しちれゆさんの映画レビュー・感想・評価 - 8ページ目

しちれゆ

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とべない風船(2022年製作の映画)

3.6

東出昌大目当て☺️本作の東出君、最初に登場したとき脇役の人かと思った。そのくらいオーラ全消しで田舎の漁師そのものだった。身体も日に焼けて無骨な感じで『天上の花』の時と別人、役作り すごい。
西日本豪雨
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ある秘密(2007年製作の映画)

3.8

昨年のクロード・ミレール映画祭上映作品をレンタルにて。
現在がモノクロ 過去がカラーで描かれるのだが最初それも分からず 時代が前後しまくるので混乱して2回見た。フランソワという語り手(男性)が子供時代
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ノースマン 導かれし復讐者(2022年製作の映画)

4.0

アレクサンダー・スカルガルドって知らなかった。194cmだって😳ムキムキマッチョな逆三角形の身体を見て座席からずり落ちそうになった💪(ˆิ👄ˆิ 💪)💦父親役イーサン・ホークとお顔が似てる気がする。>>続きを読む

そして僕は途方に暮れる(2022年製作の映画)

3.7

公開3週目、見る予定のなかった本作に毎熊克哉とトヨエツが出てることに今さら気が付いた。毎熊克哉のチンピラ系の役が好きなのとトヨエツが出てるなら一定の水準はクリアしてるはず、という保証(何様発言スミマセ>>続きを読む

ヒトラーのための虐殺会議(2022年製作の映画)

3.8

1942年のヴァンゼー会議、名前だけは知っていたけどこれだけを描く映画が出来るとは…【ナチス&ユダヤ人】って今や世界中の人々の一大娯楽になった感あり。

今回は軍服や高そうなスーツをパリッと着こなした
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伴奏者(1992年製作の映画)

4.2

昨年のクロード・ミレール映画祭での上映作品でしたが映画館に行けずレンタル視聴。
1992年作品でお話は第二次大戦時。
オペラ歌手イレーヌの伴奏者となった20歳のピアニスト ソフィー。美しく才能溢れるイ
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母の聖戦/市民(2021年製作の映画)

3.7

メヒコ(((;꒪ꈊ꒪;)))!
誘拐犯もさることながら軍の中尉の恐ろしさ😨捕まえた女を縛って殴りまくる。誘拐犯の女が「人権」というのもアレだけど(この中尉すぐ移動になってこの案件を放り出すのも😩)そし
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恋のいばら(2023年製作の映画)

3.7

息抜きの1本。面白かったです。
健太朗、そこまで悪い奴じゃないんじゃない?若くてイケメンでモテる男なら次々女の子を変えちゃうのもあるあるかなと思う。それに桃(松本穂香)は違ったしね(ネタバレ回避)。
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非常宣言(2020年製作の映画)

3.7

前半テンポよい展開。安定のソン・ガンホとイ・ビョンホン。犯人イム・シワンかわいい顔してる♡彼が脇の下を切り裂いてウイルスのカプセルを埋め込むところはありえないコワー😨さらに縫ってるんだもの。そしてまた>>続きを読む

殺しを呼ぶ卵 最長版(1968年製作の映画)

3.6

なぜ令和の今これが再上映されたんだろ?🤔1968年初公開時はあくまで猟奇残酷映画という立ち位置だったのだろうけど今回はプロモ担当の人が「今となってはこれそんな怖くないよね、ちょっと笑い系でいくか」って>>続きを読む

ゴーン・ガール(2014年製作の映画)

3.9

昨年10月にロザムンド・パイクの『キュリー夫人』を見て本作も見直してみようと…こんな面白いのに何故内容を忘れてるんだろう私😓

とにかくエイミーが恐ろしい女。ベンアフ演じるニックも別れる別れるって口だ
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土を喰らう十二ヵ月(2022年製作の映画)

