ブタブタさんの映画レビュー・感想・評価 - 39ページ目

野火(2014年製作の映画)

5.0

IMAX3Dで見たい。

森林の緑と青い空の美しさ。
そしてスミベタの様な、そこだけ画面に穴が開いたみたいに真っ黒焦げの焼死体の様な日本兵。
大東亜戦争末期のフィリピン・レイテ島にて。
トラトラトラニ
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ジョニーは戦場へ行った(1971年製作の映画)

4.5

重い辛い。
無間地獄。
これと『野火』をセットで見れば戦争がしたい、戦争は外交手段なんてお気楽な事は言えない筈。

ただ笑えるシーンや楽しいシーンもある。
ジョニーが見世物にされて見世物一座と砂漠を行
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SPACE BATTLESHIP ヤマト(2010年製作の映画)

-

黒木メイサの出る映画にろくなものなし。
あとキムタクの顔くり抜いたみたいにしなくていいんですか?
ここネット上ですよ。
ジャニーさん。
youたち一列に並んでジャニーさんじゃなくてファンに謝れ。

ディーパンの闘い(2015年製作の映画)

4.5

カンヌ・パルムドール作品との事で、またテーマが内戦から逃れてきた難民のお話しと言う事で骨太な社会派ドラマかと思っていたのですが、かなりエンターテインメント性が高いアクション映画でした。
前半とクライマ
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クリーピー 偽りの隣人(2016年製作の映画)

4.5

奇しくも同日公開の『貞子vs伽椰子』と同じく本作も「バケモノにはバケモノをぶつけんだよ!」の如く結果的にはモンスター対モンスターの映画でした。

とは言え高倉(西島秀俊)はまだギリギリ人間の所謂サイコ
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BRUCE LEE in G.O.D. 死亡的遊戯(2000年製作の映画)

2.5

評価不能作品。
資料としての価値はあるけど、追加されたセミドキュメンタリー(?)の部分はかなり無理がある。
何よりブルース・リー役の人が全然似てなくて始まって暫くは「この人誰?」と本気で思ったレベル。
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ゴーストライダー(2007年製作の映画)

1.0

1.2纏めての感想としては詰まんない映画でした。
以上。
何よりニコラス・ケイジのバイクに跨る姿が絵にならないと言いますか、変身ヒーロー・マーベルヒーローを演じる俳優としてニコラスさんは合ってないと思
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イット・フォローズ(2014年製作の映画)

4.0

戦慄の「志村後ろ後ろー!」系ホラー。

怖さよりも話しの面白さや限定された空間における如何にそのゲームをクリアするかと言った部分に特化したタイプのホラー映画だと思います。

グラフィックで美しい映像は
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日本で一番悪い奴ら(2016年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

ピカレスクロマンと言うには主人公・諸星はカリスマ性を持った常識を逸脱した悪ではありません。
やってる事は飽く迄組織の為、北海道の治安の為、「正義」が自分の中に常にあってその為なら何をやってもいいと言う
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FAKE(2016年製作の映画)

1.0

参考
【NHKスペシャル 魂の旋律~音を失った作曲家~」】
神山典士『ペテン師と天才』

新垣隆『音楽という《真実》』

古賀淳也『魂の旋律 佐村河内守』

こうやまのりお『みっくん、光のバイオリン』
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ニセ札(2009年製作の映画)

-

木村祐一って何してる人間なのかよく解らないけど松本人志とかに寄生してヨシモトでは権力者の様に振る舞ってて周りがへーコラしてるのがたまらなく不快です。
一応「お笑い芸人」(?)なのに何にも面白い事ないし
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暴力人間(1997年製作の映画)

3.5

~『白石晃士の続・名古屋征服宣言』にて鑑賞~
学校や職場での理不尽なパワハラや軍隊の様な異常な上下関係。
Q大学映画研究部での「新入生歓迎コンパ」と称する一気飲みの強要、裸にして芸をさせる等の屈辱的行
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超・暴力人間 デラックス(2014年製作の映画)

