ひと夏のファンタジアの作品情報・感想・評価

ひと夏のファンタジア2014年製作の映画)

한여름의 판타지아/ Midsummer's Fantasia

上映日:2016年06月25日

製作国:

上映時間:96分

3.8

あらすじ

「ひと夏のファンタジア」に投稿された感想・評価

ネウ

ネウの感想・評価

3.8
なんて心地の良い映画なんだろう。演技とドキュメントの狭間で、不思議な感覚になる。一部と二部の意味を知らずに見てたけど、白黒とカラーの使い方が絶妙で、そのせいで今見ている場面は架空なのか現実なのか分からなくて不思議な感覚になるんだけど、それがまたちょうどいい感じで心地いいの。寂しい日本の男の演技やふたりのやりとり、雰囲気もすごくリアル。そんなリアルの中に架空があったりしてすごくドキドキした。好き!
直人

直人の感想・評価

3.0
2014年日本/韓国作品。キム・セビョク主演。

プロデューサーが河瀬直美さん。
二部構成になっていて,前半後半の違う役を同じ役者が演じている。

ドキュメンタリーっぽい造りだが,それは計算。
こういう映画が好きな人にはいいんだろうが,一般ウケはしなさそう。

大事件は起きない。
でもそれが日常。
nagashing

nagashingの感想・評価

3.5
ホン・サンスから皮肉っぽいユーモアを引いてノスタルジックな情緒を加えたような映画。個人的には、かゆいところに手がとどいてなかなかいい感じだった。廃校のシーンにおけるカメラ位置の反転とか、つながっていないようでつながっている二部構成の差異も絶妙。Aパートは、フィクション、ドキュメント、ドキュメントをよそおったフィクションが混淆。幽霊すら現出させる、現実と虚構の境が融解する複層的な構成と、異邦人の目からとらえられる異世界感がたまらん。街のPR映画として一級品。たいした観光資源もないのに行ってみたくなっちゃう。
紫色部

紫色部の感想・評価

3.0
2018.7.7 GYAO!

ホン・サンスと最良の諏訪敦彦を足して3で割った感じ。日本語を頑張って話すキム・セビョクの振舞いから匂い立つ長回しの空気感にやられる。
えりこ

えりこの感想・評価

3.8
心地よい余韻に浸っています。
奈良県五條市を舞台に、二部構成になっている作品。

一部は韓国から来た映画監督と通訳が地元の人たち(これが見た感じどうやらリアル地元民たちではないかと…)に取材しながら小旅行する展開。

二部は多分、その映画監督が作った映画を映像化したものではないかと。
これが良い!なんとも自然で心地よいんですよ。
出演している方々は多分そんなに有名ではないと思うのだけどそれがいい!有名俳優を使うとその人の強いイメージで色が付いてしまうので。
若干マニアックな作品ですが、個人的におススメです。
Canape

Canapeの感想・評価

2.5
2部構成。派手なことも特別なこともない。ただ一瞬輝いて消えていく花火のような淡い時間と過ぎていく夏の空気感が絶妙。1部は奈良県五條市にきた韓国人監督が地元民に話を聞くドキュメンタリータッチのフィクション。2部は一人旅行で同地を訪れた韓国人女性と地元男性の淡い夏の出来事。ここぞとばかりにぐいぐいアプローチしてくる寂しい男の感じとかリアル。素朴でいい人だけど苦手なタイプ。ほのぼのした食事風景も韓国人女性の食べ方がうるさくて苦痛。だけど二人の間には出会った時にはなかった何かが少しずつ積み重なっていく。ノスタルジーに吸い込まれるような感覚、旅行×夏マジックが花火と共に煌めいていたよ。何にもない静かなところに行きたくなる気持ち、わかるなぁ。
日本の田舎の良い空気感が心地良く伝わってくる、サラッと見れる作品。
近年、日本の監督よりも他国の監督の方が日本の古き良きに注目して、美しく表現してくれているなと感じたりします。
日本人としてもっと自国のことを知らなくてはならないな、と度々考えさせられます。

モノクロからカラーの切り替え。
食事しながらのゆるやかな会話と、純風の喫茶店が素敵。
yoko45

yoko45の感想・評価

3.9
 心のどこかにある昔の気持ち、忘れていた,いつか見たかもしれない光景、これらを呼び起こすような映画です。
 話の内容はとくに劇的な展開もなく、役者の演技に感心する訳でもないのですが・・男女の自然で微妙な間合いが心地良いです。
 この映画を観て一人旅をした女性が、出会いはなかった、主人公のような青年はいなかったとつぶやいたとか・・・現実の多くはこんなものでしょう。
 退屈とする感想も見受けられますが、とくに本作の第二章において私は自然体の中に幻想的なものを感じました。
奈良県五條市を舞台に、韓国人監督が作った作品。

二部構成になってて、一部は韓国人監督が五條市に映画のロケハンに来る話。モノクロで描かれる五條市の風景は、過去にタイムスリップしたような懐かしくも美しい。

二部は、韓国からやって来た女性と地元のカキ農家の青年のほのかな恋。ほぽ二人の会話だけ。線香花火のような儚い味わい。

同じ役者が一部二部で別人を演じているけど、二部作が上手くリンクしているかと言うと、ちょっと微妙。面白いとまでは言えないですが、その空気感には少し惹かれます。

ファンタジーというより、どこか懐かしい感じのする映画です。
河瀬直美、奈良、カンヌ……

いろんなバイアスかかった状態で見てしまう気がしてあとまわしにしてた作品

見てよかった

やや変則的な構成以外、そこにコトサラなモノコトはないのに、受けた衝撃が大きすぎてしばらく立ち直れそうにない感じ

濱口竜介「ハッピーアワー」「天国はまだ遠い」を見た時の感じに近いかも

映画、夢、演じること、そして恋……

それぞれが持つ秘密をさりげなく、でも確かに耳元で教えてくれる作品

スコアって、作品そのものというよりその時々の自分のメンタルと作品との呼応の度合いだったりするわけで、わりかしフラット、感度イマイチの時に見たこの作品のスコアはさほど高くしないけれど、ここ何年かである意味一番いい映画かも知れない

旅先での恋……

あの時、気持ちを言葉にしていたなら

イタリア、一人で山あいに向かおうと乗ったバス、発車間際に飛び乗ってきたのは、前の日に会った彼女その人で

彼女の上気した頰、汗で貼りついた後れ毛を今でも思い出す
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