3.7

沢田研二、毎日映画コンクール男優主演賞受賞(主演男優賞とは言わないらしい)。
原作は『土を喰う日々: わが精進十二ヵ月』という水上勉のエッセイで映画の主人公もツトム。沢田研二がほぼ出ずっぱりで土井善晴
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そばかす(2022年製作の映画)

3.9

他者に対して恋愛感情や性的関心を持てない人間(アロマンティック・アセクシャル)・・・このタイプの人はむしろ生きやすいのでは、と思ってしまうのは非当事者の的外れな解釈なのかな。
飢えている人がほぼいない
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殺しの烙印(1967年製作の映画)

3.2

鈴木清順監督作品は2005年『オペレッタ狸御殿』を見たのが最後。なぜ見たかというとオダギリジョーが出ていたからで訳分からなかった記憶がかすかにあるもののそれすら定かではありません💧
今回は地元ミニシア
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あのこと(2021年製作の映画)

3.8

1960年代、妊娠中絶が違法だったフランス。妊娠したら一巻の終わり。そんな時代に大学生のアンヌは身ごもってしまう。やがてつわりが始まる。どうにかして流産しようとあれこれ試みるが若く健康な肉体はびくとも>>続きを読む

ケイコ 目を澄ませて(2022年製作の映画)

4.0

ケイコのいつも不満げに尖らせた唇や険しい眼差し。涙をいっぱい溜めた瞳。絞り出すように発せられる「はい…」という言葉。ケイコにとってはボクシングへの熱量がそのまま生きることの熱量だったはずなのにいつしか>>続きを読む

ほの蒼き瞳(2022年製作の映画)

3.7

士官候補生 心臓くり抜き殺人事件。
前半は結構地味。時代は1830年。蝋燭の光しかなくて終始薄暗いし士官候補生たちは制服だしで彼らの見分けがつかなかったフーアーユー?😔でもこれはそんなに重要じゃないこ
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飢餓海峡(1965年製作の映画)

3.8

水上勉の原作を読んでからもう10年近く経っている。すごい本だ、と思った記憶はあれど内容はほぼ忘れていて、映画も3時間越えの長尺ということもあり後回しにしていました。でこの度 年末年始のまとまった時間を>>続きを読む

人のセックスを笑うな(2007年製作の映画)

3.7

いわゆる「エモい」映画。
タイトルに反してセックスシーンは全く出て来ないのでそっち系の期待はしないように✋(^-^)ナイワ

男性の皆さんは永作博美を 超可愛い、絶対好きになる、と言ってるけど、女の私
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家路(2014年製作の映画)

4.0

いい映画だった。
次郎を演じる松山ケンイチの佇まい、眼差し、セリフ、全てが素晴らしかった。
「出ていく時に決めたんだ、二度と戻んねって」
20年前に捨てたはずのふるさと、母。
「おかあさん」ではなく「
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重力ピエロ(2009年製作の映画)

3.6

2009年公開時に見て2回目。今見ると色々と古臭い。
加瀬亮・岡田将生兄弟の子供時代を演じている子がそれぞれそっくりで、よくこんなに似てる子役を見つけてきたなぁと感心してたら岡田くんの子供時代を演じて
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虹をわたって(1972年製作の映画)

3.8

″ディープ横浜を映画とあるく″企画
戦中~1980年代のディープな横浜に多大な関心を持っていて色々な本を読んでいます。1972年制作の本作には戦後 家をなくした人々が住まいとした中村川や大岡川に浮かぶ
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パーフェクト・ナニー(2019年製作の映画)

3.7

Kino Festival 2022
面白かったです。
ミリアムとポール夫婦が雇ったナニー ルイーズ。最初は完璧なナニーに見えた彼女。夫婦にも信頼されバカンスにも一緒に行き一家の中に入り込んでいくルイ
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MEN 同じ顔の男たち(2022年製作の映画)

3.7

「遊ぼう」っていうと
「遊ぼう」っていう。
「馬鹿」っていうと
「馬鹿」っていう。

「ハーパー」っていうと
「ハーパー」っていう。

こだまでしょうか、
いいえ、誰でも。笑

グロくて面白ーい、と思
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母性(2022年製作の映画)

