ブタブタさんの映画レビュー・感想・評価 - 33ページ目

エンドレス・ポエトリー(2016年製作の映画)

5.0

“書を捨てよ、街に出よう”
まるで寺山修司の演劇の様に黒子が現れ現実の街を幕で覆い「セット」に作り変える。
前作『リアリティのダンス』の少年期から青年期へ、現実と幻想が交錯する、南米チリの太陽の光と乾
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マグニフィセント・セブン(2016年製作の映画)

2.5

このレビューはネタバレを含みます

評判いいのが不思議。
単に自分に合わなかっただけですね。
やっぱり主人公チザム以外の動機が不明。
金でなし復讐でなし。
インディアン戦士は死に場所を求めて~みたいな感じと理解したけど、あんなキレイにメ
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皆殺しの天使(1962年製作の映画)

4.5

何年か前に多数の犠牲者を出し大惨事となった韓国の地下鉄火災を撮影した一枚の写真を見たのですが、車内に煙がモウモウと立ち込めているのに乗客はみんな座ったままで電車は止まっているのに誰も逃げようとしない。>>続きを読む

ひまわり(1970年製作の映画)

4.0

うちの奥さんには僕が行方不明等になった場合はもう早い段階で諦めて、好きな人が出来たらさっさと結婚して下さい、その方がいいと言ってるのですが。

マツコ・デラックス氏が『ダンサーインザダーク』と並び好き
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踊る大捜査線 THE FINAL 新たなる希望(2012年製作の映画)

-

世界の亀山(もういい)
フジテレビの一番良かった時代、バブルの残滓の最後の残りカスが踊るシリーズだったのかも。
奥さんが踊るシリーズのファンで一緒に見に行きました。
ここまで酷い映画ってこの世にあるの
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ブレイブ ストーリー(2006年製作の映画)

-

世界の亀山モデルアニメ第一弾。
レモ第一の挑戦みたいに1作だけで止めておくべきだった。
声優に非声優のタレント吹替えが並んでるのを見てもジブリを意識してるのが分かりますけど。

亀山千広は失脚しました
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幕が上がる(2015年製作の映画)

3.0

世界の亀山モデルの筆頭監督になる筈だった本広克行監督作品て事でフィルモグラフィ見てるだけで「わーうんこ(失礼)」な監督だし期待せずに鑑賞。

ももいろクローバーZは凄い人気で、それに応じた凄いグループ
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マイティ・ソー バトルロイヤル(2017年製作の映画)

4.2

『マーベルチャンピオンまつり・ソー対ハルク 宇宙最大のバトルロイヤル!!』

ゴジラ後期の全盛期(或いは下り坂)の『東宝チャンピオンまつり』か、はたまた今はなき『東映まんがまつり』でやってた『マジンガ
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ゲット・アウト(2017年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

~戦慄の人種差別ホラー~
見終わってみてあー成程と、「ブラックジョーク」「ブラックコメディ」とはこの映画自体にも掛かってるんですね。

何度も出てくる、白人キャラクターが言うセリフ「オバマに3期目があ
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ブレードランナー 2049(2017年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

完璧な続編。
なので『ブレードランナー2049』と言うこの作品だけでは成立していなくて、これは飽くまでも『ブレードランナー』の「後日談」で二本続けて見てこそ完成される作品だと思います。

ブレードラン
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GODZILLA ゴジラ(1998年製作の映画)

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本当なら『原子怪獣現る』のリメイクが諸処の事情で『GODZILLA』に変更されたと最近知りました。
それなら面白いモノができる訳ありませんね。

どう見てもゴジラでないゴジラと呼ぶのもはばかられるオオ
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インデペンデンス・デイ:リサージェンス(2016年製作の映画)

-

片岡鶴太郎先生を見るとローランド・エメリッヒ監督を何故か思い浮かべます。
「芸術家」「巨匠」「先生」等と呼ばれたいのに呼ばれない「あーあの(笑)」と半笑いで語られる様な何やっても外してる具合が。(鶴太
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最後の家族(2016年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

