まず始めに、今年最初の大作映画を、このコロナ禍にあって、通常なら億単位で得られるはずの莫大な興業収入の何割かを犠牲にしてまで、劇場公開に踏み切ってくれた監督、製作、配給、そして上映中の映画館に改めて感>>続きを読む
大戦末期のドイツ、ナチスに心酔する10歳の少年の想像上の友だちがヒトラーで、まるで実在するかのように語りかける。
そんな荒唐無稽なファンタジーをユーモアたっぷりに描き出す、チャップリンをオマージュした>>続きを読む
コロナ禍で観そびれていた昨年度のアカデミー賞受賞作がAmazonプライムで先行配信されていたので、さっそく鑑賞。
これまで韓国映画はそんなに観ていなくて、ポン・ジュノ作品も未鑑賞。近年では「タクシ>>続きを読む
コロナ禍で長らく閉館を余儀なくされた全国の映画館にも、休業要請の解除で再び灯が戻ってきた。新作公開にはまだしばらくかかるだろうけど、それでも新たな(以前とは違う)日常でも続くことが、素直に嬉しい。>>続きを読む
「スーサイド・スクワッド(2016)」で唯一、自由奔放で蠱惑的で小悪魔的な魅力を放っていたセクシーヴィラン、マーゴット・ロビー演じるハーリーン・クインゼル a.k.a. ハーレイ・クイン。
その華麗な>>続きを読む
Amazonプライムにて鑑賞。
「1917 命をかけた伝令 」で“体感”した戦争が、細密なカラーフィルムと帰還兵の証言と共に綴られるドキュメンタリー。
劇映画のような英雄譚ではない、生々しくおぞましい>>続きを読む
飛び交う銃弾、転がる亡骸。
耳をつんざく銃声、腹に響き渡る轟音。
1917年の西部戦線を完全再現する、あまりにも鮮烈な疑似戦争体験ムービー。
IMAXレーザーでの鑑賞は臨場感が素晴らしく、通常スクリ>>続きを読む
不安、哀しみ、畏怖、失望…
幸福、安らぎ、信頼、希望…
そのどれもが、渾然一体となって襲いかかる悪夢のようなカタルシス。
色鮮やかな北欧の夏至祭をテーマに、モラルの崩壊、人間の業、儚い生命と感情の交>>続きを読む
年末年始にフォースのバランスを崩してしまい、しばらくライトサイドとダークサイドの狭間をさまよっていたので、ジェダイマスターに救いを求めるように今年初の劇場鑑賞。
これまでのシリーズを何本か復讐、いや>>続きを読む
新年最初の映画鑑賞は、昨年と同じく自宅で飲みながらのサブスクリプション。
最近は妻が何かと予定が詰まっていて、なかなかふたりで観る機会もないのだけど、正月ぐらいはゆっくり観ようか…と観始めたのも束の間>>続きを読む
北海道はチラホラと雪も降り始めた冬の休日。今年はいろいろと忙しくて、夏の「トイ・ストーリー4」以来の、久しぶりの親子鑑賞(「マレフィセント2」は怖がって行けなかった)。
コンビニで買ったエルサのレゴブ>>続きを読む
中学生の頃に、テレビかラジオで耳にした“Let It Be”に惹かれて、初めて手にした赤盤と青盤。
高校生の頃に、ギター弾き語りに憧れてコード練習に夢中になった“Yesterday”。
ビートルズが>>続きを読む
地元での劇場公開が遅れ、年度末のバタバタで観逃してしまっていた2019年のアカデミー賞受賞作。
つくづく、多様性の時代なんだな、と思う。
一昨年の「ムーンライト」、昨年の「シェイプ・オブ・ウォーター」>>続きを読む
DC最凶ヴィランの誕生を描き、彼の中に潜む狂気と狂喜をえぐり出した衝撃作。
昏い喜びと深い哀しみに、ずっしりと圧し潰されそうなへヴィーな余韻。
社会の歪みに取り残された者たちの怒りと叫び。何が正義で、>>続きを読む
昨今のLGBTQ、いわゆる性的マイノリティーによるレインボーパレードが世界的なムーブメントになってからやっと数年。
今でこそ認知されるようになったけど、まだまだ差別や偏見の目で見られることも少なくない>>続きを読む
地元のシネコンでは上映されず、ひと月半ほど遅れて、こじんまりとした個人経営のミニシアターで鑑賞。
地方とはいえ、初日の夜に観客は5人ほど。
大物俳優が出演しているのにも関わらず、様々なスポンサーでがん>>続きを読む
どうせ「君の名は。」の二番煎じだろ?
