ともぞうさんの映画レビュー・感想・評価 - 14ページ目

JUNK HEAD(2017年製作の映画)

3.0

ストップモーションアニメ。たった1人で7年もかけてこの作品を作り上げた情熱は凄い。ただ、世界観やストーリーを含めて、あまりハマらなかったかな。

〈あらすじ〉
はるか昔、環境破壊によって汚染された地上
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マイ・ブロークン・マリコ(2022年製作の映画)

3.1

唯一無二の親友が自殺。その親友は幼少期より父親に虐待を受け、彼氏もDV野郎ばかり。中高生の頃からリストカット癖があり、友達に彼氏ができたら死ぬという面倒くさい女子。でも、その親友との関係を大切にするや>>続きを読む

エノーラ・ホームズの事件簿2(2022年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

1より事件はスケールアップ。シャーロックとの兄妹愛、貴族青年との恋愛も深みが増した。あとは、最後のシャーロックへの来訪者がワトソンで「おっ、そう来たか!」となり、良かった。

〈あらすじ〉
探偵となり
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エノーラ・ホームズの事件簿(2020年製作の映画)

3.4

シャーロックホームズの妹が主人公。16才の誕生日になぜか母親が失踪。2人の兄が戻ってくるが、その1人がシャーロックホームズ。母が残した暗号をヒントに、ある貴族の青年の危機を救う。推理はそれほどだが、い>>続きを読む

アーカイヴ(2020年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

エクスマキナっぽい雰囲気。でも、欧米人は本当にロボットが人間みたいな感情を持って、人間にいろいろ嫉妬したり復讐したりみたいなストーリーが好きだなぁ。あとは、なぜ研究所が山梨、ドアには夢の文字。変な日本>>続きを読む

夜の来訪者(2015年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

1人の女性が自殺をする。ある警部が来て、話をすると家族全員が彼女に関与していた。警部は死神だったのか?貧しくても高潔な彼女と金持ちだが階級や体裁ばかりを気にする家族。地味だが上手い俳優さんばかりで見応>>続きを読む

ステップフォード・ワイフ(2004年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

永遠に美しく…に似た気味悪さ。この街に住むご婦人は皆、理想的な奥様でロボットのよう。実は脳にチップを埋め込まれて、ロボットのように改造されていた。最後は元に戻った奥様たちに叱られて買い物をさせられる男>>続きを読む

探偵はBARにいる(2011年製作の映画)

3.6

えぐいシーンもありながら、シリアスになり過ぎず、かと言って変なコメディにもならない絶妙なバランスを大泉洋がキープ。途中、何をやってるんだろうと思うが、最後はすべてのピースがスッキリ繋がる。素直に面白か>>続きを読む

陽だまりの彼女(2013年製作の映画)

3.2

このレビューはネタバレを含みます

上野樹里はとんでもない秘密を抱えていた…それは、記憶障害で幼い時の記憶がなかったのだ。と思いきや、上野樹里は猫の化身だったというトンデモな結末。

〈あらすじ〉
取引相手を訪ねた新人営業マンの浩介(松
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ポプラの秋(2015年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

幼い女の子にとって、大好きだった父親を亡くしたショックは相当なものだろう。さらに、母親も魂が抜けたようになってしまったら。それでも健気に振る舞う本田望結がいじらしい。亡くなった父に手紙を書くことで心が>>続きを読む

思い出のマーニー(2014年製作の映画)

3.1

このレビューはネタバレを含みます

イギリス人作家、ジョーン・G・ロビンソンによる児童文学を、スタジオジブリが舞台を北海道に移してアニメ映画化したファンタジー。
喘息の療養のため田舎の親戚宅にきた少女が仲良くなった不思議な少女は、実は自
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ライオン・キング(2019年製作の映画)

3.3

実写のように見えるものも実写でなくフルCG。動物の動きとかの作り込みも素晴らしい。ストーリーは凡庸だけど。

〈あらすじ〉
アフリカのサバンナの王国プライドランドに君臨する偉大なる王、ライオンのムファ
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ハウルの動く城(2004年製作の映画)

