カール・デオドア・ドライヤー監督の遺した脚本を、同郷デンマークのトリアー監督がリスペクトを込めて映画化したギリシャ悲劇。 デビュー作「エレメント・オブ・クライム」から連なるヨーロッパ3部作の間に制作…
>>続きを読む「メディア」
冒頭、波打つ怪しげな別世界の風景の中に倒れ込む1人の女。カメラは海中へと進む。複数の王と子供、裏切りと命令、王冠と毒と殺人、安住の地、約束、結婚式。今、王と国の事柄が映る…本作はラー…
全然運動がない。停滞感が明白で、カメラを振り回してるだけの印象。確かにトリアーらしく王女メディアのキャラクターは複雑で、画一的な二項対立からはかけ離れていた。だが絶望や葛藤の描き方(容赦なさ)が物足…
>>続きを読むノーザンライツフィルムフェスティバルにて鑑賞。
観る前までメディアってどんな話だっけと思っていたのだけど、ドラクロワの絵を思い出し、トリアー監督、そしてタイトルの影で鬱映画の予感を察する。
全体的…
とにかくひっでえおはなし。
不吉なタイトルデザインに嫌な予感。
見事に的中。ち、ちくしょう胸糞わりいぜ…
でも映像体験としてはすごい。
常に吹く強風が、麦畑も海も何もかもをざわめかせる。こんな…
カール・テオドア・ドライヤーが戯曲化したギリシャ神話を、トリアーがテレビムービー用に作った作品……ということを、親切な前置きではじめて知ったw
そもそも神話自体が強力な悲劇なので、トリアーの頭がお…
"人生は闇への道のり。
その行為は神のみぞ知る"
穏やかな海に漂流しているかのような船。
馬があてなく走りまわる蹄の音。
風が舞う荒れた草原に、
一本の古い木。
真上から自然と人を切り取る様な視…