この監督特有の静かで冬の日本海側の天気のようなどんよりした空気が画面に広がる。しかも170分の長尺、退屈しそうなもんだけど、これが全く眠気も起きない。
よく考えられた印象的なシーンの数々、絵のように…
戦災孤児のエレニがやがて伴侶を得て旅芸人となるが時代の畝りが容赦なく襲いかかる。
近代ギリシャの歴史を準えて1人の女性の絶望までを描く物語。
とにかく美しいショットの連続とそれに反比例してどんどん…
アンゲロプロスらしい美しいショットとは裏腹に、世界大戦をめぐるギリシャがたどる運命をエレニを通じて見届けることになるが、これが実に辛い。
海を渡る人々、水浸しになった町並み、羊が吊られた木、水辺に置…
過去鑑賞
1919年頃。ロシア革命によってオデッサから追われ、難民となったギリシャ人の一群。冒頭の黒い服に身を包んだ人々の行列、父スピロスの葬儀、洪水に見舞われてボートに乗る一家4人、大量の白いシー…
2026年2本目
鑑賞日:1月3日
安定のテオ監督。マジックリアリズム的な演出はやはり素晴らしく、水辺などのランドスケープに対するこだわりも面白かったが、ど直球に悲劇的なストーリーは個人的にはハマ…
初見。
久しぶりに、映画の凄さに打ちのめされた。
冒頭、画面に映し出された平原を奥から手前へ歩いてくる数十人の黒い服を来た一団をとらえた遠景。川岸らしきところ(大きな水たまりにも見える)で立ち止ま…