ひとことで言うと悲喜劇。
ベクシンスキー画集の解説文にベクシンスキーの絵画は遠い未来を描いてる~とあったのですが、ベクシンスキーの絵は科学が進み過ぎて人工生命や人工知能による第三次大戦・第四次大戦後の
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DARK STAR/H・R・ギーガーの世界(2014年製作の映画)

4.0

同時期公開の『エイリアン・コヴェナント』でのエイリアン、と言うかギーガー・デザイン率の低さ。
それを払拭してくれた本作。

リドリースコット監督の興味はもう「エイリアン」から「アンドロイド」に移行して
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八つ墓村(1977年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

数ある『八つ墓村』の映像化作品の中でも最高傑作ではないでしょうか。
なんと言っても他の映像化作品がほぼ原作通りの「八つ墓大明神の祟り」の伝説を利用した実は財宝目当ての連続殺人だったのに対し、本作も途中
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八つ墓村(1996年製作の映画)

1.5

当時、今で言えば西島秀俊(うちの奥さんもファン)ディーンフジオカみたいな人気だった豊川悦司を金田一耕助に据えてもう一度角川書店が仕掛けたメディアミックス「横溝正史ブーム」を起こそうと思ったのか?
目論
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13F(1999年製作の映画)

3.0

原作小説のタイトルは『模造世界』で
ライナー・ベルナー・ファスビンダー監督がTV映画化して先ごろ日本でも公開された『あやつり糸の世界』と同じですが約4時間の大作でファスビンダー監督の独自のシュルレアリ
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亜人(2017年製作の映画)

2.0

踊る大捜査線の監督の作品何か一生見にいく事は無いと思ってたのですが。
これはもう映画じゃなくてusjとかにあるなになにライドとかですね。

憤死した実写JOJO(未見)みたいな只のコスプレショーにだけ
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ファンタズムV ザ・ファイナル(2016年製作の映画)

4.5

~『ファンタズムV・ザ・ファイナル』公開記念~
これは正にバトル・ホラー版『ドグラ・マグラ』
開巻、黒ベストにリボンタイのお馴染みのスタイルで主人公レジーが登場。
四連式ショットガンを手にまるでマッド
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ファンタズム IV(1998年製作の映画)

3.5

~『ファンタズムV・ザ・ファイナル』公開記念~

ファンタズムも四作目になって来るとホラー映画と言うより壮大なサーガと化してきて話しも完全にSFになってきます。

トールマンの前世?は南北戦争時代の医
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ファンタズム III(1993年製作の映画)

3.0

~『ファンタズムV・ザ・ファイナル』公開記念~

前作で助けたヒロインがバラバラにされて死んでるって情け容赦のなさが素晴らしい(『エイリアン3』を思わせる)マイク&レジーの冥府魔道の旅も3作目。

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ファンタズム II(1988年製作の映画)

3.5

~『ファンタズムV・ザ・ファイナル』公開記念~

この『ファンタズム』に関してはネタバレは殆ど意味をなさないのでネタバレ全開であしからず<(_ _)>

前作から8年後、マイク少年はトールマンの事を周
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ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅(2016年製作の映画)

3.0

魔法動物がたくさん居るあの魔法空間だけをずっと見ていたいな~と思いました。
ハリーポッターはそんなに入れ込んで見てたわけでないので。

『エイリアン・コヴェナント』のヒロイン、キャサリン・ウォーター
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蠱毒 ミートボールマシン(2017年製作の映画)

5.0

オープニング。
予告でおなじみのラッラッラララ〜ラ〜ラ〜ラ〜♪ラッラッラララ〜ッラ〜ラ〜ラ〜♪
の唄にのって画面いっぱいに現れる「壷」
毒蛙・蠍・毒蜘蛛・蜈蚣・毛虫、毒をもった生物が次から次へと壷の中
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ヒルズ・ハブ・アイズ(2006年製作の映画)

