まつこさんの映画レビュー・感想・評価 - 72ページ目

まつこ

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ヴィヴィアン・マイヤーを探して(2013年製作の映画)

3.7

予想以上に良かったドキュメンタリー。謎の写真家ヴィヴィアン・マイヤーとはどんな人物だったのかをひたすら追いかける。

彼女の個展で彼女について説明してもらったような感じかな。映画として見ると色々つっこ
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マジック・イン・ムーンライト(2014年製作の映画)

4.0

レトロでロマンチックなシニカルラブコメディー。

ウッディ・アレン節が効いていますがとても観やすい今作。

『人生はイリュージョン』って言葉が全てを物語ってる。真実は滑稽だったり運命なんてあるようでな
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バレエ・カンパニー(2003年製作の映画)

3.4

肉体美。
バレエ団の日常を描いた群像劇。

これ、本当に日常です。
合わない方はとことん合わないのかもしれません。ドキュメンタリーでもなければドラマにするには弱すぎる。セリフも少なめ。なのにダンスシー
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007/ダイヤモンドは永遠に(1971年製作の映画)

2.9

二代目ジョージ・ボンドもカッコよかったし悪くなかったのだけどやっぱり見たいコネリー・ボンド‼︎
ただ以前のような優雅さがあまり感じられなかった。何でかな〜⁇これが老いと言うものなのか⁉︎

噛みつき秘
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女王陛下の007(1969年製作の映画)

3.9

切ない…切な過ぎる…
衝撃のラストに向けて繰り広げられるアクションはちょっとモッサリしてたりもするが楽しませてくれました。
マニー・ペニー好きとしては彼女の表情にも切なさを感じます。帽子ひょい投げ…そ
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マイ・インターン(2015年製作の映画)

4.3

ほっこり「明日も頑張ろう!」と背中を押してくれるデトックスムービーでした。

デニーロの優しい表情に冒頭からキュンキュンしてしまう。なんて可愛いお爺ちゃまなんだ‼︎
太極拳をするデニーロがまたすんごく
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ロバート・アルトマン ハリウッドに最も嫌われ、そして愛された男(2014年製作の映画)

3.5

アルトマネスクとはで始まる冒頭のシーンや、タイトルまでの彼の作品の題名が出てくる始まり方が何ともお洒落。

アルトマンらしさについて聞かれ答える俳優陣の顔は今も尚彼を愛し信頼し尊敬している。言葉のひと
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96時間 リベンジ(2012年製作の映画)

3.0

リーアム・ニーソンがカッコ良い‼︎
あんな親父欲しいけど巻き込まれるのはマジ勘弁‼︎

前作の方が暴れています♡
復讐は復讐を呼ぶ‼︎

繕い裁つ人(2015年製作の映画)

2.9

冒頭のミシンをかける市江(中谷美紀)に降り注ぐ光が素晴らしい。作品全体に感じるあたたかさや懐かしさ、柔らかさを伝えている。

ピアノの旋律、画の美しさ、中谷美紀のつぶやくような声。どれをとっても上品
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カッコーの巣の上で(1975年製作の映画)

4.0

久々に観ても『正義』の在り方の難しさを感じる。
視点が変われば正義が変わる。

『自由』とは何か。
規則や規律の中の自由は本当の意味での自由ではない。
ただ管理や統制がなく思うがままに過ごすということ
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プレタポルテ(1994年製作の映画)

3.0

パリコレを舞台にした群像劇。

開始20分そこそこで起こる珍事件に思わず笑ってしまった。
真実なんてそんなもの。
ゴシップはいつも一人歩き。

ラストもアルトマン的皮肉が効いている。パリコレでのアレ
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ブルージャスミン(2013年製作の映画)

3.5

ケイト・ブランシェットの好演につきる‼︎

マスカラが崩れるまで泣きながら愛・富・権力にしがみ付く彼女は本当に滑稽で、愛せるキャラではないのに何処か憎み切れない。

気品溢れる彼女だからこそ余計に惨め
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96時間(2008年製作の映画)

3.3

パリに行くのが怖くなった…
『必要ならエッフェル塔も壊す‼︎』と啖呵を切る親父は渋すぎる。

私の父も門限に厳しかったので娘の気持ちは良く分かるけど、やっぱり大人になって分かる危険もたくさんあるんです
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007は二度死ぬ(1967年製作の映画)

3.2

まさかのベッドシーンスタートに爆笑‼︎コネリー・ボンドの女性の扱いについては作品毎に言及してきましたが…まさかこんな始まりとはっ‼︎さすがはボンド、はずしませんね‼︎

今回の舞台は日本。
お相撲さん
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ジョン・ウィック(2014年製作の映画)

4.4

こんなに哀しい殺し屋の目を見たことがあるか。キアヌ・リーブスのあの目を見ただけで心が張り裂けそうになった。

哀しい男が見つけた束の間の楽園も愛する人の死をきっかけに終わりを告げる。希望を失いかけた彼
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ロング・グッドバイ(1973年製作の映画)

3.2

ある日、旧友が殺人を犯したと刑事が尋ねてくる。そんな筈はないだろうと思っていた矢先に彼が自殺したとの一報が…。釈然としない私立探偵マーロウは彼のために立ち上がるというハードボイルドな群像劇。

原作も
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ゴスフォード・パーク(2001年製作の映画)

3.9

1930年代初頭、イギリス郊外のカントリーハウス「ゴスフォードパーク」を舞台に貴族と使用人たちが織りなすミステリー群像劇。

登場人物が「多すぎる‼︎」と言いたくなるくらい多いのですがキャラクターが練
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スライディング・ドア(1997年製作の映画)

