イギリス伝統のUKロックの世界、MTVの手法でシェークスピアを撮ったのがデレク・ジャーマン監督なのだと思います。
これは蜷川幸雄演劇の「蜷川マクベス」とか中世と現代のリミックスでその独特の世界観によっ>>続きを読む
中世✖️近未来パンクSF。
エリザベス一世女王と魔術師ジョン・ディー、更には妖精アリエルが時空を超えて近未来パリへ。
言わばデレク・ジャーマン版『ファウスト』ですね。
それと古典と現代詩のリミックスみ>>続きを読む
それ迄仮にでもあった物語性がどんどん無くなっていって、画家で言えばそれ迄は何かの対象を描いていたのがカタチが無くなって抽象絵画になって行く過程みたいな、映像による抽象的・散文詩的な作品だと。
キリスト>>続きを読む
鈴木先生がいない『鈴木先生』
だから解決してくれる、助けてくれる人がいない。
登場人物はみんな美しくて頭がいい。
だからこそ何かしら「ここでは無い何処か」を目指して日常の世界から非日常を求めて行ってし>>続きを読む
「夫を掌で転がす妻」的な古臭い価値観は山田洋次が未だにやってる世界に相通ずる物がある→『妻よ薔薇の様に』の今までメイドロボットみたいに働いてた妻が突然いなくなって家族が右往左往する様とか日本でしか通じ>>続きを読む
「シュルレアリスム・マカロニ・ウェスタン」
「マカロニ・ウェスタンの極北」
等と形容され、ホドロフスキー『エル・トポ』やジム・ジャームッシュ『デッドマン』にも多大なる影響を与えた作品らしい。
ウィリ>>続きを読む
「人口調節審議会」なる組織に殺し屋の暗殺テストとして無作為に選ばれた3人のうちのひとりに選ばれてしまった一見冴えない大学教授・桔梗真治(仲代達矢)は次々と現れる奇妙な殺し屋達を迎え撃つハメに陥る。
不>>続きを読む
4Kリマスターは見られなかった。
Netflixで久々に鑑賞。
徹底してリアリティを追求した黒澤明監督作品にしてはおかしい所が多々あって、劇中登場する三つの城は戦国時代のものではなくて高い天守閣を持>>続きを読む
誰も見てない(笑)
言わずもがな黒澤明監督『隠し砦の三悪人』にインスパイアされた『スターウォーズ・エピソード4』を大幅にスケールダウンと言うか劣化コピーしたのが本作品。
オリジナル要素満載でコピーを重>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
割引デーでちょうど休みもあったのでうちの奥さん(以下彼女)と本当はレディ・プレイヤー1を見ようかと思ってたんですが全く興味ないと言うので本当にこっち(アベンジャーズ)でいいの?と聞いて彼女はMCU一本>>続きを読む
フィルマークスやTwitterで映画についての皆様のお話しを読んでいると時々映画の内容より素晴らしいんじゃないかと思う文章に出会う事があって以下本作『MONSTERZ』について書いてる方がいたのですが>>続きを読む
評判悪い続編。
個人的には好き。
でも嫌いな所も沢山。
なので本作に対する気持ちは複雑。
『ジャスティス・フォーエバー』は『キック・アス』より寧ろジェームズ・ガン監督『スーパー!』に近い世界観の作品だ>>続きを読む
ジョージ・A・ロメロ監督『死者の国』
ロメロ《ゾンビ新三部作》第一作。
『死霊のえじき』より実に20年の時を経て完成したジョージ・A・ロメロの新たなるゾンビ・サーガの第一作。
当時、応募した試写会>>続きを読む
毎度しつこいのですが『死霊のえじき』のオリジナル脚本版のスケールの大きさ、様々な舞台で展開するストーリーやアクション、あれが実現していたらな~と思います。
今からでも遅くないので作って欲しいです。
監>>続きを読む
幕末4大人斬りの一人で最も人を斬ったと言われる岡田以蔵。
古くは勝新太郎氏、最近では佐藤健氏などが演じてますが。
磔の処刑となった岡田以蔵が怨霊と化し時間と空間を超えて様々な場所、様々な時代であらゆる>>続きを読む
『アベンジャーズ』で殆ど一人であの面々を相手に一手に悪役敵役を担ってたロキって本当にキャラクターとして魅力的だし、それを見事に演じたトム・ヒドルストンって凄い役者さんだと思うのと、『エイジ・オブ・ウル>>続きを読む
「突然変異的に現れた天才映画作家劇場長編第一作」の惹句に偽りなし。
デヴィッド・リンチ『イレイザーヘッド』塚本晋也『鉄男』の如く清原惟監督にとっての第一作にしてα(アルファ)でΩ(オメガ)である最高傑>>続きを読む