今や押しも押されもせぬヒットメイカーだもの、保守的で売れ線な作りで、数々のフォロワー作品と似たり寄ったりなものになっても仕方がない。
何せメガヒット作のあとだ。同>>続きを読む
我が家には6歳の娘がいて、部屋にはこれまでプレゼントした(された)おもちゃやぬいぐるみが、収まりきれないほどたくさんの場所をとっている。それこそ、何がどこにあるのかわからないほど。
時々、勝手にどこか>>続きを読む
前作「ホームカミング」では学園青春ドラマのようなカラッとした爽やかさで、ピーターのヒーローとしての成長と、トニー・スタークとの父子のような師弟関係が描かれ「シビル・ウォー」のスピンオフとしても楽しめる>>続きを読む
コミックスの「ダーク・フェニックス サーガ」を原作に忠実に再現したかった監督と、これまでの映画シリーズを観続けてきたファンとの乖離?
本国アメリカでの興業成績の不振、批評家レビューでの芳しくない評価>>続きを読む
「シンデレラ」「美女と野獣」「ダンボ」に続くディズニーアニメの名作を実写映画化。
イスラムの説話「千夜一夜物語」の一節、アラジンと魔法のランプの伝説を豪華絢爛な美術と演出、キャストの卓越した演技で忠実>>続きを読む
シリーズものの映画で「この続きを観るまでは死ねない!」と思わせる作品に出会えるのは、生涯でいくつあるだろう。
大げさだけど、明らかに辛いことの方が多い(と感じる)人生の中で、間接的にも生きる目的、希望>>続きを読む
先日、娘の入学式(新1年生)を終え、お祝いも兼ねて家族記念にと映画館へ。
ディズニー不朽の名作「ダンボ」を、奇才ティム・バートンが実写リメイク。
アニメ版とは違うオリジナル脚本で、少し不思議でスリリン>>続きを読む
天使は戦いの果てに、何を見いだしたのだろう。愛か、使命か、それとも復讐か…?
木城ゆきとの原作コミックをベースに、ジェームズ・キャメロン製作×ロバート・ロドリゲス監督で描くSFアクション・スペクタク>>続きを読む
MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)第21作 「キャプテン・マーベル」 。
これはすべての女性に贈る、女性のためのアンセムのような映画だ。
これまでにもブラック・ウィドウやワスプ、DCなら>>続きを読む
非常に評価が分かれる作品というのも頷ける問題(?)作。
細田監督ならではの隅々まで描き込まれた繊細な描写や、懇切丁寧な分かりやすいテーマと演出、ときにコミカルでシリアスな独特の世界観を受け入れられるか>>続きを読む
海底王国アトランティスの存亡をかけ、水生種族の王族と人間の混血であるDCヒーロー、アクアマンの誕生と活躍を描いたバトルアクションかと思いきや、これはヒーロー映画の意匠をまとった、ジャンルの枠を飛び越え>>続きを読む
幼い頃に、親に連れて行ってもらった映画館。
そこは、まるで夢のような世界だった。
娘にとっても、この時間がいつまでも消えない、夢のような思い出でありますように。
久しぶりの家族鑑賞は、ディズニー名>>続きを読む
なんて痛々しく、そしていとおしい映画なんだろう。
マーゴット・ロビーが全身で表現する彼女の半生、華々しくも不条理すぎるその生きざま。
当時、様々な憶測を呼んだ「ナンシー・ケリガン襲撃事件」を関係者の>>続きを読む
なんて素敵な映画なんだろう!
生まれつき“普通とは違う”顔のオギーとその家族、そして彼に関わった人物たちの奇跡的な物語。
誰しも何かしら自身のパーツにコンプレックスを持っていると思うけど、オギーのそ>>続きを読む
今年初めての親子鑑賞はこの映画。
アーケードゲームの悪役ラルフとプリンセスのレーサー、ヴァネロペが再び大騒動を引き起こす!
今度の舞台はウィーフィー、じゃなくてWi-Fiの電波に乗って果てしなく広がる>>続きを読む
アメリカ・ワイオミング州の雄大な雪景色の下、先住民居留地(ウインド・リバー)を舞台に繰り広げられるクライム・サスペンス…と単純にはカテゴライズできないほどの、重厚な人間ドラマに圧倒された。
実話ベー>>続きを読む
トム・クルーズ、3~4回死んでるよね?…と思わざるをえない体当たりスタントアクションの連続で、ハラハラドキドキ、息もつかせぬ展開は間違いなくシリーズ最高作!どころか、近年のアクション大作でもこれに勝る>>続きを読む
「時の流れは残酷だ」
最近、昔ながらの友人や好きだった彼女と飲む機会があって、若かったあの頃を懐かしんで少し感傷的になったりしてたんだけど、ハッピーなABBAの曲に乗せて「今の自分が最高に幸せ!」っ>>続きを読む
2019年、最初の映画鑑賞は実家に子どもを預け、夫婦で観に行ったこの作品。
予告編のドラマチックで感動的なイメージを期待していたら、意外にもシリアスで重い展開に息が詰まりそうだった。
まず、主演ふた>>続きを読む
まず始めに、音楽史に残るこの偉大なバンドを、様々な障壁を乗り越え、再び現代に甦らせてくれた製作、監督、俳優陣に心からの感謝を捧げたい。
「ライブに行くノリで、映画館でビールでも飲みながらボラプ観に行>>続きを読む