
小雨降る秋の日、女子大生ひな子(渡辺雛子)が寺の境内を歩いている。毎年、母の命日には父の圭一(古舘寛治)と墓参りに訪れていたのだが今年はひな子一人であった。ふと母の墓前に一輪のコスモスの花が供えられているのが目にとまる。母が亡くなってから17年、祖父母も鬼籍に入っており他人の影を感じることはなかったひな子は不審に思う。携帯電話が鳴る。受話器の向こう側では飛行機が欠航になり墓参りには来られないことを告げた上で、「たまらん」と漏らす圭一の声が聞こえる…。
その扉の先にはかなえたい未来があった。 マラソンランナーとしてオリンピックを目指していた海斗(佐野岳)。しかし、怪我を理由に現役を断念する。その後は市役所に勤め、無気力な日々を過ごしてきた…
>>続きを読む非西欧圏で初めてノーベル文学賞を受賞したラビンドラナート・タゴール。イ ギリス植民地時代のインドを生きたこの大詩人は、詩だけでなく歌も作ってお り、その数は二千曲以上にものぼります。「タゴ…
>>続きを読む匂いに敏感な、ひのき(17)は、亡くなった父が残した全国のミニシアターで観た映画の感想が書かれたノートを見つける。 ある映画館だけ場所がわからず、匂いのメモや、感想だけが書かれていた。 コ…
>>続きを読む― カフカの『審判』を現代の東京を舞台に映画化 ― 現代の東京。銀行員の木村が30歳の誕生日の朝、自宅マンションのベッドで目覚めると、部屋にはふたりの見知らぬ男たちが佇んでいた。彼ら…
>>続きを読む京都の嵐電の街。鎌倉からやって来たノンフィクション作家の平岡衛星は、嵐電の走る線路のそばに部屋を借り、嵐電にまつわる不思議な話を集める取材を開始する。そこには、衛星と衛星の妻・斗麻子が、且…
>>続きを読む大学卒業間近の冬。美千留のもとに、会ったことのない腹違いの妹から1通の手紙が届く。そこには、幼くして生き別れになった父親のことが綴られていた。手紙を読んで以来、今まで気にかけもしなかった父…
>>続きを読む春にして死を夢みたあなたが、ずっと嫌いでした。 3年前に恋人を亡くした27歳の滝本初海。音楽教師を辞めたままの穏やかな日常は、亡くなった彼からの手紙をきっかけに動き出す。元教え子との遭遇、…
>>続きを読む頼れる親のいない環境で育った⽂直とその妹、なぎさ。広い世界を求めるように、成⻑した⽂直はなぎさを残し、ひとり故郷を後にする。三年後。偶然訪れた⼼霊スポットのトンネルで、⽂直はなぎさの幽霊に…
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