2.4

『もしもあの時ああしていたら…』がテーマの作品です。

2つの『もしも』が同時に展開するのはお洒落だし、わかりやすい。

グウィネス・パルトローが本当にチャーミング♡あんなボーイッシュなショートカット
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アンタッチャブル(1987年製作の映画)

3.8

先日、barの店主に『The Untouchables』というウィスキーをすすめられた。(あ、酒飲みがバレる…^^;;)

アメリカ禁酒法時代の話を聞き、映画もカッコイイのでオススメだとのこと。ワクワ
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007/サンダーボール作戦(1965年製作の映画)

3.4

冒頭から空を飛ぶボンドに爆笑‼︎
やってくれますね。
これが紳士の必需品とは。ボンドカーの進化といい掴みはバッチリです。ラストのアレにも心は鷲掴み‼︎

今作のキーワードは『水中戦』と『空』で決まりで
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岸辺の旅(2015年製作の映画)

3.7

『俺、死んだよ』
3年振りに帰ってきた夫が悪びれる様子もなく冒頭で発する言葉は何とも非現実的だ。

でも、そんな彼にいつもの様子で“家の中なのに靴履いたままだよ”と指摘する妻もまた何処か浮世離れしてい
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イングリッシュマンinニューヨーク(1988年製作の映画)

1.9

stingの名曲『Englishman in New York』が主題歌になっていることは知っていたけど見たことがなかったので鑑賞しました。

オープニングの同曲が流れるだけでお洒落感と期待感は上がる
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ノッキン・オン・ヘブンズ・ドア(1997年製作の映画)

4.2

『天国ではみんな海の話をするんだぜ』

台詞に痺れ、男に産まれたいと思わせてくれる。

塩とレモンを噛み締めてテキーラに溺れたいくらい残酷な日があっても、海という希望があるから輝ける瞬間がある。

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ガタカ(1997年製作の映画)

4.2

オープニング、エンドロールでタイトルのアルファベットである《G.T.A.C》が強調されるのがまたカッコイイ。
そして、それはDNAの基本塩基であり物語にも強く絡み合うというのに唸ってしまう。
何てお洒
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007/ゴールドフィンガー(1964年製作の映画)

3.8

「ゴ〜ルド フィンガァ〜♫」脳内リピートが止まりませんね。
相変わらずのタイトルコールとエンドロールのお洒落さがたまりません。

初の本格的ボンドカーの登場にはワクワクさせられました。

ショーン・コ
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007 ロシアより愛をこめて/007 危機一発(1963年製作の映画)

3.9

アクションが格段に激しく、スパイ小物の登場にワクワクさせられます。

私的には『No.3』のおばちゃんがツボでなりません。
出だしの女軍曹ベンゾーさん風な感じ(久しぶりにあんな牛乳瓶眼鏡みました!)と
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007 ドクター・ノオ/007は殺しの番号(1962年製作の映画)

3.0

『ボンド…ジェームズ・ボンド…』のようにカッコ良く名前を名乗ってみたいものです。

最新セキュリティを考えると髪の毛予防線は古典過ぎて笑ってしまったのですが、何かそれすらカッコイイですね。

そして、
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ロスト・ワールド/ジュラシック・パーク(1997年製作の映画)

2.9

ハラハラする場面もありますが、全体的にモヤモヤします。

1が良かった分霞んでしまう。

欲深いって罪だなぁとつくづく思いました。

新作で出てきた木(クリス・プラットの同僚が逃げ込んだ木)は、今作で
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キック・アス ジャスティス・フォーエバー(2013年製作の映画)

3.5

クロエちゃんがまたもやカッコよすぎる!

噂の棒の威力は半端なかったです‼︎

キック・アス(2010年製作の映画)

3.7

とにかくクロエ・モレッツがかわいい‼︎キレッキレのクロエちゃん、カッコよすぎ‼︎

音楽の使い方も効果的で耳に残ります。

バットマン祭り後だったのでおぉっと思うセリフが多々ありました☆

ダークナイト ライジング(2012年製作の映画)

4.0

父が愛した街。
愛する人と過したかけがえのないこの街。
廃れかけたとしても彼はゴッサムを愛している。

ヒーローになる必要はないのかもしれないけれど、暗闇から這い上がるためには希望となるものが時には必
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ダークナイト(2008年製作の映画)

4.0

ヒース・レジャーの怪演につきる。常軌を逸した彼のジョーカーは怪物以外の何物でもない。

高潔な精神・正義感・道徳観。
このゴッサムでどうすれば保つことができるのか。
喪失から這い上がることで得られるの
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バットマン ビギンズ(2005年製作の映画)

3.4

ノーラン版バットマンを一言で言うなら『スタイリッシュでリアリティーのあるバットマン』というところでしょうか。

セリフのひとつひとつが丁寧で成熟している。

そして、やっぱりアルフレッドがいい。マイケ
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アントマン(2015年製作の映画)

4.1

行ってまいりました〜!
いや〜良かったです‼︎
家族ものに劇弱な私は後半、涙・涙でした(^^;;

期待以上の高揚感と幸福感‼︎
marvel作品をあまり知らなくても楽しめましたよ。
(只、やはりクロ
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バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)(2014年製作の映画)

3.8

虚構なのか事実なのか入り混じる世界が彼の不安定さを感じさせる。

観始めてすぐに危うさを感じ不安で一杯になりました。
居心地の悪い中、出てくる人々の不安や怒り、悲しみや愛されたいと願う気持ちに押し潰さ
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キングスマン(2015年製作の映画)

4.0

考えてはいけませんね!
どっひゃーな感じ炸裂でした‼︎

注:《少しグロテスクなシーンがあるので苦手な方は注意が必要かと。》

冒頭から掴みはバッチリ‼︎
予告から想像していた話と違ってどエライ方向へ
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