のレビューに感化されて過去観た作品の感想を書くこともあり、未見のレビューではclipも沢山します。いつも参考にしています👀

映画(51)
ドラマ(0)

ネクロノス(2010年製作の映画)

3.7

中世の時代に処刑された呪術師ネクロノスが、現代に甦り人類滅亡のため虐殺の限りを尽くすというストーリー。
この127分は虐殺シーンを観るためにのみ存在します。ひたすら人がナイフで裂かれ、首を切られ、性器
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全員死刑(2017年製作の映画)

3.8

事実は小説より奇なり。の、創作の世界で取り上げられにくい奇怪な部分。着地点の不明な破天荒さを切り取るのが上手く、ゲッツ板谷氏のエッセイを読んでいる時のような面白さがあった。
ストーリーは「仁義なき戦い
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殺し屋1(2001年製作の映画)

4.9

紫のジャケットに裂けた口の垣原がジョーカーならば、バットマンは間違いなくイチだ。
黒いコスチュームに身を包み、踵の仕込み刃で人体を真っ二つにする様は馬鹿馬鹿しいほどキマっている。
ただ悲しいのは、イチ
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鬼婆(1964年製作の映画)

4.3

これは戦に翻弄される命達の悲惨さや、逼迫した貧しさに喘ぐ人々の姿をまざまざと見せつける戦乱の世の物語...ではない。
スクリーンに映るのは、世の中の理不尽さや生活の困窮を不自然なほどあっさりと受け入れ
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スワンズソング(2002年製作の映画)

3.8

二人の女子高生が、学習ノートに遺書を残して屋上から飛び降りた。
恋愛関係でもなく、ままごとのように手を繋ぎ、キスをする二人。その瞬間画面は赤いライトで照らされ、口移しされた虫が蠢く。
主人公の妹が、黄
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BAD MAX 怒りのリベンジ・ロード(2015年製作の映画)

4.0

あまりにも情けない邦題だ。
本作を手に取るような客層は、本家マッドマックスを観ていて、尚且つアダム・チャップリンやテーターシティも鑑賞済みである割合が高く、MADMAXと勘違いして観てしまう可能性が極
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先天性獣欲魔(1994年製作の映画)

5.0

障害者福祉施設の近辺でレイプ殺人事件が起きるなか、そこに知的障害を持つ主人公ミンミンが入所する。レイプ犯に目をつけられた彼女の、地獄のような毎日が始まる...。

変態というものが、行為そのものよりも
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テーター・シティ 爆・殺・都・市(2012年製作の映画)

5.0

モラルも魂も心意気も、この世のものは全て血潮と内臓にまみれてしまえ!遠慮も配慮も一切ナシの残酷絵巻。一体この作品の魅力を、どのように伝えたら良いだろう!

犯罪者予備軍を自殺させ、その死肉を食肉利用す
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カメラを止めるな!(2017年製作の映画)

-

思春期時代を映画に救われた私は、山形の田舎から東京に出た。
はじめは好きな監督の作品が山形では上映しなかったためだったが、それからぼんやりと、もしかしたら映画製作に携わりたいのかもしれないと考えるよう
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ゆきゆきて、神軍(1987年製作の映画)

4.5

論理感や道徳心などというものが、作品の面白さという圧倒的正義の前でどれほど無意味なのかと思い知らされる。ちょうど、論理感の欠如や矛盾の塊である奥崎謙三が、我々の感心を惹き付けてやまないように。

「悲
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殺人者の記憶法(2017年製作の映画)

3.7

主人公がアルツハイマーで尚且つ連続殺人鬼というブッ飛んだ設定は、ソル・ギョングの演技力をいかに信頼しているかという証だろう。実際あれだけの説得力と気迫をもって演じきられてしまうと、何の文句も出てきよう>>続きを読む

死霊の罠(1988年製作の映画)

