しおえもんGoGoさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

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約束のネバーランド(2020年製作の映画)

2.8

アニメのみ視聴済み。
やっぱりこういう西洋が舞台で子供が主役の作品は実写化は難しいなあというのがモロに出た感じ。
舞台のようなセリフ回しが多いのは、原作のエマらのテンションを実写化するには舞台っぽくす
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ドント・ブリーズ(2016年製作の映画)

3.4

一軒家とコンパクトな舞台に、コンパクトな登場人物。
「盲目の老人」と聞いていたけど予想以上にムキムキだった。

耳はかなりいいのは分かるけど、鼻はあまり効かないのかな。
女の人が近くにいたら分かりそう
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レディ・プレイヤー1(2018年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

ストーリーとしては王道で、VRの世界ではイケイケだけど実際は冴えない毎日を送る主人公が、VRで知りあった仲間と力を合わせて戦う中で本来の自分も成長していくという話。
VRの仲間がリアルでも集結する胸ア
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架空OL日記(2020年製作の映画)

3.9

ドラマから見てたけどこのゆるーい感じがいい。
女性の同僚がそれなりの人数がいる職場に勤めた経験のある人ならめっちゃ思い当たる空気感。

更衣室でのダラダラした会話、段々エスカレートする上司の悪口、先輩
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マトリックス レボリューションズ(2003年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

はい、前回同様置いてけぼり。
もう誰が何をやろうとしてるのか分からないので解説サイトにお世話になったけど、見終わってそこまで経ってないのに正直内容をもう忘れ始めているし、解説サイトを読んでもピンとこな
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マトリックス リローデッド(2003年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

あれ、昔見た時より理解できる。
3まで全部見た上で見てるから?それとも私のデジタルに関する知識が深まったから?

好みとしてはやっぱりシンプルな1が一番好きだけど、今作はザイオンのスチームパンクな世界
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マトリックス(1999年製作の映画)

4.0

映画の表現として、BeforeマトリックスとAfterマトリックスで分けられるんじゃないかと思う程エポックメイキングな映画だと思う。

テレビでやってたので超久々に鑑賞。1は分かりやすくて良かったなあ
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シン・エヴァンゲリオン劇場版(2020年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

私はエヴァの世界観とかほとんど分かって無い、新劇場版しか見てないライトユーザー。エヴァはヒントだけがあちこち散りばめられ、みんなが考察を繰り返すことで世界が広がっていくものだという認識がある。(と同時>>続きを読む

ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q(2012年製作の映画)

3.0

エヴァは新劇場版しか見てなくて、序と破は「なんか分からんけど突然戦えと言われた少年が頑張る話」「感情を失い戦う事しか知らない少女が人間性を学んでいく話」として、その美しい使徒ビジュアルや、オタク心をく>>続きを読む

殿、利息でござる!(2016年製作の映画)

3.5

パッケージの印象でドタバタコメディーかと思ったけど全然違うし、「殿」と言ってるけど殿はほとんど関係なく、阿部サダヲもそこまでメインでもない。

こんなに底抜けにいい人達なんか居ないだろうと思ったら実話
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劇場版 きのう何食べた?(2021年製作の映画)

4.5

私が西島秀俊氏の大ファンでありこのドラマも大好きだから、もう予告編だけでも満足できそうな勢い。

この作品はほんわかした日常や美味しそうな料理もさることながら、二人の愛情や労わりがとても深くて、私は見
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1917 命をかけた伝令(2019年製作の映画)

3.8

どうやって撮ったんだと思う映像目白押し。

これは多分映画館で見ないと大幅に価値が下がってしまうタイプの映画だと思う。
ストーリーはめちゃくちゃシンプルで、あるのはただ圧倒的に臨場感ある戦場の景色。有
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裏切りのサーカス(2011年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

最初見たときはとにかく意味が分からず非常に混乱した。ストーリー的に難しいわけじゃないはずなのに、なぜか分からないという不思議な感覚。

多分一因は、登場人物がそんなに多くないのに名前と顔が全然一致しな
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羊と鋼の森(2018年製作の映画)

3.7

原作既読。
原作の持つ透明感や静かな余韻が上手く表現されていたと思う。
特に音をイメージさせる映像がとても美しい。北海道の自然や風景の映像や、水中で縮こまっている上白石萌音がスランプから脱出する映像は
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Fukushima 50(2019年製作の映画)

3.3

あの原子炉建屋が吹き飛んだニュース映像を東京で見ていたのだけれど、本当に衝撃の光景だった。夫と「日本終わったな」と話したのを覚えている。衝撃的過ぎて現実とは思えなかった。その後吹き飛んだのは建屋だけで>>続きを読む

ハイヒールの男(2014年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

なんかLGBTの映画を連続で見てる気がする。
原題は「ハイヒール」だけど、この「の男」は必要だったのだろうか。

男も惚れる男の中の男、圧倒的な戦闘力と暴力性、クールでニヒルな雰囲気、どんな修羅場も危
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イコライザー2(2018年製作の映画)

3.8

この映画は普通に面白い。相変わらずマッコールは冷静で凄腕。町の困りごとを人知れずサクッと解決。悪い奴は成敗。見てて痛快。

でもイコライザーとして見たら、私が前作で感じていた面白いポイントが影を潜め、
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ムーンライト(2016年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

すごく静かで淡々としている。
彼の人生を一言で言えば、アメリカの貧しい地域でヤク中の母親に育てられた黒人の少年が売人になった。
でもそんな彼の人生を接写で見ているドキュメンタリーの様だ。

