一言で表すと、加速しなかった「ガルシアの首」でしょう。
本作でちょっと思ってしまったのは、ペキンパー映画は基本的にアクションシーン以外はあまり面白くないのではないかということです。スローモーションを>>続きを読む
おもろいけどちょっと長いし、この長さで3本立てやるってどういうことだユーロスペース笑
だいぶ前にフィルマで見つけた変な映画がついにやるということで見てみましたが、割と面白かったです。ゴダールや武みた>>続きを読む
ん?これは作品にする必要あったのか?と思う映画でした。正直パパラッツィの残りカスを無理やり繋げた印象しか残りませんでした。
まあ本当はこっちを撮りにきたところ、パパラッチの方が面白いことに気づいたの>>続きを読む
アデューフィリピーヌ観にきたらいきなりこれ始まったのでクソ焦った...3本立てだったのかい...まあ観に来る前に確認しろって話ですけどね。
と思ってたらこれが一番面白かったです笑
バルドーの顔面アッ>>続きを読む
ファスビンダー作品も五作目くらいに入ってくると、お馴染みの役者さんが分かってきて別の楽しみ方もできます。本当どの役者さんも全くと言っていいほど変な顔をしていますが、どなたの顔も一度見たら忘れられません>>続きを読む
シーンと無関係の陽気な音楽を唐突に挟む独特な演出が、引きで映し出される孤独な人々に不思議とマッチして、本当に気持ちが沈んだ時に周りの足音が自分と無関係に通り過ぎていく時の、言いようもない孤独のような感>>続きを読む
落ち着いたカメラワークが的確にノスタルジーを拾い上げていく様が見事な映画でした。
しかしラストの「祖母と行こうとした道は、今もはっきりと覚えている」的なセリフがいまいちピンと来なかったので、ちょっと>>続きを読む
役者の演技やストーリー展開を見るに完全にB級映画ですが、それと同時にヴィジュアル面を結構頑張っているからか、普通に「秀作」として観れてしまう不思議な映画でした。これこそがまさしく「カルト映画」なんでし>>続きを読む
「銃撃」と同時進行で撮られた本作。しかし、「銃撃」ほどのスリルはなく、地味な普通の映画だった印象です。
やっぱりモンテ・ヘルマンらしく話の前後関係を一切遮断してしまうなら、追手の顔を見せてしまったの>>続きを読む
はまらないものはとことんはまらないゴダール作品...
勝手にしやがれから面白さを引いたような作品でした。じゃあ勝手にしやがれでいいじゃないかとなりますね...
ただ、部屋の中を逃げ回るシーンの面白>>続きを読む
番組改編期の特番並に長くて流石に笑ってしまいました。いや、それにしてもいい映画はクソ長くてもスッと見れるのは不思議ですね、旅芸人の日記然りクーリンチェ然り。
どうやらベルイマン自身の幼少期は後半に近>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
本作は見る人を選ぶカルト映画と言われていますが、結論。えー、普通に面白いです。一言で表すならば、「誇張しすぎた人生」でしょうか笑
前半はほぼポケモンみたいな道場破り系RPGです。主人公の女たらしぶり>>続きを読む
砂漠に目が慣れた人以外にはあまりにも不親切すぎるロングショットがかなり観る人を選ぶ映画でしたが、視力だけが取り柄の私にとっては「だが、それがいい」でした。
コインが本当に子供を轢き殺したのか、果たし>>続きを読む
戦場に送られてきたたった一枚の写真が、復員後の運命を予言していたところがなんともドラマチックでした。
キャグニーとボガートという、渋い顔をしているけども小柄という、なんともアンバランスなようで不思議な>>続きを読む
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スリと罰
初めてバッグを開けた時のミシェルの表情がいいですね。それでスリに手慣れていくにつれて部屋と扉を開ける動作もスリ臭くなるところもいいです。>>続きを読む
本当に船が山を登ります。
一攫千金ではなく、その先のオペラ座を夢見ているところに、フィッツカラルドの単なる入植者じゃない面白さがありました。攻撃的な部族を取り込んで山を越えるというあまりにも見切り発>>続きを読む
味覚は映像では伝わりにくいということを改めて思わされました。
それはそうとして、本作は全体として誇張された人生の展開をただなぞっているだけにしか見えなかったです。登場人物が心情を語りすぎていて全体的>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
これは金ローでよいかも...?
