haruさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

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カセットテープ・ダイアリーズ(2019年製作の映画)

4.6

1987年イギリス
移民である、パキスタン人の高校生ジャベドは作家になりたい気持ちを持ちながらも、当時の社会情勢や家族の事情から、それを現実にしようとは思っていなかった。

そんな彼を変えたのは、ある
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空白(2021年製作の映画)

4.3

イオンの近くにある地元の小さなスーパー。
そこで化粧品の万引きを疑われた女子中学生は、追いかけてくる店長から逃げている途中に乗用車とトラックに続け様に轢かれてしまい、命を落としてしまう。

被害者の父
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あなた、その川を渡らないで(2014年製作の映画)

5.0

韓国ドキュメンタリー映画。

89歳の妻と98歳の夫。
結婚生活75年にして、日常的に、そして究極的に愛を与え合う老夫婦の物語。

派手さなどカケラもないが
ひとつひとつの小さな行動や言葉が
とても愛
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死刑にいたる病(2022年製作の映画)

3.8

24人の若者を拷問し、殺害した殺人犯。
彼はそのうちの1件は自分によるものではないと主張。

そんな連続殺人犯・ハイムラから届いた手紙をきっかけに、大学生の雅也は事件の真相を知るために奔走する。
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チューズ・オア・ダイ:恐怖のサバイバルゲーム(2022年製作の映画)

2.9

不用品の中から見つけた古いビデオゲーム。
クリアするともらえる賞金に惹かれて取り掛かるも、それは現実世界に恐怖と苦痛をもたらす恐ろしいゲームだった。

擦られまくったようなストーリーではあるが、グロい
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英雄の証明(2021年製作の映画)

4.4

恋人がたまたま拾った17枚の金貨。

借金で刑務所に入っていたラヒムは、それを売ることで借金を返し、出所することを考えるも、様々な思いから断念。
張り紙をし、持ち主を探すことに。

その行為が賞賛され
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ヘヴィ・トリップ/俺たち崖っぷち北欧メタル!(2018年製作の映画)

4.3

“終末シンフォニック・トナカイ粉砕・反キリスト・戦争推進メタル”


フィンランドの田舎の村で結成された、10年以上も活動してきたのにライブもしたことがなければ、オリジナル曲もない素人バンドが、ひょん
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さがす(2022年製作の映画)

4.5

キャスティングが完璧なんじゃないだろうか。

主演の佐藤二朗さんや娘さん、殺人犯あたりの主要メンバーはもちろんのこと、ちょっと嫌な感じの警察官や、やってやってる感の強い先生、なんなら炊き出しに並ぶ西成
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隣の影(2017年製作の映画)

4.0

アイスランド映画。

庭の木のせいで隣人の家のポーチが日陰になるから剪定して欲しい、というどこにでもありそうな小さなトラブルから、お互いの疑心暗鬼へとつながり、監視がはじまり、感情や行動がエスカレート
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mid90s ミッドナインティーズ(2018年製作の映画)

4.6

90年代半ば、LA。

13歳の少年、スティーヴィーは街のスケボー屋で少し歳上の少年グループと知り合う。
家では兄に負けてばかりのスティーヴィーは、少年たちに憧れ、共に時間を過ごしながら自分自身を成長
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ノーカントリー(2007年製作の映画)

4.2

舞台は1980年、テキサス。
麻薬取引の現場で起こった銃撃戦の跡地で、偶然大金を発見するモス。

モスを殺すために派遣された奇妙な殺し屋シガー。

モスの身を案じ、追いかける保安官ベル。


この作品
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アス(2019年製作の映画)

3.9

深夜別荘地に現れた、自分たちと同じ風貌の人間たち。
見た目は同じでも、その行動は惨虐で、とにかく攻撃的。


彼らは何者なのか
なぜ人々を襲い続けるのか


様々な伏線のようなものを散りばめ、謎を回収
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沈黙ーサイレンスー(2015年製作の映画)

4.3

日本でキリスト教の布教を進める司教たちと切支丹、そして異教を滅ぼすために彼らに棄教させるために残虐な拷問や殺戮を繰り返す長崎奉行の物語。


流暢に英語を話す日本人だらけなところに関する違和感以外は、
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浅草キッド(2021年製作の映画)

5.0

また、北野武という人間に惚れてしまったなぁーと思わされる作品。


大泉洋も
柳楽優弥も
劇団ひとりも


みんな天才!

アンテベラム(2020年製作の映画)

4.5

時代は南北戦争前、奴隷農場で働かされていた黒人女性が脱走を企てる。

虐待や虐殺、同じ人間とは思えない扱いをされる中、命をかけて闘い、そして脱出を試みる。


それが主軸となる話ではあるが、この作品の
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MONOS 猿と呼ばれし者たち(2019年製作の映画)

4.7

50年を超える年月続いたというコロンビアの内戦。
そこで戦うゲリラ部隊には「モノス(猿)」と呼ばれる8人の少年少女部隊が存在した。

モノスたちは山岳地帯で日々訓練を重ねて兵士として成長する中でも、恋
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マリグナント 狂暴な悪夢(2021年製作の映画)