見ているう
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ヘレディタリー/継承(2018年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

ミッドサマーの感想に多くの方がこの作品を挙げておられたので。

この監督さん、もうしんどい!本当にしんどいのよ!!
何というか、五感に伝わるしんどさ。
そしてミッドサマーもそうだけど、キャスティングが
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御法度(1999年製作の映画)

3.1

BSでやってて懐かしかった。

松田龍平は、その美男というより妖艶な容姿や棒読みも含めて周囲から完全に浮き上がってる感じが加納惣三郎にピッタリで、キャスティングの妙。
原作では確か田代は冴えないもっさ
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ミッドサマー(2019年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

キレイなウィッカーマンみたい。

もう全方向にしんどい映画だった。

まず序盤のダニーと彼女を取り巻く男たちの雰囲気が生々しくて、これだけで結構見ててしんどい。
ダニーは元からかなり重いタイプの恋人で
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劇場版「鬼滅の刃」無限列車編(2020年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

原作知らずアニメだけ見てる組。
テレビ放映直前に総集編も結局もう一回見てしまったので、私の中ではアニメのスペシャル版という感じだった。

面白かったし、煉獄さんは魅力的だし、その死には思わず涙。
でも
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007/カジノ・ロワイヤル(2006年製作の映画)

4.0

まさに娯楽大作という感じ。
私の中のボンドってスマートでシニカルで英国紳士というイメージなので、役者としてはピアーズ・ブロスナンかショーン・コネリーが一番しっくりくるんだけど、こういう武闘派なボンドも
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パーマネント野ばら(2010年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

だいぶ前に一度見たのを再度アマプラで発見。
この菅野美穂の異様な透明感と儚さは何だろう。私の勝手な思い込みだけど、なおこの不安定さと、菅野美穂に私が感じている危なっかしさが絶妙にマッチしてキャスティン
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ヒックとドラゴン 聖地への冒険(2019年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

予備知識無しだったのでこれが完結編と知らなかった。
だからラストのお別れシーンも、多分そうは言ってもトゥースとか、元々みんなと一緒にいたドラゴンは何匹か戻ってくるんだろうと思っていた。まさか本当にお別
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マネーモンスター(2016年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

富裕層がますます富み、貧困層はただ食い尽くされるというマネーゲームに支配された現代社会の不条理をベースにしたエンタメ作品。
ジョディ・フォスターが監督だったとは意外。ジョディってもっと硬派なイメージが
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コンタクト(1997年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

プリズンブレイクのマホーン役ウィリアム・フィクナーが出ていることで鑑賞。
パッケージのイメージと”強い女ジョディ・フォスター”主演ということで、勝手にエイリアンとまではいかないけど、そういう系の話かと
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KUBO/クボ 二本の弦の秘密(2016年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

ストップモーションならではの素材の質感がものすごくキレイで、繊細な動きはどうやって撮影したのか想像するとちょっと気が遠くなる。
またディズニー物とは一線を画すのがお供の猿とクワガタ。全然可愛くない。し
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マンチェスター・バイ・ザ・シー(2016年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

アメリカっぽくないというか、こういう言葉にならないしぐさや微妙な表情で語る映画が、多人種国家のアメリカでも一般に評価されるんですね。

主人公リーはとにかく無口。無表情だし何を考えているのか分からない
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アバウト・タイム 愛おしい時間について(2013年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

非常に愛に満ちた映画だった。
まずティムの家族、特に父親のビル・ナイが器の大きな大人の男性で魅力的。
そしてそしてメアリーがめちゃくちゃチャーミングで、本当に素敵なカップルだった。
特に病院のキットカ
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ピーターラビット(2018年製作の映画)

3.0

多分こういう話って最初に動物が人間的な生活を送ってる世界観を「そういうもんだ」で飲み込める所に第一ハードルがあると思うけれど、私はいきなりそこで引っかかってしまった。
ピーターラビットはイラストでしか
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IT/イット THE END “それ”が見えたら、終わり。(2019年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

原作の良さの大半が子供時代のスタンドバイミーっぽさにあるので、子供編と大人編を分けると子供編に良さが偏ってしまう。
その分ホラーに力が入ったのだろうが、いろんなクリーチャー大集合みたいになってしまった
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男たちの挽歌(1986年製作の映画)

3.0

香港ノワールの代表作として名高い作品を今更ながら鑑賞。

ものすごく「80年代っぽいな」という感じ。
日本で言えばちょっとハード目なあぶない刑事を見てるような感覚。

チョウ・ユンファが完全に劇団ひと
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ジャッキー ファーストレディ 最後の使命(2016年製作の映画)

3.4

見ててすごく面白いというわけではないけれど、興味深い内容だった。

たった2年ちょっとの任期なのに世界でも最も有名な大統領の一人となったケネディ大統領。この作品はそんなケネディのイメージを作り上げたの
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横道世之介(2013年製作の映画)

4.5

原作もすごく面白いけれど、あれを見事に映像化していてとても好き。
最初実写化すると聞き、高良健吾はイケメンすぎるんじゃないかと思ったけれど、どこかフワフワ地に足のつかないような、でも居るだけで安心でき
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ペンギン・ハイウェイ(2018年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

原作も不思議な感じの話だったけど、アニメ化されたらペンギンの可愛さがたまらない感じに仕上がっている。

賢くおませな少年の初恋とその終わり、ひと夏の冒険、成長の話。
世界の果てを目指すのは怖いけれど、
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