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『ぼくたちの哲学教室』に投稿された感想・評価

kuu

kuuの感想・評価

3.8
『ぼくたちの哲学教室』
原題 Young Plato
映倫区分 G
製作年 2021年。上映時間 102分。
北アイルランド、ベルファストの男子小学校で実施されている哲学の授業を2年間にわたって記録したドキュメンタリー。
アイルランドのドキュメンタリー作家ナーサ・ニ・キアナンと、ベルファスト出身の映画編集者デクラン・マッグラが共同監督を務めた。

北アイルランド紛争によりプロテスタントとカトリックの対立が繰り返されてきたベルファストの街には、現在も『平和のあ1壁』と呼ばれる分離壁が存在する。
労働者階級の住宅街に闘争の傷跡が残るアードイン地区のホーリークロス男子小学校では『哲学』が主要科目となっており、『どんな意見にも価値がある』と話すケビン・マカリービー校長の教えのもと、子どもたちは異なる立場の意見に耳を傾けながら自らの思考を整理し、言葉にしていく。
宗教的、政治的対立の記憶と分断が残るこの街で、哲学的思考と対話による問題解決を探るケビン校長の挑戦を追う。
アイルランド・イギリス・ベルギー・フランス合作。

今作品は、ホーリークロス・ボーイズ小学校の校長ケヴィン・マカレヴィーが哲学の授業を通して、幼い生徒たちに共感力と個々の思考力を養おうとする姿を追う。

自転車輪行して来た京都。
ついでに立ち寄った劇場にて。
このドキュメンタリーは、2001年のホーリークロス紛争という歴史的背景のもと、北アイルランドのベルファスト、アードイン地区を舞台にしているドキュメンタリーでした。
少年たちと教師を観察すると、今作品はこの緊迫した社会政治的背景に我々を根づかせ、少年たちが日々直面する憎しみや偏見の層を剥がしてく。
生徒たちが自ら紛争を解決するために必要な手段を与えることがケヴィン・マカレヴィー校長の使命であり、彼は日々、共感とエルビス・プレスリー笑を駆使してそれに取り組んでいる。
今作品は観察ドキュメンタリーだけど、製作者側の干渉がなくても、マカレヴィー校長のプログラムは我々を自然に教育してくれる。
北アイルランドの暴力的紛争の歴史やホーリークロス紛争についての歴史的知識がなくても、途中で学ぶことができる。
今作品は最初、校長マカレヴィーのプログラムが持つ固有の価値観だけで我々を魅了してくれました。
しかし、小学校の歴史的背景と、それがホーリークロスの少年たちに与えた影響を明らかにしていくにつれて、この映画はさらに豊かになっていったかな。
このドキュメンタリーの時系列は、まず校長の教えの小規模な応用
『ドツかれたらドツきかえしてもエエんか?』
を見せ、次に大規模なもの
『互いに愛し合う、他人の立場を理解しようとする』
へと広げていく。
これらの教訓は、子供たち同士の関係、両親との関係、そして(理論的には)より広い地域社会との関係に適用されると思う。
例えば、生徒たちが校長マカーヴィーの教えを応用して自分の親に挑んだ例など。
ホーリークロス・ボーイズ小学校は
校長ケヴィン・マカレヴィーが哲学の授業を通して、幼い生徒たちに共感力と個々の思考力を養おうとする姿は慈愛に満ちてるが、破壊的な教授法のまとまったイメージを形成していた。
今作品は、"現場に居合わせたような "語り口で、被写体の人生を淡々と、そして、親密に映し出してたし、これによって、観てる側は語られるストーリーにどっぷりと浸ることができた。
感情的なつながりが高まり、忘れがたい視聴体験かな。
映画が展開するにつれて、社会により哲学的な考え方を取り入れることの潜在的な影響について考えさせられた。
先入観に挑戦し、内省と内省を促すことで、このドキュメンタリーは、我々を取り巻く世界の捉え方と関わり方を見直すよう誘う。
要するに、このドキュメンタリーは単なる物語集ではなく、人間の感情の深淵を探求する変容の旅であり、人生により思慮深く内省的なアプローチを受け入れることで生まれる、調和のとれた社会の発展の可能性を探るものかな。
今作品は、ホーリークロス男子小学校ちゅう切り口を通して、物語の力と人間経験の複雑さを改めて理解し、感動と感激の両方を味わうことができた。
重要なメッセージは、暴力は暴力を生むということ。
魅惑的な語り口、感情を揺さぶる場面、示唆に富むテーマとか、このドキュメンタリーは説得力のある作品でした。
心温まると同時に胸が張り裂けそうになる、傑作ドキュメンタリーかな。
ぶみ

ぶみの感想・評価

4.0
やられたら、やりかえす?
それでいいの?