4.0

ダイアナ・ウィン・ジョーンズの著書「魔法使いハウルと火の悪魔」を基に、少女と魔法使いの恋をとおして、生きる楽しさや愛する歓びを描いた宮崎駿監督作品。
恋愛と戦争。ある意味、ジブリらしいテーマだが、後半
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弱虫ペダル Re:GENERATION(2017年製作の映画)

3.3

第3期。3年生が卒業し、小野田坂道が2年生になって新チームでのインターハイ。やっと覚えたメンバーが卒業し、新入生を覚えないといけず、ちょっと忙しなかったかな。

〈あらすじ〉
夏。昨年のインターハイを
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弱虫ペダル Re:ROAD(2015年製作の映画)

3.4

第2期。仲間のサポート、ライバルとの激闘。死闘を制して小野田坂道が僅差で箱根学園を破ってゴール。優勝を勝ち取る。

〈あらすじ〉
総北高校入学を機に自転車ロードレースと出会い、その世界に足を踏み入れた
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弱虫ペダル Re:RIDE(2014年製作の映画)

3.3

初の劇場版。アニメ第1期シリーズで描かれたインターハイでの激闘をオリジナルの新規カットを加えて新編集。巻島と小野田の2人で東堂の実家の旅館に行き、3人でインターハイの初日と2日目を語らいながら、振り返>>続きを読む

神々の山嶺(2021年製作の映画)

3.7

漫画の大ファン。登山家のパッションが伝わる。なぜ、命を懸けてまで山に登るのか。漫画で羽生が言い放った「山がそこにあるからじゃない、俺がここにいるからだ!」という言葉を思い出す。

〈あらすじ〉
人類初
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ラスト・アクション・ヒーロー(1993年製作の映画)

3.1

シュワが作ったアクション版ニューシネマパラダイス。アクション映画をパロディしたシーンの数々とチョイ役で出てくる俳優陣も豪華。T2の新型の警官がチラッと出てくるし、そのT2の主人公はスタローンになってた>>続きを読む

ママ、ごはんまだ?(2016年製作の映画)

3.0

一青窈のお姉さんの一青妙さんの自叙伝。台湾の大金持ちのお父さんに見そめられ、結婚して台湾に渡った母。苦労が絶えなかったろう。でも、その父が若くして癌で亡くなる。明るく女手ひとつで娘2人を育てるも、その>>続きを読む

コンフィデンスマンJP 英雄編(2022年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

劇場版第3弾。どんでん返しが好きなので、今作も素直に楽しめた。ただ、やはり慣れは出てきたかな。ボクちゃんが手玉に取られ、ダー子が一枚上手でしたという展開も、最後は先代のツチノコが全部持っていくという展>>続きを読む

オケ老人!(2016年製作の映画)

3.6

最初の下手くそ加減とか気付いたら団員が急増してたりとか世界的指揮者が日本に来て自由に動き回り、素人老人オーケストラの指揮を振ることを提案したりと突っ込み所満載だが、細かいことを言うのではなく、下手くそ>>続きを読む

奇跡のリンゴ(2013年製作の映画)

3.6

天才と何とかは紙一重。11年も掛けて成功したから美談になるが、失敗のまま終わった可能性も大いにあったと思う。まさに、勝てば官軍。
健気な家族だけに中盤の不憫さが胸に迫り、辛かった。なぜ、1、2面の畑だ
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ザ・ファイター(2010年製作の映画)

3.2

良い映画だが、実話に基づいているので、それが制約になったかもしれない。ろくなマッチメイクをせず、9キロも体重差のある相手と戦わせる母と兄(クリスチャンベイルのヤク中の兄役の演技は素晴らしかった)頭の悪>>続きを読む

blank13(2017年製作の映画)

3.3

借金を残して失踪した父。残された母と息子2人は極貧の生活を余儀なくされる。許せないが、やはり家族だから、どこか心の底からは憎めない。特に弟は幼かった時の父とのキャッチボールを思い出してしまう。そういう>>続きを読む

