ドント・ウォーリー・ダーリンの作品情報・感想・評価(ネタバレなし)

正直そこまで期待してなかったんだけど思ってたよりすごく面白かった
女の怒りを感じた、ここが一番の好きポイント
ルックもいいし終始漂う不気味で不穏な雰囲気がすごく好み
フローレンス・ピューほんとこうい…

• #yarw2024

話の展開はあるある。
そのあるあるの展開にフェミニズムが絡んだ感じ。
男の理想の世界に女を閉じ込めて、それを打破したい人もいればそれでいいという人もいる。
平面的な画面が沢山でてきて作り物感が強い。…

美しい画面から紡ぎ出される何とも言えない息苦しさ、閉塞感，恐怖…、理解が難しいけれど、いま私たちが置かれている世界が現実では生き辛くても、現実ではない理想郷に閉じ込められることを喜んで受け入れられる…

ストーリーも展開もとても良かった。
徐々に壊れていく現実、暴かれていく嘘、答えを与えすぎずに推理する面白さもあった。
ただ、根本的にとても痛かったのが、主人公に全く魅力がないところと、物語のほとんど…

単なるサイコスリラーにとどまらず、認識論的な寓話として示唆に富んでいる。
表層は1950年代的な完璧な生活のノスタルジアに彩られているが、その完璧さが虚構であるという構造はまさにプラトンの洞窟の比喩…