2022-124-121-003
2022.8.17 チネチッタ Scr.9 チネチッタデー
短文感想
「たまらんぜ、萬月。
何が悲しくて、こんな小説を書く。」
この文章が浮かびます
花村萬月…
「(父は内戦で亡くなったという不明確な情報に対して)未知変数から始めるな」という数学者の台詞通り、その後は事実のみが積み上がる。ストーリー自体の時系列と情報の出し方が凄すぎる。ぼんやりと全体像が見え…
>>続きを読む自分が何者なのか知りたければ過去を辿る旅をすればいい、その結末が無慈悲で残酷なもだとしても…
耐えがたき事実の積み重ねの先に真実はある、其の衝撃的真実に人間は耐えられるのか
惨たらしい醜さや…
ドゥニドゥルヌーブス作品にハマって来ました。
かつて母が通過した真実に、子供達が辿り着いた時の衝撃が凄まじかった。
音楽も無く、複数に分かれるパートタイトルが静かに恐ろしい物語を開いていき、良かった…
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