ナーサ・ニ・キアナン、デクラン・マッグラ監督によるアイルランド、イギリス、ベルギー、フランス製作によるドキュメンタリー。
哲学を主要科目とする北アイルランドにある小学校の日常を追う。
北アイルランドのベルファストにあるホーリークロス小学校を舞台とし、ケヴィン・マカリーヴィー校長の授業風景を中心としたスタイルで展開していくが、ベルファストを舞台とした作品として真っ先に思い出すのが、ケネス・ブラナー監督による『ベルファスト』。
同作品では、1969年、北アイルランド紛争により街が分断される様が描かれていたが、何を隠そう、カトリック地域とプロテスタント地域を分断するベルリンの壁ならぬ、「平和の壁」がベルファストを中心に立ち並んでおり、今でも武装組織が存在することを、恥ずかしながら本作品で知った次第。
学校も鉄条網が張られた高い壁に囲まれるという物々しさに溢れており、本作品の主人公とも言えるスキンヘッドのケヴィン校長も、一見ジョン・マルコヴィッチかのような強面な風体なのだが、実はエルヴィス・プレスリーが大好きと、人間味溢れるお茶目な一面も見せてくれている。
そんな校長が力を入れる授業が、哲学。
哲学というと難しそうなイメージが漂うし、私自身も高校時代に履修した倫理の授業で触れたものの、正直何のこっちゃ。
しかし、ここで行われている哲学の授業は、「暴力は暴力を生み、けっして止まない」という信念のもと、対話や議論を通じて、ゆっくりと一つ一つ時間をかけながら生徒たち自身に答えを導き出させようという内容で、決して難しく考えることはないもの。
学校では、当然の如く、時にいじめ、時に喧嘩と様々な出来事が巻き起こるのだが、真剣に向き合う教師と、それに対して、これまた真剣に答えを出そうとする子どもたちの姿は、まさに魂の授業と言えるものであり、学歴偏重が残り、政治が価値観を押し付ける日本との雲泥の差に愕然とさせられることに。
とりわけ、少し考えればわかるのに、と思うような事件が当たり前のように報道され、その一つ一つに、匿名で罵詈雑言を浴びせたうえで、飽きたら消耗品かのように忘れ去られることが多い現代において、思考する、考える、という行為はもっとも必要なことではなかろうか。
前述のように、何が何やらだった高校時代の倫理の授業の中で、唯一今でも記憶に残っているのが、ソクラテスの言葉である「無知の知」で、無知であることを知るなんて考えたこともなかった自分にとっては、なかなか衝撃的だった記憶あり。
そう考えると、今の自分の根底には、その言葉が横たわっているのかもしれないと、改めて考えさせられ、年齢関係なく、思考する、考える、ということができる人間になるために、多くの人に観てもらいたいと思うとともに、校長の愛車がトヨタ・アベンシスだったのが印象的な良作。

哲学とは「問う」姿勢だ。
2022年3月に公開された、ケネス・ブラナー監督の「ベルファスト」で、北アイルランドでのプロテスタントによるカトリック住民への攻撃の歴史には触れてはいました。が、ドキュメンタリーで間接的にでもこの事が語られるとよりリアルに人間の愚かさが伝わります。
そのベルファストの街には平和の壁?と言われる分離壁が存在し、あちらこちらに闘争の傷跡が残っているのです。またこの地区では「ホーリークロス男子小学校」が“哲学”を主要科目とし、ケビン·マカリービー校長が日々奮闘しているのです。子供たちの“どんな意見にも価値がある”と言う信念のもと、哲学的思考と粘り強い対話で成長をアシストしている感じでしょうか。このドキュメンタリーは、小学校の哲学教室で子供たちの問題発言や問題行動のバックボーンに、ベルファストの近代史が少なからず影響していると言うことと、日本の「道徳」「倫理」等の“特別の教科”(現在の呼び名)との比較がテーマですかね。
哲学教室での子供たちの輝く瞳や、情熱を思い切り傾けている先生方が、ある意味正しい教育だと思われます。

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