(マーベル映画をほとんど観たことのない人間の感想です)
コメディを基調とした、痛快なアメコミ映画だなという印象。
主人公をはじめ、登場人物は全員自分勝手なわがままでてんで好き勝手に動いている。
でも、協力しないと脱出できない状況に陥り、やむを得ずしぶしぶ力を合わせることになる。
とはいえ、もちろん、チームワークはめちゃくちゃ。
このちぐはぐな感じでだんだんとチームになっていくのが、おかしいし楽しい。
全員がある意味でぽんこつなので、強力な敵を前にすると成す術がない。
やる気もないから、「これは無理だな」とみんな簡単に諦めてしまう。
この、落ちこぼれがチームを組む、というのは親近感が湧くし、日本の少年マンガにもよくあるタイプの物語だから、日本人にも受けがいいだろうなぁと思った。
そして、やっぱり落ちこぼれが立ち上がり、チームになるのは気持ちいい。
ビル倒壊のシーンはその真骨頂だろう。
トラウマの中を旅する、という敵との戦い方もとても興味深い。
この部分には、アメコミ映画を超えた面白さがあるなぁと感じた。
そこでチームか集結するという展開も熱すぎる。
コメディのバランスもいいし、観ていて気持ちのいい要素も十分。
あんまりいろいろと考えずに、素直に楽しむなら最高の一本だろう。
アベンジャーズって何? って人間でも面白く観れたし。
あと、これは余談で。
自分はこの手の映画があんまり好きじゃないんだな、と再認識した。
いや、間違いなく面白い映画だとは思うんだけど、なんか入り込めない。
これは完全にこっちの問題。
映画に罪はないです。