4.2

ノイズ混じりのカメラは、縛られ胸をはだけた女性を撮している。腹を裂かれ、眼球をメスで突き刺された瞬間、視聴者は女性とシンクロし、その痛みを自分のもののように感じる。モノクロの瞳のセンセーショナルな画は>>続きを読む

スターシップ・トゥルーパーズ2(2003年製作の映画)

3.8

限界まで開かれた眼球は真っ赤に染まり、悲鳴をあげようと開いた口めがけて、丸々と太った芋虫のような物体がボトボトと降ってきた。それは、どす黒く腐って落ちた人の指だった。
口から出た大きな便所コオロギのよ
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カメリア(2011年製作の映画)

3.5

チャン・ジュナン監督観たさに借りた、三部構成のオムニバス作品だが、しょっぱなのウィシット・サーサナティアン監督「アイアン・プッシー」が素晴らしく、二本目の行定勲監督「kamome」のくだらなさに萎えた>>続きを読む

十代 恵子の場合(1979年製作の映画)

3.5

不良番長や筒井康隆作品でアナーキーな魅力を発揮する内藤誠監督作品。
受験勉強に行き詰まった女子高生が、冬休みに不良と関係し、ヤクザの情婦から薬物中毒者にまで転落する様を描く。

ロリ顔熟女のイメージが
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蠱毒 ミートボールマシン(2017年製作の映画)

3.8

完全にやりすぎに振り切った、デコラティブな特殊造形の数々が圧倒的物量で迫ってくるというだけで、もったいないくらいのお得感がある。

生前の特性を持つという設定になったネクロボーグは、それぞれが強烈な個
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アダム・チャップリン(2011年製作の映画)

5.0

溢れ出る血糊に、こちらまで汚され傷付いたような痛々しさと、心が洗われるような清々しさを感じられる、北斗の拳系映画界の最高傑作。

まるで80年代のスプラッタームービーを観ているようなアナログ味にこだわ
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バンビ(1942年製作の映画)

5.0

とにかく異常なまでの「可愛らしさ」への執着に満ちた、奇跡のように尊い作品だ。
その奇跡は、およそこの作品世界には似つかわしくない、血の滲むような努力とか根性とか情熱といった泥臭いもので作られたものに違
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ヌイグルマーZ(2013年製作の映画)

3.7

中川翔子演じるダメ子が、喋るクマのぬいぐるみの力でヌイグルマーへと生まれ変わり、姪の響子を悪の魔の手から守る。

中川翔子の独特の喋り方や、性的なもののないルックス等が、ダメ子の「ロリータファッション
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ファントム・オブ・パラダイス(1974年製作の映画)

3.4

デ・パルマ版オペラ座の怪人。
人々から忌み嫌われ、この世の全てから見放された不遇な醜い少年。手にした音楽の才能を使い、傲慢に権力を振りかざし時に人の命すら奪う怪物。愛する女性の自由を奪い、それでも消え
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変態島(2008年製作の映画)

3.4

「変態村」しかり、こういういい加減で滅茶苦茶な邦題は徐々に少なくなってきているが、面白いし覚えやすいのでどんどんやってほしい。

津波にさらわれた子供を探しに、夫婦はミャンマーのジャングル奥地へ入る。
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イングロリアス・バスターズ(2009年製作の映画)

-

「ナチスへの復讐」なんて深刻で大きすぎるテーマが、どのような形をもってしても十分に描かれることはない。
そんなテーマに対して、安易に復讐者に感情移入して、復讐完了とばかりにハッピーな結末を受け入れるな
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セブン(1995年製作の映画)

3.9

七つの大罪になぞらえた凄惨な殺人事件を追う二人の刑事を描くサイコ・サスペンス。

荒廃した室内のセットが変質的なまでに手が込んでいて、フェチズムすら感じさせる。図書館や警察署がロケではなくセットで、犯
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DEVILデビル/ラマン・ラーガヴ 2.0 ~神と悪魔~(2016年製作の映画)