4.0

『ドーン・オブ・ザ・デッド』に並ぶオープニングのカッコ良さ。
more and moreの曲に乗って核実験のきのこ雲やベトナム戦争の枯葉剤、放射能の影響による奇形児の標本とフリークスがモンタージュで次
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グリーン・インフェルノ(2013年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

最近見た『エイリアン・コヴェナント』に何か似てると思ったんですが、よく考えたら「バカな集団が異界(田舎、別の惑星など)に行くと怪物(または基地外集団)が居て酷い目に合う」のは古き良きホラー映画の基本パ>>続きを読む

地獄(1999年製作の映画)

1.0

『明日死能シリーズ第二弾』は本当なら『忘八武士道・さ無頼』何ですが明日死能が丹波哲郎でなく伊吹吾郎何ですよね。
正直ガッカリかつ明日死能のキャラクターは丹波哲郎あってこそ、座頭市が勝新以外ありえないの
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宇宙戦争(1953年製作の映画)

4.0

なんと言ってもあの宇宙人のデザイン。
グレイタイプでもタコ星人でもなく、クラゲが進化した?みたいなカエル星人。
身体の真ん中に丸い赤青緑の目。
あれは放射能マーク、ハザードマークを表してる様にも見える
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宇宙戦争(2005年製作の映画)

1.5

スピルバーグ監督てどう凄いの?(頭悪い映画ファンの意見‪( ᐛ )‬)ルーカス監督はスターウォーズ作ったので凄い人だと解るのですが(更に頭悪い人‪( ᐛ )‬)
唯一映画館にお金払って見に行ったスピル
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エイリアン:コヴェナント(2017年製作の映画)

1.0

このレビューはネタバレを含みます

思えば『エイリアン』から約40年ぶりのリドリースコット監督によるエイリアン(プロメテウスはカウントせず)なのにこのガッカリ感。

言いたい事は山ほどありますがそれもこれも虚しいばかり。

本作大コケに
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機動戦士ガンダム THE ORIGIN 激突 ルウム会戦(2017年製作の映画)

-

このレビューはネタバレを含みます

引っ張って引っ張って間を開けたせいでうまく繋がらず最後は微妙な感じで終わった『コードギアス・亡国のアキト』と同じ轍を踏みそうな予感がヒシヒシと感じてるのですが。

『激突!ルウム会戦』と銘打ってるのに
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ダンケルク(2017年製作の映画)

2.5

このレビューはネタバレを含みます


僕の奥さんが声優の吉野裕行さん(代表作『弱虫ペダル』の荒北靖友など)の大ファンでライブやイベント等に付き合わされているのですが吉野裕行さんが所属する音楽レーベル「Kiramune」の吉野裕行・浪川大
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ザ・コア(2003年製作の映画)

3.0

『伊集院光の深夜の馬鹿力』で伊集院さんが紹介してたのを聞き見ました。
科学考証無視でハリウッド映画論的なもので映画を作ると正にこんな映画が出来るという見本みたいな映画。

聞きしに勝るトンデモ映画。
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エイリアン3(1992年製作の映画)

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『ターミネーター』と『エイリアン』はもう誰が作ってもダメ何でしょうか...
両シリーズに共通してるのは『2』が大ヒットして内容も評価されていて最高傑作の誉れも高くジェームズ・キャメロンが監督してるとい
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エイリアン4(1997年製作の映画)

2.0

アンドロイドが1=おっさん、2=おっさん、3=おっさん、と来てついに4作目で美少女(ウィノナ・ライダー)に。
因みに新シリーズでは美中年(マイケル・ファスベンダー)ですが。

エイリアンの魅力は天才H
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新感染 ファイナル・エクスプレス(2016年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

『釜山行』

あのセンスない邦題つけた奴は万死に値します。

韓国からやって来た現時点でゾンビ(パンデミック系全部含めて)映画の世界最高傑作(断言)

特急KTX内の逃げ場のない閉鎖空間の中のゾンビ・
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