「80年代のいつか」の台湾、違法な賭場から逃げた男女を発端とするサスペンスともスリラーとも言えない奇妙な映画。
窓からヌッと出てくる拳銃の禍々しさ。
夫と妻、若いカメラマン、そして少女。
少女の悪戯電>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
デラクルスとミゲルの一族の関係は『JOJO』のDIOとジョースター一族の関係では。
デラクルスのヘクター殺害と、それが齎したのはヘクターの死だけではなく一族から音楽を奪うと言う「呪い」迄掛けられてしま>>続きを読む
アナ雪の続きを無理矢理作る必要はないのでは。
本番(リメンバーミー)前の前座の短編としては時間が長い。
劇場は日曜でほぼ満員。
家族連れも多く途中でお子達は飽きてた(笑)
『アナ雪2』やるみたいですが>>続きを読む
聖なる鹿殺しVS必殺するめ固め!!(意味なし)
『必殺するめ固め』とは『ねじ式』で知られる漫画家つげ義春氏による短編漫画。
『聖なる鹿殺し』と言うタイトルを聞いた時何故か瞬間的に『必殺するめ固め』が浮>>続きを読む
最終チャプターは「未完」
「カフカの草稿はここで終わっている」で唐突に終わる。
カフカの長編『審判』『城』『失踪者』は何れも未完。
カフカの三つの長編のうち特に『城』の凄さって「何も起きない」事をここ>>続きを読む
この『追想』と言う邦題とポスターヴィジュアルが何かフランス文芸大作みたいで損してると思う。
タランティーノの『イングロリアス・バスターズ』の元ネタで、『ダイ・ハード』及びその元ネタの『大陸横断超特急』>>続きを読む
この頃の塚本晋也監督の作品大好き。
もちろん今も好きですが。
ある種、神がかっていた。
『鉄男』からの初期からメジャーへ行く過程の中初期?作品。
『鉄男Ⅱ』のブルーとオレンジがここでも効果的に使われて>>続きを読む
リンチの『イレイザーヘッド』に匹敵する、塚本晋也監督の実質的長編第1作にしてα(アルファ)でありΩ(オメガ)の最高傑作(だと思う)
明らかに『ミートボールマシン』にも影響を与えていてこっちが鉄ならあっ>>続きを読む
新宿の冷たくブルーに光る都市風景と燃える炎と融ける鉄のオレンジ。
メカ、銃器化する人間。
あの箱みたいな鎧のデザインは完全に現代美術。
後半は金属化銃器化し増殖融合を繰り返す鉄男と「やつ」のハイテンシ>>続きを読む
たしか『六月の蛇』公開時のインタビュー、塚本晋也監督がメジャーレーベルで映画を取り始めた頃ですが「やっぱりファンのリクエストが多い『鉄男Ⅲ』がやりたい」と話していて『鉄男』の大ファンであるタランティー>>続きを読む
鈴木光司の原作・小説『リング』と映画『リング』は同じ話しながら、その内容は全く違う。
その根幹を成す「貞子の呪い」そして「山村貞子」の存在その物が全く違っていて、そもそも小説の方はホラーですらなくSF>>続きを読む
最近ではザ・マミー等、女優の「学者」が出てくるハリウッドアクション系映画は大抵駄作。
うちの奥さん(中原中也〈現実のではなくてストレイドッグスの方です〉ファン)に誘われ鑑賞。
正直、TVシリーズは見てましたが映画に行くほどのファンではない位のスタンス。
しかし!超面白かった!!見に行っ>>続きを読む
『借りぐらしのアリエッティ』『思い出のマーニー』と来て米林宏昌監督の作りたい映画はコレジャナイ感が強いんですが。
米林宏昌監督が影響を受けた作品て『魔女の宅急便』『千と千尋の神隠し』等、所謂「ジブリ作>>続きを読む
広島への原爆投下、そして戦後の焼け野原の川沿いに出来たスラム街「原爆スラム」
権力とヤクザの癒着により原子力発電所が建設されようとしている破怒流地区(ばとるちく)は正に未来に出現した幻想の原爆スラムだ>>続きを読む
ジュラシックパークのシリーズに特に思い入れはなし。
見たのは1作目と本作のみTVで。
みんな恐竜が暴れまくるのを見たいのであって人間はどうでもいいのは分かりますが、出てくる人間馬鹿すぎません?
何か一>>続きを読む
今更レビュー。
映画におけるCGの、今は当たり前になった映像技術の正にエポックメイキング。
この先たとえどんなに映像技術が進んだとしても劇場で見た、あの最初に登場する恐竜ブラキオサウルスの衝撃を超える>>続きを読む
検索するとジャンル名がカルトだったりミュージカルだったり、つまりそんな感じの映画。
ラジー賞・最低歌曲賞ノミネート。
公開当時テレビCMで黒人男女三人がノリノリに歌っててそれに合わせてカンフー?で戦う>>続きを読む