3.6

少し前SNSで「親ガチャの9割は母親のゴキゲン指数で決まる」というのが話題になっていてとても同意。母性云々というよりも人間性の問題。夫婦だって互いの愛情よりも穏やかな性格や安定したメンタルの方が重要だ>>続きを読む

ルイス・ウェイン 生涯愛した妻とネコ(2021年製作の映画)

3.6

ベネディクト・カンバーバッチ主演のねこ映画と聞いて楽しみにしていたけど ねこ映画ではなかった。
原題は″The Electrical Life of Louis Wain″ エレクトリカルライフ?
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天上の花(2022年製作の映画)

3.7

詩人 三好達治が東京から福井・三国に居を移し16年4か月思い続けた初恋の女性 慶子と共に暮らした愛憎の日々を描く。
上映後に舞台挨拶に登壇した片嶋一貴監督(実は知りません)によると本作で描かれる逸話は
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ミセス・ハリス、パリへ行く(2022年製作の映画)

3.7

1957年ロンドン。「私、パリに行く!ディオールでドレスを作るわ!」60代後半のミセス・ハリスは家政婦先のお家でディオールのドレスに魅せられて一大決心。色々とうまくいき過ぎなお話ではあるけれど、全ては>>続きを読む

ザ・メニュー(2022年製作の映画)

3.7

ザ・イヤミスな世界、面白かったです。
孤島に浮かぶレストラン ホーソン。今日ここに集う客たちは何かしら後ろ暗いものを持っている。彼らを殲滅せんとするシェフ ジュリアン。憎悪と復讐の″命がけのディナー″
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恋ひとすじに(1958年製作の映画)

3.5

11月にロミー・シュナイダー映画祭でアラン・ドロン、ロミー・シュナイダー共演の『太陽が知っている』(1968)を見たのでそこから遡ること10年の本作も見てみよう、と。
アラン・ドロン23歳。まるで彫刻
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ザリガニの鳴くところ(2022年製作の映画)

3.7

予告ナレーションの女性の声がいかにも思わせぶりで、不気味な話だと思って行ったらかなり恋愛寄りだった。
1人目の彼テイトが去ってチェイスが出てきた時、区別がつかず同じ人だと思っちゃった😓似てない?
そし
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ペルシャン・レッスン 戦場の教室(2020年製作の映画)

4.2

起承転結がしっかりあって引き込まれ最初から最後までずっと面白かった。
わたし的には、ペルシャ人のふりをして生き延びたユダヤ人ジルよりナチス収容所のコッホ大尉の物語に惹かれる。彼は大尉といっても厨房担当
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窓辺にて(2022年製作の映画)

3.8

地元映画館の上映最終日に滑り込み鑑賞。
今泉力哉監督って男女の機微をその襞の奥の奥まで描いていてある意味 気持ち悪い、その粘着が。あの″燃え殻″氏と通底するものがあるように感じる。

本作は稲垣吾郎が
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奈落のマイホーム(2020年製作の映画)

3.7

予告を見て楽しい系だと思って行ったら後半かなりシリアスだった。でも前半で登場人物がコメディふうにワチャワチャやってたせいで深刻な状況なのに楽観して見てしまい「どうせ助かるよね」ってずっと思ってた。実際>>続きを読む

縞模様のパジャマの少年(2008年製作の映画)

4.0

ホロコーストもののフィクション。
ナチス強制収容所所長の息子ブルーノはある日 窓から眺めていた″農場″に行ってみる。有刺鉄線の向こうには縞模様のパジャマを着た丸刈りの少年シュムールがいた。
「なぜ昼間
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あなたを抱きしめる日まで(2013年製作の映画)

4.0

フィロミナには50年隠し続けた秘密があった。10代で産んだ息子の存在。未婚の母と赤ん坊が収容されている修道院。やがて幼い息子はアメリカに養子に出され…
彼女は片時も忘れたことのなかった息子を探して渡米
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