3.6

妄想癖があり、行き当たりばったりで殺人を繰り返す男と、薬物中毒で破滅型の刑事の出会いを描く。

インド映画は独特のポジティブさに馴染めなかったが、見識の狭さを痛感。
物語は殺人やドラッグ、セックスをメ
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フォーリング・ダウン(1993年製作の映画)

3.9

世の中のすべてにブチギレた中年男性が、あらゆる犯罪行為に手を染めながら別れた妻子のもとへ急ぐ。

犯人を追う刑事が退職のその日に、机の引き出しに猫のトイレ砂を詰められ皆から嘲笑われる、その後ケーキとコ
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スレイブメン(2016年製作の映画)

3.4

苛められ体質の主人公はある日、ひょんなことからスレイブメンのヘルメットを手に入れる。そのヘルメットを被るとスレイブメンに変身することが出来、特殊能力として、スコープで人間を五秒間写すとその対象をこの世>>続きを読む

サスペリア PART2/紅い深淵(1975年製作の映画)

3.0

殺人の目撃者となった主人公が、次々起こる不可解な事件の真相に迫る。
江戸川乱歩のような、ターゲットを追い詰めるテクニカルで派手な殺人シーンが魅力。
背景と共に美術の一部と化した通行人の配置もオシャレで
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地獄愛(2014年製作の映画)

3.2

結婚詐欺師の男とシングルマザーの女が共謀して金をせしめようとするが、女は被害女性に嫉妬し殺害してしまう。実際の連続殺人事件をモデルにしたストーリー。

マーサ・ベックを演じた熟女がどことなく十朱幸夫っ
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イグジステンズ(1999年製作の映画)

3.8

ゲームを人体に直接繋いでバーチャルな現実を生きることができるという世界を描いたSF作品。

まずゲーム機が、奇形生物の有精卵で作られた生体である、という設定が最高。しかも脊椎に直接穴を開けてゲームのプ
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ギニーピッグ2 血肉の華(1985年製作の映画)

5.0

「日本が世界に誇る低俗スプラッター」
ホラー漫画家日野日出志のもとに、何者かが撮ったというスナッフフィルムが届いた。そのビデオを日野日出志自ら映像化する。
内容はひたすら女性の身体を解体し続けるものだ
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ザ・メイヤー 特別市民(2017年製作の映画)

4.0

「悪いやつら」のチェ・ミンシクが好きな方は是非。いつもの叔父貴です。

ビー・デビル(2010年製作の映画)

4.5

労働力として搾取される女性が、この世から居なくなることを願ってやまない。
ソウルで暮らす主人公が、幼なじみの住むとある島を訪ねるが、そこでは幼なじみが酷い虐待を受けていて...というストーリー。
とに
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スターシップ・トゥルーパーズ(1997年製作の映画)

4.5

●巨大昆虫や人体破壊描写の素晴らしさはもちろん、登場人物のキャラクターが皆キラキラした押しの強い方々でお化け虫どもに全くひけをとらない。虫に囲まれるよりも、この人らに囲まれた方が怖いだろう。
●とにか
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イディオッツ(1998年製作の映画)

2.9

子供を失った女性が奇妙なきっかけから出会った、障害者を演じる男女数人との交流を描く。

いくら馬鹿馬鹿しく過激に退廃的に世の中を過ごしてみせても、それぞれの深刻で退屈な現実と共存しなければならない時が
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デビッド・クローネンバーグのシーバース(1975年製作の映画)

3.7

リゾート地に建つ巨大マンションに住む医師が研究開発した寄生虫によって繰り広げられるパニックを描いた物語。

●DVDのジャケットにもなっている主人公らしき男性が全く喋らず話にも関わってこず驚かされる。
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アンチクライスト(2009年製作の映画)

3.0

教養のない自分には、美しい映像に秘められた比喩や伏線やオマージュには気付かず、大事なものに触れる事なく観ることができた。
自分がこの作品を理解できると思ったらその時はかなり精神がやばい証だな、という直
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