4.8

2021年に視聴した作品の中で、最も驚愕した作品といっても過言では無い。


前半から中盤にかけての、映画好きなら誰もが感じるであろう「あー、なるほど。よくあるあーゆーパターンのホラーですね。」感を、
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Mr.ノーバディ(2021年製作の映画)

4.3

最高。
ハッチのスイッチが入ってからは、とにかくずーっとかっこいい。


羊の皮を被った狼。
「普通」を演じていた男がキレたら、こんなものすごいことになるんだなぁ笑


BGMのチョイスも演出も。
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インシディアス 第2章(2013年製作の映画)

4.0

1作目は1作目で完結していたようにも思えたのに、この2作目を観ると、1作目はプロローグでしかなかったのだなと思わせられる。

あからさまな伏線の回収から、想定外の伏線回収まで、とにかくよく考えられた脚
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インシディアス(2010年製作の映画)

3.9

パッと見の設定はホラー映画によくありそうなもの。


引っ越してきたばかりの新居で次々起こる奇妙な出来事。


もうこの設定だけで、“見えない何か心霊的なもの”の恐怖に震える映画なんだろうなと思ってし
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感染家族(2018年製作の映画)

3.9

新感覚ゾンビ・ホラー・コメディ

とある韓国の田舎町に現れたゾンビがたどり着いたのは、一軒の貧しい家族の家だった。

ゾンビに噛まれた父は、潜伏期間を経て、みるみる若返った。
それを知った近所の老人や
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親切なクムジャさん(2005年製作の映画)

3.7

パク・チャヌク監督の復讐3部作完結篇。

自分の娘を人質に取られ、他人の誘拐殺人の罪を被って13年もの間服役していたクムジャさん。

刑務所内では皆に「親切なクムジャさん」と呼ばれ慕われていたが、その
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ソウォン 願い(2013年製作の映画)

4.6

2008年に韓国で実際に起きた、「ナヨン事件」を基に作られた作品。

韓国映画でしばしば目にする、実際に起きた悲惨な事件を映画化した作品は、目的意識が明確で好感がもてる。


『殺人の追憶』では未だ逃
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復讐者に憐れみを(2002年製作の映画)

4.3

パクチャヌク監督による韓国「復讐三部作」の一本目にあたる作品。


全ての始まりは、主役の1人である聴覚障害者のリュウが、病気の姉を助けるために裏社会の臓器提供に関わってしまったこと。

自身の腎臓も
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ドーン・オブ・ザ・デッド(2004年製作の映画)

4.1

10数年前、学生時代に観て衝撃を受けた記憶はあるものの、詳細を忘れてしまっていたため再視聴。

オープニングから衝撃的。
ゾンビが全速力で走ってカローラを追いかけるシーンは当時はかなり斬新だったことで
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記憶の夜(2017年製作の映画)

4.5

伏線回収系のサスペンス好きは見逃せない良作。

とある住宅街にある一軒家に引っ越してきた両親と兄弟の4人家族。
その家には、前の持ち主の荷物が残された、決して覗いてはいけない部屋がある。

ある夜、散
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エクストリーム・ジョブ(2018年製作の映画)

4.4

解散に追い込まれた麻薬取締チームが、起死回生の策として麻薬組織のアジトの目の前にチキン屋を開店。

組織を見張るはずが、お店がまさかの大繁盛というお話。

あらすじを見るだけでも、もうすでに面白そう。
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ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー(2019年製作の映画)

4.8

勉強一筋で高校生活を送ってきた優等生の女子2人組。

彼女たちは卒業式前日に重大な事実に気づいてしまう。

彼女たちは勉強だけを頑張ってきた。
彼女たち以外は勉強以外も楽しんできた。

でも進学先や進
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ミセス・ノイズィ(2019年製作の映画)

4.7

前情報少なめで視聴。
まさかこの映画で涙を流すとは予想もしていませんでした。


とにかく最後まで心臓に突き刺さっていたのは、大高洋子さんをはじめとした素晴らしい役者さんたちの圧倒的な演技でした。
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ジェーン・ドウの解剖(2016年製作の映画)

4.1

衝撃的な結末を売りにしている作品は、できる限り前情報をいれないように見る様にしているが、この作品はまさにそうすべき作品のひとつ。

作品のタイトルやあらすじの段階で想像していた展開やラストと、全く異な
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約束のネバーランド(2020年製作の映画)

3.7

人気漫画が原作の映画。
原作を読んでからの視聴。


想像を超える原作再現度は満足度高め。
映像も美しく、浜辺美波&北川景子の役作りのレベルの高さは圧倒的。


それだけに残念な部分も目につきやすい映
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#生きている(2020年製作の映画)

3.5

おそらく「新感染」で市民権を得たであろう「足が早くてやたらと機敏なゾンビ」が、団地内で大量に襲ってくるパニックムービー。


SNS、ワイヤレスイヤホン、ドローン、iPhoneなどの最新機器を用いなが
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女王蜂(1978年製作の映画)

4.0

横溝正史×市川崑×石坂浩二の金田一シリーズ第4段。

女王蜂のタイトルが示すように、ヒロインである女性に想いを寄せて近づいてくる男性達が次々と殺されていく連続殺人事件。

19年前に同じ一族の間で起き
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