4.0

~『白石晃士の続・名古屋征服宣言』にて鑑賞~
コンビニとかでよく売っている「実録犯罪」雑誌のオマケDVDの撮影をする白石監督。
どこかの山の中でインタビューを受ける自称・正義の味方と言う男=江野祥平。
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バチアタリ暴力人間(2010年製作の映画)

3.0

~『白石晃士の続・名古屋征服宣言』にて鑑賞~
インチキ心霊ビデオ部分を抜き主役二人を美青年に、酷い目に合うも本質的には同じクズである白石監督をキレイなお姉ちゃんにした物が『ディストラクション・ベイビー
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貞子vs伽椰子(2016年製作の映画)

4.0

ホラーモンスター同士の対決企画としては『フレディvsジェイソン』『エイリアンvsプレデター』
実現しなかった企画として『ヘルレイザー(ピンヘッド)vsハロウィン(ブギーマン)』もあったそうです。
実現
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劇場霊(2015年製作の映画)

-

~『貞子vs伽揶子』公開前のおさらいをかねて~余りにも評判悪いので避けてたのですが『リング』の監督の現時点でのホラー最新作でもあり『貞子vs伽揶子』公開前と言う事でついに見たのですが、う~ん見なきゃよ>>続きを読む

カルト(2012年製作の映画)

1.9

~『貞子vs伽揶子』公開前のおさらいをかねて~

正直う~ん(;-ω-)ウーン。
この作品だけはのれなかった。
万引きイクナイ!ダメッ(乂ω′)
ネオ様はカッコイイけど普通にイケメンなのでちょっと(
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残穢 住んではいけない部屋(2016年製作の映画)

4.2

ホラーの短編をオムニバスでやるのではなく一本の映画に纏めると言う形。
『キャビン』はホラーモンスターのアベンジャーズでしたがこれは日本的な怪談(及び幽霊)のアベンジャーズだった(かな?)
久保さん(橋
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ディストラクション・ベイビーズ(2016年製作の映画)

4.5

『レクイエム・フォー・ドリーム』が「ドラッグダメ!ゼッタイ!」映画であったように本作は「暴力ダメ!ゼッタイ!」
映画だったなと。
映画としてこれ程面白いにも関わらず、暴力描写をアクションや娯楽ではなく
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オカルト(2008年製作の映画)

4.5

~『貞子vs伽揶子』公開前のおさらいを兼ねまして~

発端は通り魔殺人とその犯人・松木に奇妙な傷=紋様を背中に付けられた男「江野祥平(以下江野君)」を廻るドキュメント。

中盤はネカフェ難民で派遣労働
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ACACIA-アカシア-(2008年製作の映画)

1.0

レビュー少ない!誰も見てないのか、語るべき価値も無いのか。

かく言う自分も辻仁成の本その他本人の写真含めて関わるモノを一切眼球に映したく無い程中山美穂前夫の事が虫酸が走る程嫌いなのですが、自分の人生
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グランド・ツアー(1991年製作の映画)

4.5

デビット・トゥーヒー監督は新世紀のジョン・カーペンターだと密かに思ってます。

牛露田先生のマンガ『タイムマシンにお願い』(重版出来!より)とはこんな作品ではないでしょうか?
と思うくらい面白い!
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ザ・ハルマゲドン/ワーロック リターンズ(1993年製作の映画)

4.0

昔見た記憶の元に書いてますが、悪魔と契約した魔道士と神の戦士との戦いと言う中二病全開のお話に燃え(萌え)ました。
1回死んで生き返るとあら不思議、神の戦士の出来上がりとか。
ヒロインは確か『ヘルレイザ
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少女椿(2016年製作の映画)

3.5

TORICO監督はインタビューを読むと熱狂的丸尾末廣ファンでマニアであり、この映画そのものが丸尾先生へのファンレターであり『少女椿』の映像化と言う二次創作で同人誌なのかな?と思います。

