さくらんさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

さくらん

さくらん

映画(309)
ドラマ(2)
アニメ(0)
  • List view
  • Grid view

パワー・オブ・ザ・ドッグ(2021年製作の映画)

3.3

単館上映だった為スケジュールが中々合わず、一度は見るのを諦めた作品。
アカデミー賞効果で東京でもまた上映され、観に行く機会ができた。

全体的に、超保守的な田舎社会で人の出入りも限られた封鎖的な社会を
>>続きを読む

THE BATMAN-ザ・バットマンー(2022年製作の映画)

4.3

今までマイケル・キートンからジョージ・クルーニー以外の4人のバットマンを観てきたが、1番人間臭くてリアルだった。

今までの作品では、悪役がメイクアップをしたり、衣装が奇抜だったり、キワモノっぽい描か
>>続きを読む

アンチャーテッド(2022年製作の映画)

3.7

ザ・アドベンチャー作品で、アクションに見応えあり。

ではあったが、全編を通して困難や、障がいがそれほど大きくなく、トントン拍子に話が進む。
突っ込みどころも多いが、大丈夫感が滲み出ていて、安心して観
>>続きを読む

白い牛のバラッド(2020年製作の映画)

3.1

ストーリーの大半は、色々な人の葛藤が描かれていて、イラン映画にしては丁寧だと(失礼!)観進めていたが、結局はどこまでも主役のミナ主体の作品だった。

夫の古くからの友人と関わるようになり、少しずつ喪服
>>続きを読む

ナイル殺人事件(2022年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

私見だが、アーミー・ハマーは、プライベートでの報道が相まって、最初から悪人にしか見えない。
しかも知り合ってすぐ、金持ちの女性に乗り換え、スピード結婚なんて腹黒さバレバレだし。
元カノも急に現れるなん
>>続きを読む

ドリームプラン(2021年製作の映画)

3.4

クレジットで、原題の『KING RICHARD』って映し出された時は、何処の王様の話かとなんだか笑けてしまった。
邦題では『ドリームプラン』と、父娘が文字通り夢をつかむような素敵なネーミングを採用した
>>続きを読む

オペレーション・ミンスミート ーナチを欺いた死体-(2021年製作の映画)

4.1

イアン・フレミングが発案した非現実的な作戦メモのひとつ『トロイの木馬作戦』が、対ナチスとの戦況を変えるのにひと役買った作戦。

1つの作戦を練って、準備をするのに数か月、実行に移すのにも機を見て数か月
>>続きを読む

選ばなかったみち(2020年製作の映画)

3.3

レオは、なんと辛い人生を送ってきたのかと共感しかかって、はたと、気づいた。
作品名は『選ばなかったみち』だったと。

でも別のみちを進んだとしても、こんなネガティブなイメージしかできなくなるのが、認知
>>続きを読む

フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊(2021年製作の映画)

3.8

ウェス・アンダーソン監督のおもちゃ箱をひっくり返したような小洒落た世界観や、4コマ漫画のように言葉足らずで淡々と進む展開が何とも楽しい。

突然死した編集長の追悼号を、残された編集者達が作り上げていく
>>続きを読む

355(2022年製作の映画)

3.7

女性が前面に出てしっかりアクションをしていてカッコイイ作品だった。

どんなシステムにも侵入できる素晴らしいデバイスだが、世界中のバイヤー達に知られるのが早すぎやしないか?どんなビジュアルなのかも、使
>>続きを読む

私はヴァレンティナ(2020年製作の映画)

3.7

Filmarks試写会にて。
ストーリーはシンプルでわかりやすかった。

ヴァレンティナは、両親、親しい友人に恵まれているのは良い事だが、外出先でLGBTと知れた途端に冷たい扱いを受ける日々。

母親
>>続きを読む

ブラックボックス:音声分析捜査(2021年製作の映画)

4.0

面白かった。
墜落事故の構図自体は至ってシンプルだったけど、その事故が起こった事による利権が絡み合って、真相を隠蔽しようとする人達。

対して、原因を解き明かそうとする音声分析官のマチューにも過去のト
>>続きを読む

ハウス・オブ・グッチ(2021年製作の映画)

3.3

お金は人を狂わせるって本当だな。
ほんの30年程前にこんなスキャンダラスな事が起こっていたなんて、全く知らなかった。
GUCCIと言えば、ハイブランドの1つだという認識しかなかったし、そのブランド1つ
>>続きを読む

クライ・マッチョ(2021年製作の映画)

3.4

暴力少なめ、ほとんど誰も傷つかない、ほのぼのロードムービー。

恩返しをする相手よりもだいぶ年上だし、家族を亡くしたと言っても、妻と息子と言うよりは、娘と孫と言う感じ。
恋をするにも『マディソン郡の橋
>>続きを読む

アイム・ユア・マン 恋人はアンドロイド(2021年製作の映画)

3.6

ファンタジー作品。
将来、実現しそうで、有り得なさそうなストーリー。
結局ハッピー・エンドだったのかどうかも良くわからない。

アルマは、自分の理想をふんだんに盛り込んでアンドロイドをオーダーしたけど
>>続きを読む

スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム(2021年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

