2024年に観た映画の中でも、特にお気に入りの一本になった。
「長年会っていなかった認知症の父親」「再婚相手の義母の失踪」――この二つのキーワードだけでも、どんな物語が展開するのか気になってしまう…
まるで父親の認知の世界のように、現在と過去が行ったり来たりする。バイオレンス映画のようなオープニングの映像がエンディングで繋がって、意味がわかる。けど、結局のところ、視聴者にも義母の行方は明かしてく…
>>続きを読むタイトルにもある「不在」というテーマを扱った、哲学的視点を持つ作品となっている。
主人公にとって、父は幼少期から「大いなる不在」であった。しかし、義母にとっての父は、愛情と穏やかな日々を共に過ごし…
藤竜也さんが、終盤、髭面で一人で家の中で色々わからなくなっていくものと戦い、思い出すために一生懸命になっている姿が、晩年一人暮らしをしていた自分の父の姿と重なり、ふっと自分の思い出の世界にひっぱられ…
>>続きを読む25年前に母親と自分を捨てた父親が警察に保護され血縁者の息子である主人公に連絡が入る・・・・。
大学教授の経歴を持つ父親は過去の威厳を認知症によって失い別人格の男になっていた。
幻覚や妄想に…
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