Marikoさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

Mariko

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ほの蒼き瞳(2022年製作の映画)

3.9

"エドガー・アラン・ポー”という士官候補生を、二次創作的に物語の謎解きに登場させていて、作風もE.A.ポー的ゴシック風味満ち溢れているというおもしろい作品。暗くて寒そうなミステリー、とてもよかった。>>続きを読む

悪魔はいつもそこに(2020年製作の映画)

3.6

ずいぶん前に、ミーハー心で観たらとんでもない鬱展開だった、って警告されてたのに、何か注意があったなあくらいの気持ちで観はじめちゃって、そういえばそうだった...と気づく間抜けな私💦

よくできた群像劇
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ウォンカとチョコレート工場のはじまり(2023年製作の映画)

4.4

まず、これは完全にPRにしてやられた人が多いと思うんだけど、2005の映画『チャーリーとチョコレート工場』の前日譚ではない。いったんロアルド・ダールの原作に戻って、新たなストーリーを作ったというのが適>>続きを読む

ザ・キラー(2023年製作の映画)

3.5

何度か寝そうになったし、そもそも冒頭の狙撃失敗を見て、あれだけお経のように唱えていることばの中に”Anticipate"があるんだったら、まずあの女がどう動くかを予想しろよ、って突っ込んだ人は私だけじ>>続きを読む

トリプル・フロンティア(2019年製作の映画)

3.2

えーと、これって「無慈悲な行いをしたり、欲張るものではない」という、いわゆる舌切り雀的教訓を描いた映画?、、じゃないよねえ💦
プロットは悪くないし、ラストはイイ話っぽく終わってるんだけど、終始「コレっ
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JAWS/ジョーズ(1975年製作の映画)

5.0

ロイ・シャイダーについてちょっとした議論があって(長いので割愛笑)、それをきっかけにものすごく久々に鑑賞。

いや、凄い。スピルバーグの最高傑作だな。知ってたけど笑。
もうのっけから映像と音楽の使い方
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月面着陸(2019年製作の映画)

4.1

天才とナントカは紙一重を地で行く、問題ばかり起こしている兄。その異母兄弟で、離れていた兄との距離をなんとか縮めようとする弟。
もう、どんどんこの兄弟が愛おしくなってきちゃって、かなり泣いた。
あれ?こ
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オペレーション・ミンスミート ーナチを欺いた死体-(2021年製作の映画)

3.4

嫌いじゃないしつまらなくはなかったけど、思ってたのとはちょっと違った。もっとこの作戦そのものに絞って100分くらいにしてくれてたらちょうどよかったかも。
いや、ケリー・マクドナルドはたしかに魅力的だっ
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Shohei Ohtani - Beyond the Dream(2023年製作の映画)

-

『憧れを超えた侍たち』のレビューで、大谷のことを「未来からやってきた無国籍人」だと思っているって書いたし、常々「彼はこの暗い現代を救うために未来からやってきたSaviour」って言ってるんだけど、この>>続きを読む

海外特派員(1940年製作の映画)

4.0

大昔に観てたはずなんだけど、ビックリするくらい忘れてた笑。

雨のアムステルダム群衆下での殺人、そこから逃げる犯人と追いかける主人公をひしめく蝙蝠傘で見せる演出、からのカーチェイス。この一連のテンポと
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西部無法伝(1971年製作の映画)

3.6

南北戦争直前、白人と黒人のコンビが詐欺で西部を荒らしまくる(...まくらない笑。割と地味)というストーリーなんだけど、現代で考えると相当センシティブな件をたくさん含んでいるにも関わらず、そういうところ>>続きを読む

Now and Then:ザ・ラスト・ビートルズ・ソング(2023年製作の映画)

-

これは素晴らしい...。

"Now and Then"
音源だけ聴いた時は、一言では言い表せないいろいろな思いが錯綜して、またはからずも物凄く期待してしまっていたために良いとか悪いとか好きとか嫌いと
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マージン・コール(2011年製作の映画)

3.8

金融に詳しくない(サブプライム問題がどういうことで、これがどんな経緯だったかは概ね知ってる程度)ので、それぞれの局面がどの程度切迫しているのか今ひとつ測れないところがあるものの、キャストが素晴らしいの>>続きを読む

ザ・クリエイター/創造者(2023年製作の映画)

3.9

アバター+ブレードランナーを『ローグワン』のギャレス・エドワーズが描きました、という趣で、AI vs 人間 ではなく、感情や意志をもった人間型ロボットを排除する立場の人間と共存しようという立場の人間と>>続きを読む

三十九夜(1935年製作の映画)

3.9

過日ヒッチコックのドキュメンタリーを観て、イギリス時代の作品を観直したり新たに観ようと思って、アマプラにある辺りから。

ヒッチコックお得意の「巻き込まれ型」サスペンスの源流ともいえる作品か。こういう
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赤と白とロイヤルブルー(2023年製作の映画)

3.6

設定が現代風なだけで、案外クラシックな王道のラブストーリー。つまらなくはなかったし、嫌な気持ちになることがまったくなくて、、ってなんか印象がこのあいだ観た『ミセス・ハリス...』にすごく近い。いや、ス>>続きを読む

ヒッチコックの映画術(2022年製作の映画)

-

まずこれはヒッチコック作品をどの程度観ているか、がかなりキモ。
私はまあまあ観てる方だとは思うけれど、イギリス時代のは『バルカン超特急』はじめ『海外特派員』『第三逃亡者』あたりは観てるとはいえ、あとは
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ミセス・ハリス、パリへ行く(2022年製作の映画)

3.8

とにかくミセス・ハリスがチャーミングなので、思わずにこにこしながら観ちゃったわけなんだけど、いくらなんでもあれやこれやが上手く行き過ぎじゃないの?と思ったら、これ原作がギャリコなのね。悪人が出てこない>>続きを読む