漁港の肉子ちゃん(2021年製作の映画)

3.0

とても良い話だと思うが、どうも刺さらず。病院でキクコの生い立ちを話すシーンでの肉子のキャラがあまりに酷くて興醒めしてしまった。最後も無理やりさんまを出さなくても良かったのに。

〈あらすじ〉
お人よし
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阪急電車 片道15分の奇跡(2011年製作の映画)

3.0

大阪市出身で、宝塚にも数年暮らしてた者としては懐かしい風景の数々が嬉しいし、俳優も関西出身者を多数使っているので、言葉の違和感も少ない。ストーリーは薄めだが、ほっこりした感覚が残る。そんな作品。

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あしたのジョー 劇場版(1980年製作の映画)

3.5

子供の頃、見ていたアニメの画風が懐かしい。街の不良少年が少年院で宿命のライバルと出会い、出所後にボクサーとして対戦する。ノーガード戦法で殴り合うとかめちゃな演出が多々あるが、昭和の熱さにそんなことは吹>>続きを読む

映画おしりたんてい スフーレ島のひみつ(2021年製作の映画)

3.5

見た目はおしり、推理はエクセレントな名探偵“おしりたんてい”が活躍する人気アニメの劇場版第3弾。途中でクイズが入ったり、子供が喜びそうなポイントがいくつもある秀逸なアニメ。

〈あらすじ〉
年中風が吹
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この道(2018年製作の映画)

3.0

北原白秋。詩人として名前は知ってるが、どのような人かは知らなかったので、勉強になった。女にだらしなく、隣家の人妻に入れあげて、3度の結婚歴などこの時代の文筆家って大概な人が多いなと思う。エンディングソ>>続きを読む

大奥(2010年製作の映画)

3.0

男が集う大奥。設定は面白そうな感じがしたが、それだけだったか。ひょろりとしたニノが男の中の男みたいな設定は(ファン以外は)合わないと思う。

〈あらすじ〉
男だけを襲う謎の疫病が席巻して8割の男が死に
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ボクの妻と結婚してください。(2016年製作の映画)

3.0

映画の良し悪し以前に、この設定が受け付けなかった。自分が癌になって、余命わずかになれば、やっぱり最初に家族のことを心配するだろう。でも、本人の意向も確認せずに再婚相手を見つける。再婚相手には騙して見合>>続きを読む

アイネクライネナハトムジーク(2019年製作の映画)

3.2

題名は、オーストリアの音楽家ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルトの同名楽曲から採られており、「アイネ(ある)クライネ(小さな)ナハト(夜の)ムジーク(曲)」という意味。
自分の人生は完璧ではないし
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ジュリエットからの手紙(2010年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

原題は「ジュリエットへの手紙」
邦題と主客が逆転してるのが面白い。50年前に書いた手紙にソフィーが返事を書いたことで、50年前に結ばれなかった彼に会いに行く旅に出る。2人は50年越しの恋を実らせ結婚。
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テラビシアにかける橋(2007年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

いじめられっ子の2人が心を通わせ、いつしか空想の世界で遊ぶ。その無二の親友が事故で亡くなる。多くの人が喪失感に包まれる。最後は空想の世界が兄妹の前に表れ、みんなの再生が見えるという深いい話。

〈あら
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ファイナル・プラン(2020年製作の映画)

3.2

68才のリーアムが53才のケイトに一目惚れして、銀行強盗を止めて自首する。最初の設定こそ無理あるが、テンポ良くラストまで話が進む。リーアムが1人も殺さず、復讐を果たすのも小気味良かった。

〈あらすじ
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スペシャリスト(1994年製作の映画)

3.1

合計7回の爆破シーンの迫力と、主演の2人が繰り広げる濃厚なラヴシーンが見どころという宣伝だったが、スタローンはラブシーンが本当に似合わない。工場のようなアジトの爆破シーンもそれほど迫力を感じず、ちょっ>>続きを読む