先に誤ってネットニュースで大切なネタバレを目にしてしまったので、会場での感動は薄れてしまった。
けど、けど、わかっていてもやっぱり次々と現れるアンドリューとトビーを見たら、うるうるしてしまった。

>>続きを読む

ラストナイト・イン・ソーホー(2021年製作の映画)

4.2

上映終盤、すべりこみで観に行ってよかった!
中々タイミングが合わず、この作品はスクリーンで観られないかなと半分諦めながらもずーっと気になっていた作品。

いつの間にかストーリーに引き込まれて、途中無意
>>続きを読む

ドント・ルック・アップ(2021年製作の映画)

4.0

最高に酷いブラックコメディだった。
褒め言葉で。

出演が演技派俳優ばかりで、ギャグもシリアスなシーンも全力で、会場でゲラゲラ笑ったのは昨年の『フリーガイ』以来。

あと6ヶ月14日後に地球が滅びると
>>続きを読む

MONSOON/モンスーン(2020年製作の映画)

3.1

両親の遺灰を故郷に還す為に30年ぶりに生まれ故郷のベトナムに帰ってきたキット。
両親を還すべき場所を探しながら、サイゴン、ハノイと自分のルーツを辿り、人生を模索するロードムービーの様な側面もあり。
>>続きを読む

ダーク・ウォーターズ 巨大企業が恐れた男(2019年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

1970年代、冒頭のシーン。
夜更けに立入禁止区域に忍び込んで湖(池)で泳ぐ若者達が出てくるが、この湖の水面がすでに泡立っていて、不気味な雰囲気を漂わせる。
若者達は月明かりの下、気持ち良さそうに水遊
>>続きを読む

スティルウォーター(2021年製作の映画)

3.3

Filmarks試写会にて。

とにかく長い。
構想に10年かけているせいか、製作者の思いがダダ漏れで、ストーリーに障らない日常のシーンが多かった。
内容的には、2時間程度にまとめても十分伝えられると
>>続きを読む

悪なき殺人(2019年製作の映画)

3.8

脚本はとても面白い。
田舎町の限られた人達で繰り広げられるこぢんまりとした話かと思いきや、急に舞台がコートジボワールに飛んでびっくりした。
確かに冒頭の山羊が謎だったし。

どのキャラクターにも同調で
>>続きを読む

キングスマン:ファースト・エージェント(2020年製作の映画)

4.0

確かに『キングスマン』誕生までのストーリーだった。
私は何を先走っていたのか、先週観に行った『マトリックス』のせいか、途中からキングスマン達が活躍するんだと思い込み、登場を待ち侘びていたので、ストーリ
>>続きを読む

モスル~ある SWAT 部隊の戦い~(2019年製作の映画)

4.0

また1つ、紛争地での実話が元となっている辛い作品。

自国から指名手配をされながら、ISと戦い、ミッションの為に命を掛けていくSWATの隊員たちのストーリー。
元警察官の精鋭部隊であるが故に、ISから
>>続きを読む

マトリックス レザレクションズ(2021年製作の映画)

4.0

この世界観が帰ってきた!
とにかく面白かったぁ。

最近の続編ブームの流れで、『作らない方が良かったんじゃない?』という作品が散見される中、期待値低めで観に行ったのも幸いしたかな。

ちゃんと時間が経
>>続きを読む

パーフェクト・ケア(2020年製作の映画)

3.8

やはりアメリカは法の力が強大。
法は弱い者の味方のはずだと思うけど、悪用する人間も実際に多いのかな。
最初にラストが読めてしまった。
途中のバイタリティあふれる展開には少し驚かされたけど、ラストの捻り
>>続きを読む

フォーリング 50年間の想い出(2020年製作の映画)

4.2

父親は、超保守的と言えば聞こえがいいけど、ただの気性が激しい昭和初期のモラハラ種。
そんな父の為に怒りをグッとこらえて接していく健気な息子との複雑な関係を描くストーリー。

父親は認知症も相まって誰に
>>続きを読む

エターナルズ(2021年製作の映画)

4.0

キャスティングがよかった。
今アンジー?サルマ?って思ったけど、今までマーベルにもワーナーにも出ていない役者達がちゃんと各キャラにぴったりハマってた。
けど、人種やマイノリティに配慮がされすぎている様
>>続きを読む

レッド・ノーティス(2021年製作の映画)

3.4

Filmarksオンライン試写会にて。

コメディがすっかり板についてきたロック様、ライアンと、キュートなガル3人のドタバタ劇。
ガルは今まで見た中でも、表情が豊かで鼻歌まで披露してくれて、一番かわい
>>続きを読む

モーリタニアン 黒塗りの記録(2021年製作の映画)

3.7

とにかく拷問、虐待が酷すぎてしばらくは、本作の事を思い出したくなかった。
アメリカでは、同じアメリカ人が容疑者だったとしてもここまでむごい所業がなされるんだろうか?
もし日本で同じ様に外国人によるテロ
>>続きを読む