Peter Barakan’s Music Film Festival2022、最終日に駆け込み。 『ブリング・ミンヨー・バック!』の最終回!! 日本のルーツミュージックの民謡をラテンやアフリカンビートとミックスし、リバイバルし、イノベートしている民謡クルセイダーズのドキュメンタリー。正直、民クルもちゃんと聴いたことなかったんだけど、めちゃくちゃ面白かった。 世界のルーツミュージックは数あれど、まさにこれがジャパニーズルーツミュージック。民謡もといMinyoの素晴らしさと可能性をしっかりと抑えつつ、現在進行形の民クルを取り上げ、ワールドツアーに同行。これは文化を残す、意義のある作品だし、世界に発信できるドキュメンタリー作品だった。 ボコタでのクンビアバンドとのセッションのレコーディング風景もそうだし、ライ・クーダが民クルを絶賛してるエピソード、コロンビアの少年が民クルのトランペッターの大ファンで涙ぐむシーン、岐阜の群上おどりの本能的なダンスシーン、民謡のルーツや歴史を丁寧に追っていくくだり、あげたらキリないけど、Minyoの素晴らしさが伝わる編集がGoodすぎた。いやぁ、かっこいい。 福生のハウススタジオの引きのカットとか、奄美の海の風景とか、カット割もいちいち沁みる。 音楽の素晴らしさを本能的に体感できるドキュメンタリー。 何よりも最初のシーンの出音が最高に、体の芯にきた。音楽ドキュメンタリーはこうでなくっちゃ。