血統によって受け継がれる塔、盲目的に群がる攻撃的なインコたちとそれらを束ねる強そうに見えるリーダーインコ、そして戦時中という舞台設定からは、あまり深く考えなくても国の>>続きを読む
文化の対立をそれとなく料理で見せてしまうアイデアは非常によかったと思います。単に食卓を暗くするだけで気まずさを出すような陳腐な演出にはなっていませんでした。また、嫁の胃を気で攻撃したり、方向音痴な義父>>続きを読む
セクハラ・パワハラなんでもござれ、けったいな世界どすなぁ...
伝統芸能とは言いつつも、誰も踊りを観に来ないというのがリアルでした。何が「舞妓」だよという話です。そういう汚い所は目を瞑りつつ取り敢え>>続きを読む
気を抜いていると、画面端の方から何かがやってくるのは面白かったです。それ以外はなんというか...とても眠くなりましたね。ぐだぐだ車を乗りまわす人間の人生が退屈だからか知りませんが、キャラクターの退屈さ>>続きを読む
所々笑えるシーンがあったものの、全体として何をしたいのかさっぱり分かりませんでした。息子に「コーラかビールどっちにする?」て聞いた時に、息子が「ビール」と即答したところが個人的にピークでした。後半戦は>>続きを読む
ここぞというシーンを広角の引きで撮り切ってしまう。やっぱり鈴木清順の画作りは神がかり的にスタイリッシュですね。
母性に飢えたケンが、子供のように奥さんを求めて拒絶されたが、いざ神戸組の魔の手が迫って>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
先生のクセの使い方などはあからさまで残念でしたが、当事者の自白の受け止め方を間違えてしまった後に、最後カランコエのシュシュを泣きながら外すところの複雑な心理描写にはびっくりしました。
しかし、三脚は>>続きを読む
前半は、全裸の少年たちの疾走といい、どこかフェリーニのアマルコルドみたいな調子でしたが、後半に行くにつれて、儒教的な価値観のストーリーに、どこか小津映画みたいな調子が入ってきて、全体として不思議な空気>>続きを読む
窓から投げた衣装が砂浜に落ちている。扉を開けた先に砂浜がある。こうした場面の跳躍がもつ悪夢のような感じが妙にクセになる作品でした。ただシュールレアリズムを感じろと言われてもあまり美術に造詣が深くないの>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
落ち着き払って不良に対処する警部が、いいともで舞台に上がってきた不審者を冷静に受け流すタモさんにしか見えなくて笑ったのは置いといて...
暗室に切り取られた横顔が一本の電話から解き放たれていく、この>>続きを読む
ナレーションなしでやって欲しかったですね...。特にラストの異国へ旅立つ描写こそ、目で見せるべきでした。ただ馬の少年を振り返る時などに見せる妙な人間味や、駅馬車のジェロニモによる襲撃シーンさながらの移>>続きを読む
どういう細工をしたら風船に命を吹き込めるのか、それが不思議でたまらない映画でした。ラストシーンの華やかな風船たちの行進も見事なものですが、窓や塀をうまく使って風船を出し入れするキレた演出も上手いです。
主人公がザッカーバーグに似すぎてて笑ったのは置いといて...
最初に見せられる過去も未来もバラバラな断片が、奇跡のように結びついていく様が圧巻でした。掴んだ汽車の手すりは初恋の人とイデオロギーへ、捕>>続きを読む
旅芸人の日記より長く感じてしまいました...。流石に人探すだけで終わるとは思っていなかったので。ただ三峡ダムに沈んでいく地域の資料としては貴重だと思いました。
あれだけ愛を語っていた男が、「兄弟が黒人ってことはお前も...?」となって突然そっけなくなるところが、消極的だけどものすごくリアルな差別意識の描写だと思いました。そこ以外は正直そんなに面白くなかったで>>続きを読む
アンネがふっとマーティンの方を向いた時に、パッと顔に光が当たる。ドライヤーは、こういった陰影の付け方が本当に上手い監督だと改めて思いました。少々地味ではあるのですが、中世ってまあこんなもんかと思えば意>>続きを読む
暗闇の中で光る刃先が、後ちょっとで人に触れる感じの危うさ。これが4時間一貫して画面に漂っていて、飽きさせないスリルがあったように思います。しかし、ラストは結局小四が行き場のない世の中で唯一の希望だと信>>続きを読む