自分も熱狂的
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テケテケ2(2009年製作の映画)

3.5

~『貞子vs伽耶子』公開前のおさらいを兼ねまして~

本作も白石晃士監督作品だったのですね。
基本は非常にシンプルなイジメグループへの復讐劇。
超能力がテケテケに代わっている、キャリーではなくスーから
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カラスの親指(2012年製作の映画)

1.6

最初の1時間は面白かったです。
石原さとみと男が登場する迄。
原作があって映画化だから仕方ないのですが、どんでん返しとか伏線が見事に回収されて全てのパズルのピースが最後にはまるタイプの話に余り興味がな
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ヒメアノ〜ル(2016年製作の映画)

4.5

森田剛さんの芝居を見たのは3回目でPARCO劇場での芝居『鉈切り丸』と大河ドラマ『平清盛』と今回の『ヒメアノ~ル』ですが。
『鉈切り丸』はシェークスピアのリチャード3世を源平合戦に置き換えた話で森田剛
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ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー(2014年製作の映画)

4.8

DCの方で失敗した『グリーンランタン』をマーベルの方は『ギャラクシー~』で見事成功させたと感じました。

地球でのお話とは別に宇宙でも話が進んでいて、やがてそれがひとつのストーリーで合流する。

70
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ジョン・カーター(2012年製作の映画)

1.0

Eバローズ『火星シリーズ』が原作の本作。
原作はSF冒険ファンタジーの古典であり傑作ですが映画化された本作は一言で言うと「つまんないスターウォーズ」
失敗の原因はもう既に色んな方が分析なさってますが『
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ウルヴァリン:X-MEN ZERO(2009年製作の映画)

3.0

『デッドプール』公開前のおさらいも兼ねて。

評判が悪い本作ですが、確かにウルヴァリン誕生編として話しを詰め込みすぎ説明し過ぎな所もありますが、ストーリーはさておきアクションに特化した部分、ストライカ
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太陽を盗んだ男(1979年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

ポール・マッカートニーの来日コンサートが中止になった時、ステージに菅原文太が出て来て「ポールなんか来やせんのじゃーい!」と言うシーンが頭に浮かびました。

自分の部屋で原爆を作った中学教師・城戸(沢田
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戦慄怪奇ファイル コワすぎ! 史上最恐の劇場版(2014年製作の映画)

4.0

~『貞子vs伽耶子』公開前のおさらいを兼ねまして~

鬼に金棒、キチガイに刃物、工藤Dに金属バット。

如何にもインチキくさいメンバーによるオカルト番組の体(てい)で始まり、後半ターボがかかりそのまま
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少女革命ウテナ アドゥレセンス黙示録(1999年製作の映画)

4.5

TVシリーズ一挙放送に合わせ久々に映画版鑑賞。
寺山修司の前衛演劇と宝塚的美少年美少女たちを配しエンターテインメントとして面白く見せる『ウテナ』は幾原監督の最高傑作だと思います。

色んな解説・考察サ
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イレイザーヘッド(1976年製作の映画)

5.0

デヴィッド・リンチの原点にして頂点。
処女作で最高傑作。
始点で極点。
アルファでありオメガ。

フォロー先アカウント様がスチームパンク的オールドSFの様であり、ミニマムでありマキシマムであると仰って
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ドグラ・マグラ(1988年製作の映画)

4.0

……ブウウ———ンン———ンンン…………。
ハァ~チャカポコチャカポコ...

ソフト再販により約20数年ぶりに鑑賞。
探偵小説三大奇書の一つ・夢野久作『ドグラ・マグラ』の映画化。
あの難解な原作をス
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仮面ライダー1号(2016年製作の映画)

3.5

ギャレス・エドワーズ監督の『GODZILLA』はゴジラ映画としては100点、映画としては0点と誰かが書いてました。
『仮面ライダー1号』は藤岡弘、映画としては100点、映画としても仮面ライダー作品とし
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