蘇える金狼(1979年製作の映画)

3.0

映画には、その出演俳優のPVとしてはこの上ない価値があるけれど、脚本を中心として作品としてはなんとも評価しがたい、というものがある。これはその代表格。

数十年ぶりに観たのだけど。
荒唐無稽にしても、
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白い巨塔(1966年製作の映画)

-

昭和版ドラマも平成版ドラマも観てたけど、映画は初。
里見が去って財前の勝利で終わってたのには驚いたけど、どうやら控訴審〜財前の病は小説としては続編で、映画製作時はここまでだったのね。知ってるストーリー
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エクストリーム・ジョブ(2018年製作の映画)

3.8

『ムービング』ですっかりリュ・スンリョンのファンになってしまったので、非常に評価の高い今作を勢い(笑)で鑑賞。

韓国映画は数えるほどしか観ていないし、ましてコメディはほぼ初めてなので比較対象がないん
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モガディシュ 脱出までの14日間(2021年製作の映画)

4.6

Filmarksでは評判が高かったのでチェックしつつ劇場を逃した今作、アマプラに来てたので鑑賞。
いや、、、参りました。
韓国モノは映画もドラマも殆ど観ずに過ごしてきてる人生だけど、今『ムービング』に
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アステロイド・シティ(2023年製作の映画)

4.4

2回目を観てから書こうと思ったけど、まだ行けそうもないのでとりあえず書いておこうかなと。

『犬が島』観た時の「ウェス・アンダーソンはいつもそうだけど、今回はそれにしてもあまりにも情報量多過ぎ」という
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バービー(2023年製作の映画)

3.7

現実とは男女の在りようがある意味逆転している『バービーランド』を描くことで現実社会のジェンダー構造を考えさせる、というテーマで、色々な社会問題(かなり根源的なものを含む)を広く浅く掬って、大変にわかり>>続きを読む

ボーンズ アンド オール(2022年製作の映画)

3.7

マーク・ライランスのファンである。
ティモシー・シャラメのファンだとは未だに自認していないのだけど、彼が出てくるすべての作品で、彼が登場するだけでその場面が急に輝きだすまさに「オーラ」という言葉以外で
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アイム・ユア・マン 恋人はアンドロイド(2021年製作の映画)

3.7

AIもの、ストーリーとしてはかなりクラシックな展開なんだけど、人間が女性でAIが男性役っていうのはあんまりなかったかも。
その女性アルマの設定が結構うまくて、オマエ嫌なヤツだな〜感が満載なところを、リ
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光の旅人 K-PAX(2001年製作の映画)

4.5

変身したり、戦ったりしないウルトラマンだった。

K-PAXという遠い惑星から来たと自称するプロート(ケヴィン・スペイシー)と彼に興味を惹かれる精神科医マーク(ジェフ・ブリッジズ)を中心にストーリーが
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ウエスト・エンド殺人事件(2022年製作の映画)

2.5

このキャスティングなので、それなりには期待してたんだけどビックリするくらい面白くなかった💦
そのうちおもしろくなるんじゃないか、と思ってつい最後まで観ちゃったけど最後まで何もなくて。

TVのバラエテ
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ジェロニモ(1993年製作の映画)

4.0

初見、というか存在すら知らなかった今作💦
アメリカ先住民アパッチ族の伝説の戦士ジェロニモの闘争〜投降を描いたウォルター・ヒル監督による西部劇。
子供の頃は「大酋長」ジェロニモみたいな表現をよく見かけた
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スペースキャット(1978年製作の映画)

4.0

最初に断っておくと、かなりのネコ加点あり。

ひと頃Twitterで一部のネコ映画好きに話題になってたので、時間ができたら観ようと思ってたやつ。
私はメアリー・ポピンズ(60年代だけど)にはじまり『ラ
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SLEEP マックス・リヒターからの招待状(2019年製作の映画)

-

劇場公開時に気になってて見逃したやつがアマプラに来てたので、ありがたく鑑賞。

もっとライブ映像や音作りの話中心なのかと思っていたので、案外リヒター夫妻のプライベート事情(結構俗っぽい笑)や苦労話が多
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猫と、とうさん(2022年製作の映画)

-

猫好きの男性を気持ち悪いとかそんな風に思ったことは一度たりともないけれど、アメリカではそういう風潮があるのかな?Cat daddyって一般的なことば?

登場する人全員に好感を持ったわけではないけれど
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限りなき追跡(1953年製作の映画)

3.0

私の好きな西部劇桃太郎スタイル。
ただ、演出がかなり雑なのとキャスティングが今イチ。
ヒロインがドナ・リードなのは良いとして、その婚約者も彼女を拐う悪役もどっちもパッとしないなあと思ってたら、婚約者の
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タワーリング・インフェルノ(1974年製作の映画)

5.0

午前十時、また行っちゃった。で、珍しく再レビュー(書き足し)。 
過去レビューに♡をいただいた皆さまありがとうございます!

何度となく観て、そのたびに
I almost missed you.って
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ランガスタラム(2018年製作の映画)

3.5

主人公チッティがチャランさんなので、そのあまりの純粋さ故にひと度何か起きると凶暴になってしまう、のだろうと好意的に観られたけれど、そうでなかったらインド版(寅さん〜八つ墓村+ジョン・ウィック)÷3か…>>続きを読む

憧れを超えた侍たち 世界一への記録(2023年製作の映画)

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劇場逃したけど、アマプラにきてたので早速ありがたく鑑賞。
展開わかってても手に汗握るし、感動しちゃう。
たびたび観てる名画は何度観ても同じところで感動しちゃう、どころか観れば観るほど感激のしかたがエス
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